最高で、最悪な… 1
お茶会がようやく終わりました。最後の方にシアに頼んで私達の周りにスーデパロ・シールドをこっそり展開してもらって、フィル伯父様にしっかりと仕返しをしました。その時近くにいたお母様とクリス伯母様の肩が震えてたんですけど、どうしてなんでしょう?お母様も怒っているわけではなさそうでしたし。
そして、ふらふらしながら、部屋に戻ります。
「うぅぅ、ベット。ベットに寝っ転がりたいです。」
「それは止めてください、ルル様。ドレスから着替えられましたら、今日くらいは目をつぶりますので。」
「分かりましたよ、マリン。着替えるまで我慢します。」
「お願いしますね。私は少し用事がございますので、お部屋で少々お待ちください。」
「え、マリン?着替えは、着替えはどうするのですか?」
「本来、ルル様につくべきだったベルーナ達がやってくださいます。」
「分かりました。」
ベルーナって初日に会った侍女の人ですよね。私はマリンだけでよかったんですけどその事がルーお祖父様に伝わってなかったのか最初は10名ほど私付きの侍女が用意されてたんですよね。今はその中でも特に優秀なレアだけが、私付きになっています。
そして、部屋について扉を開けました。開ける前に精霊さん達がとびっきりのサプライズ!と言っていたので何があるのかとワクワクとした気持ちで。
だというのに、どうして、ここにいるんでしょうか?無人のはずの自室にどうして……
「やぁ、ルルシーナ。誕生日おめでとう。」
「…………え?」
エドワードが私の反応を楽しむように笑っています。なんか、むかつきますね。
「驚いた?レオンハルトさんに恐れ多くも国王陛下と王妃殿下と共に連れてきてもらったんだ。」
どうして、お父様はエドワードをここに連れて来たんですかねぇ?今だと対面じゃないので帰ったら問い詰めましょうか。
「ちなみに、前ルクナティア公爵達とアレナも知ってるはずだよ。」
……これの主犯って誰ですかね?もしかしたら、シアでしょうか?お茶会の途中で色々と言われましたし。お父様を問い詰めるのはやっぱりやめてシアを問い詰めることにしても良いかもしれませんね。
「ルシー、エドワードがいなくて残念でしたわね。」
「別に残念じゃないですよ。」
「え、ユーナティア様とそういう関係なの?ルルって。」
あぁ、もう。本当に余計なことを思い出してしまいました。ですが、多分この予想は当たってますね。だって、ここに人が来る感じは無いですし。それを止めることが出来るのはエルお祖父様とソフィお祖母様、それにお母様にシアぐらいです。シアはお客様の立場ですけど王太女殿下ですしね。




