やられたら、やり返します。―3
フィリップ(国王でルルの伯父)視点です。
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何とか時間を捻出して参加出来た可愛い姪ルルの誕生祝のお茶会ではあるが、なんだか嫌な予感がする。
「フィル伯父様、クリス伯母様。本日は私の誕生日祝いのお茶会に来ていただき、ありがとうございます。とっても嬉しいです。」
ほら、ルルがこんなに完璧な笑みを見せるのだ。しかも、それほど親しくない人から見れば満面の笑みと呼ばれるようなものである。やはり、なにか企んでいるようにしか思えん。何か、怒られるようなことでもしてしまったのだろうか?見た感じ、アレナもルルに協力しているみたいであるし。
そして、少し怖く思いこっそりと身構えていたのだが、何も起こらなかった。とはいえ、油断は禁物だ。そう、思っていたのだが本当に何も起きなかった。そこで、警戒を解いてしまったのが悪かったのだろう。帰り際に大きな爆弾を落とされた。急にアレナがスーデパロ・シールドを展開したのだ。他の客に聞かせられない話でもするのかと思う暇もなく、ルルが話し始めた。
「歴史書を見て思ったのですが、歴代の男性の国王ってロリコンですよね。最低でも8歳は年齢が離れてますよ。」
この言葉に思わずむせてしまった。余の反応はいたって正常だ。反論は認めぬ。
それにしても、確かに余とティアは10離れているが、余は決してロリコンではない。たまたま余の最愛が10下の令嬢だっただけだ!!
まさか、幼い頃に散々リズに揶揄われたことをルルに言われてしまうとは……しかもこの発言をアレナまで聞いてしまっている……もう終わりだ……
そう思いつつも時間が時間だからと笑いで肩が震えているティアに引きずられながら余は城へと戻っていった。
あぁ、そういえばルルのあの言葉のせいで一つ、伝えるのを忘れてしまった事はあるがまぁ良いだろう。ルルもきっと喜んでくれるだろうし。なんせ、ルルの親友で余の娘であるアレナの提案であるからな。それにルルも誕生日ぐらい、少しは素直になっても良いと思うのだ。




