運命ではなく必然です。―3
いろいろとリズに言いたいことがありますが、まず一番言いたいのはリアーネ様が覚えてないとはいえ、一度出会ってますよね⁈それにリズはこれが何なのかを知っているはずです。シアと乱入してきたのは予想外でしたが、庭に出てもらってそこで会うというシナリオがあると知っていたはずです。なんだかリアーネ様はリズに余計なことを知らされせず、リズの偽った姿しか見ないような気がします。そして、いつかはリズに軟禁でもされそうです。私達の性質上ありえそうでなんだか怖いです。ですから、そうならないように阻止したほうがいいですよね‼
幸いにもリアーネ様はまだうちに養子に来ませんし時間はあります。その間に出来るだけ対策を取らねば……
「ルルシーナ様、ルルシーナ様。」
「はい?アナベラ様、どうかなさいましたか?」
「はぁ、ルシーったらさっきからいくら呼び掛けても返事がなかったんですのよ?ですから、わたくしとアナベラ様が心配してあげたのですわ。」
考え事をしていたら少し、時間がたってしまっていたみたいです。
「え、えぇと、アレクシア王太女殿下…」
「ふふっ。そうだったのですね。それはありがとうございます。」
アナベラ様がシアの発言で少し、オロオロなさってますがシアの上から目線は私を本当に心配してくださった証拠です。だって照れ隠しですからね。
「わ、分かればそれでよろしいんですのよ。」
「はい、そうですね。」
「それで、どうして返事がなかったんですの?」
「少し考え事をしていたんですよ。」
そういいながら私はリズとリアーネ様の方を見ます。それだけでシアは分かったみたいでした。アナベラ様は今どうしてああなっているのかをそこまで知らないのと私との付き合いがまだ浅いですから分からなかったみたいです。
「リズの将来が怖いですわね。」
「それもですけど私はリアーネ様の将来が心配です。」
「確かにそうですわね。」
シアと二人でうなずきあいました。
「えっと、どうしてそうなるのでしょうか?」
「わたくし達王族の性質上、将来の話にはなりますがリズがリアーネ様を好きすぎて部屋に閉じ込めないか心配になってしまいましたの。」
アナベラ様の頭の上に疑問符が飛び交います。
「リアーネ様はリズの最愛なんですのよ。」
シアがそう告げた時のアナベラ様の表情がどう言ったらいいのでしょうか?驚きと後、何というか信じたいような信じたくないような、そんな表情になりました。




