意外な事実です。―1
お母様にレイお兄様、カイン叔父様。それに、シアとリズ、アンナ。あとはおまけのエドワードと共に王都に戻りました。マリンとヴィンスはアリー達がメトネーゼ子爵領に行くのについていくみたいです。ついでに、ヴィンスとアリーはルクソール子爵領にもその後に寄るそうです。マリンも付いていくかと思ったのですが、私の世話のために早めに戻るらしいです。それは悪いと休暇を出そうとしたら、「私以外の誰が、ルル様のお世話をするのですか⁈」と言われてしまいましたので、マリンのその言葉に甘えることにしました。
そして私は今、何故か王宮に来ています。
街に入るための門のところに着くと、何故かお父様がいてそのまま、私とシアは連れていかれたんです。今はフィル伯父様の執務室にいます。初めて入った場所です。私達4人しかいないのでつい、キョロキョロと見てしまいます。
「アレクシア・メラ・アルナティア、ルルシーナ・メラ・ルクナティア。」
フィル伯父様の雰囲気が変わりしかもフルネームで呼ばれて少し、気を引き締めます。今のフィル伯父様の顔は五大国の一つ、アルメラ王国の国王の顔です。普段、私達に見せるような優しいだけの顔ではなくてそこには苛烈さも交えていました。
「今から見せるのは王族にしか知らせない秘密の事である。無論、余だって最愛であるクリスティアにも伝えておらん。それだけ重要な事だと理解しなさい。」
「「はい。」」
フィル伯父様が執務室の本棚を少しいじると通路が出てきました。4人全員が通路に入ると自動的に閉じられ、真っ暗闇になりましたが、すぐさまフィル伯父様とシアが火を出して、明るくしてくださいました。
そして、暫く歩くと転移装置がありました。
…これ、失われた文明の一つですよね?どうしてこんなところにあるんでしょうか?もし、敵にここが見つかったら大変ですよ。
この先に何があるのかは知りませんけど、王族のみが知ること何ですから国家機密であってもおかしくないわけです。いや、ここに来るには王族の証であるペンダントを身に着けないと無理っぽいですし、あの本棚からここに来ようにも王宮の見取り図だけを見ると不自然な点はありませんけれども。それでも、「うーん。」となってしまいます。
私がそんな事を考えている間に転移装置は稼働し、私の目の前には白銀に輝くしなやかな巨体にくりくりとした綺麗な紫の瞳を持つ竜がいました。というか、この竜って……




