最高で、最悪な… 2
「…とりあえず、疲れているのでいったん着替えに行っても良いですか?
媚び売ってくる人はいるし、最後の方にはサプライズと銘打ってフィル伯父様達が来るしでもうクタクタなんですよ。」
「えぇー。せっかく綺麗なのに着替えちゃうの?他も皆はお茶会の時に見れただろうけど僕は今しか見れてないんだよ?」
「この格好だと疲れるんですよ。まだ子供なのにコルセットをつけなきゃなんですよ?」
「コルセット……あ、うん。分かった。待ってるね。だけど、そのリボンは付けたまんまにしてくれない?」
コルセットと言ったら、コルセットが下着だからか、エドワードが微かに顔を赤くさせました。普段は恥ずかしいセリフを私に言ってきていますのに、コルセットは恥ずかしいみたいです。
そして、楽なワンピースに着替え終えて部屋に戻ります。
こっちで用意された私の部屋は3部屋あって、人が来た時の応接間。その続きにはソファやテーブル、本棚などがあって、その奥に寝室があります。後は、広々としたウォークインクローゼットやお風呂などの水回りも付いていました。…一体、いつ用意されていたんですかね?王都のルクナティア邸の私室と同じ作りで家具や壁紙といったものも王都と同じ、白と青が基調とされているものなんですよ。流石に、完全に同じものは用意されていませんでしたけど、似てはいるんですよね。凄いです。
そして、エドワードがいたのは応接間でした。
「お待たせしました。エドワードのお望み通り、リボンはそのままですよ。」
流石に、お茶会の時の髪型のままだったら可笑しいのでいつもと同じ、ポニーテールに変えました。ちなみに、ワンピースの色はリボンに合わせて薄紫色になっています。
「ほんとだね、ありがとう。にしても、ルルシーナのワンピース姿って可愛いね。いつも、ワンピースを着てたらいいのに。」
「会ったら毎回、魔法勝負を挑んでくるのはどこの誰でしょうね?」
まぁ、ズボンの方が楽だからという理由もあるんですけどね。別に12歳になって学園に入ったら、毎日、制服のワンピースを着るんですから、今ぐらい良いと思うんですよね。しかも、制服の丈がふくらはぎのところらへんまであるらしいんですよ。絶対邪魔ですよね。
「別にワンピースでも戦うことは出来るじゃん。」
まったく、エドワードはもう。思わず、ため息をついてしまいました。どうしてなのか、エドワードといるとため息をよくつくんですよね。




