運命ではなく必然です。―4
*⑅︎୨୧┈︎┈︎リアーネ視点┈︎┈︎୨୧⑅︎*
私の従姉であるルルシーナ殿下がそろそろ8歳の誕生日らしい。私達家族はそのお祝いのためにルクナティア領に行くみたい。お母様もお父様も優しいけど勉強に関しては厳しいから出かけられるのは嬉しいかも。私は覚えてないけど私は一度だけ、ルルシーナ殿下にあったことがあるらしい。お姉様は王都にいるときに何度か会ったみたいだけど。そして、私はその王都に行った記憶すらないのだけど。3歳の時の事だから仕方ないわねってお姉様に言われたとはいえルルシーナ殿下にどう接したらいいんだろう。緊張してきた。
ルルシーナ殿下はとても綺麗な方だった。ストレートな銀髪に紫水晶のような色の瞳は猫みたいに少しつりあがっていてきつい印象を与える。だけど、その口元は微笑んでいてそこまで怖そうだとは思わなかった。なんか似たような人をどこかで見たことがある気がする。もしかしたら三歳の時の記憶が微かに残っていたのかもしれない。
「アナベラ様、リアーネ様、エレナ叔母様、叔父様お久しぶりです。」
「ルルシーナ様、お久しぶりです。」
「お、お久しぶりです。」
いつも通りに話せるお姉様が羨ましい。勿論口調は外だから家とは違うけど。そして、庭でお茶会をすることになった。初めて会った時も王家主催のお茶会だったらしい。
「ルルシーナ様とこうしてお茶を飲むのも久しぶりですね。」
「そうですね。こうしてまたお茶を飲めて嬉しいです。次はアナベラ様が学園に入学する時にでも会えるでしょうか?」
「きっと会えますよ。リアだってルルシーナ様と会うのを楽しみにしていましたもの。」
王都にいる人と会うのは私的には初めてだから楽しみにはしていたけどなんでルルシーナ殿下に伝えてしまうのだろうか?ルルシーナ殿下だって特段嬉しいとは思わないだろうに。
「そうなんですか?ありがとうございます、リアーネ様。」
だけど、私の予想は違っていた。ルルシーナ殿下はそれはそれは嬉しそうな笑みを浮かべていたのだ。その姿はとてもなんていうかそう、神々しい。
そして、その後にアレクシア王太女殿下とユリシーズ王子殿下がいらっしゃった。そして、私はどうしてそこまで交流のない従姉妹のルルシーナ殿下の誕生日祝いに来たのか何となく理由を察した。私はアルメラの王族についてよく教えられる。それにユリシーズ王子殿下とはお茶会で一度会っていると聞いている。だからユリシーズ王子殿下のこの一言で分かった。
「ねぇ、君なんて言うの?ここ出逢えたのは運命かな?」




