最高で、最悪な… 3
「まぁ、ズボンの方が楽だからという理由も確かにありますけど……」
「だったら、ワンピースでもいいじゃん。別に剣で戦っているわけでもないんだし。」
「そりゃあ、私は剣で戦えませんからね。私はエドワードみたいに剣を習っているわけではないですし。」
疑いの目で見られてますけど、ここには侍女もいるんですよ。私が剣を習っていることは一部の人を除き、秘密になっているんですから、しょうがないです。っていうことを、エドワードにテレパシーで伝えたらあっ。ていう顔になりました。エドワードはこんな感じで大丈夫なんですかね?これじゃあ、将来、社交界に出た時大変ですよ。
「そういえば、エドワードはどうやって帰るんですか?お父様たちはもう帰られてますけど。」
「え、ルルシーナ達と一緒に帰るけど。」
「は?」
いやいや、そんなことしたら何らかの関係があると言っているようなものなんですけど。この場にいるのは私達についてきた侍女や侍従しかいませんし、その人数も最低限だからいいものの。
「シア?ちょぉっと良いですか?」
「ルシー?どうしてこちらに?」
「良いからシア、スーデパロ・シールドです。」
人払いをして念のため防音の結界も張ってもらいます。シアが結界を張ったのを確認してから話し始めます。
「シア?どうして、こちらにエドワードがいるんでしょうねぇ?」
「ル、ルシー?どうして、怒っていらっしゃいますの?」
「クタクタになって部屋に戻るとなぜかエドワードがいたからです。」
私は休みたかったんですけど………なんて思っているのですが。頬を膨らまして怒っているアピールをします。つまりは、本気で怒ってはいません。少し、怒っているだけです。
「それは、申し訳なかったですわ。」
「むぅ。そうですよ。それで、エドワードだけ先に帰ってもらうなんてことは…」
「無理ですわね。レオン叔父様に連れてきてもらったのですから、帰りは結局わたくし達と一緒になりますわ。ですから、数日はルクナティア領にいる事になりますが……」
「はぁ。まぁ、仕方ないですね。お父様、帰っちゃいましたし。リズがいるのでまぁ、良いんじゃないですかね?」
「…そこは気にしていらっしゃらないのですね。」
?シアの言っているのはどういう意味でしょうか?良く分かりません。
というか、やっぱりシアにはバレてるんですかね?
本当にこれは、最高で最悪な誕生日プレゼントです。私のためによく考えられていて、それでいて考えられてないシアたちだからこそ出来る誕生日プレゼントですよ。




