運命ではなく必然です。―1
「ヴィンセント=ティタンは」
「アリーシェ=ウェネスは」
「アンナ=アマテラスは」
「「「ルルシーナ=ディアーナにこの魂が尽きるまでの忠誠を誓います。」」」
「ルルシーナ=ディアーナはヴィンセント=ティタン、アリーシェ=ウェネス、アンナ=アマテラスの忠誠を受け入れます。あなた方の主として相応しくなれるようより精進してまいりましょう。」
忠誠の儀をして疑問に思ったことがあります。名前の後にはそれぞれ加護を受けている神の名前が付きます。あとは滅多にないのですが契約している精霊の名前が神の名前の後につきます。ヴィンスのティタンは多才な神です。アリー様のウェネスは情熱的な女神です。このティタンとウェネスはそのように言われています。しかし、私のディアーナ、アンナのアマテラスという神の名前は聞いたことがありません。ディアーナという名前的に女神だとは思うのですが、アマテラスに至っては女神か男神かも分かりません。しかし、この忠誠の儀はやっている時は結界みたいなものがあり他のシアとかとこの事を話すことが出来ません。読唇術でも何故か読み取ることができないのです。そして、この事をヴィンス達は不思議に思っていないようなのも気になります。そして、むしろアンナに至ってはもともと知ってたかのような感じがするんです。
そして、ヴィンス達に騙し討ちのように忠誠の儀をやらされたところをお母様とカイン叔父様に見られてました。
「あらあら、ルルはもう忠臣を手に入れたのですね。」
「ルルは本当に姉上に似ていますね。姉上も…」
とカイン叔父様は仰いましたが続きをいうことは出来ませんでした。
「あらカイン。それならカインだって…」
「…やめましょうか姉上。互いの傷口に塩を塗るだけになってしまいます。」
「…そうですわね。」
お母様とカイン叔父様は何があったのか気になります。聞けば精霊さんが教えてくださるでしょうが、流石に秘密にしたいことを聞くのは止めておきましょう。
お母様たちがいらしたのは、私の従姉妹のアナベラ様とリアーネ様そして、一度しか会ったことのない叔母夫婦が私の誕生日祝いという名目でこのルクナティア領の領邸にいらっしゃったかららしいです。アナベラ様とはあのお茶会の時にあった限りで文通はしてましたが会うのは久しぶりなので嬉しいですね。レティとも交流を深めているそうです。ですが、これがただ単純に私のお祝いのために来てもらえたのなら嬉しかったのですがそうではないのでちょっと複雑な気持ちです。貴族なので、仕方のない事ではあるんですけどね。




