やられたら、やり返します。―2
《ルシー、ここは諦めたほうがいいですわよ。わたくしも、お茶会の時に同じような状況に陥りましたもの。》
そういえば、シアがお茶会の時に散々な目にあったと言ってましたけどこの事ですかね?どんな事かと思ってましたが、確かにこれは散々な目にあったと言っていいと思います。
「フィル伯父様、クリス伯母様。本日はわたくしの誕生日祝いのお茶会に来ていただき、ありがとうございます。とっても嬉しいですわ。」
嬉しいのところで私は満面の笑みと言われるようなものを浮かべました。これで大体の人は騙されてくれるでしょう。そして、近くにいたフィル伯父様とクリス伯母様、それにお父様は私の目が笑ってないことに気づいているみたいです。この前呼んだ物語で笑顔で怒るのは怖いと書かれていたので実践してみました。あとは、仕返しもしなきゃですよね。シアの分もついでに一緒にやっちゃいましょう。
「あぁ、皆のものも楽にして構わない。」
「可愛い姪が王都から遠いこの地で誕生日祝いのお茶会を開くと聞いて無理言ってレオンハルトに連れてきてもらっただけですのでわたくしたちはもう少ししたら帰りますわ。ですので、わたくしたちの事はお気になさらず。」
こう言ってしまっては招待客の皆さんも無理にフィル伯父様達に挨拶することは出来ません。これはとても都合が良いですね。
「レオンハルト。この会場内にいるのなら別に余のそばに控えてなくても良い。せっかくのそなたの娘の誕生祝の場なのだ。話してきたらどうだ?」
「ご配慮いただきありがとうございます。是非そうさせていただきます。」
お、これはもっと都合が良いかもしれません。お父様がいたら絶対に面倒です。
「ルシー?あなた一体なにをするつもりですの?」
「んー、ちょっと仕返しを。シアの分までしますからね!」
「それは頼もしいですがやりすぎないでくださいまし。ここは公の場ですのよ?」
私を止めないところは流石、私の親友です。ふふふ、では早速始めましょう。シアへの協力もこの感じだと頼めそうですし。




