やられたら、やり返します。―1
お茶会もそろそろ終盤となってきました。疲れました。早く終わってほしいです。ですが、私の願いは叶いそうにありません。ルーお祖父様がこんな事を言ったからです。
「皆様。ここでスペシャルゲストとして高貴な方々の登場です。」
ここでさす高貴な方々とは王族です。そう、王族なんです。面倒極まりないですよ。それに、方々という事は複数人ですよね。それってきっとお父様たちですよね。うぅ。嫌ですよ。お茶会の時に来るのってどうしてなんですかね⁈
そして現れたのは私の予想通り、フィル伯父さまとクリス伯母様、それにお父様でした。皆が皆、一斉に首を垂れます。
「ルル、誕生日おめでとう。」
「ルルちゃん、誕生日おめでとうございます。アレナだけがルルちゃんを直接お祝い出来てずるいと思ってきちゃいました。」
お父様はフィル伯父様達の護衛という立場なので話すことはありまあせん。少し、寂しいです。
寂しさを紛らわすためにもクリス伯母様の発言に気になるところがあったので文句を言いましょう。そうしましょう。
《きちゃいましたっ☆じゃ、ないですよっ!クリス伯母様‼》
☆は付いていませんでしたけど公の場でなければ絶対についていたと思います。
《ふふっ、すみません。》
謝られてますけど、謝られてる気がしません。
「アレクシア、ルルシーナ。面を上げなさい。」
「「はい。」」
「親愛なる国王陛下、王妃殿下。本日はこのような場所までご労足いただき……」
「そんな他人行儀を可愛がっている姪にされてしまっては余も悲しいな。」
「ごめんなさいね、ルルちゃん。この前のお茶会でアレナもこんな感じだったから少し拗ねちゃっているんですよ。もちろん、わたくしもですわよ?」
「あ、はい。分かりました。国王様、王妃様。」
なんでしょう。クリス伯母様から妙に圧が……気のせいじゃないですよね、これ。
「いつも通り、フィル伯父様とルルは呼んでくれないのかね?」
「わたくしもクリス伯母様と呼んでほしいですわね。」
わぁ、凄く追い詰められてますねー。現実逃避をしたいです。いや、今も微妙にしてる気もしますが。




