ルクナティア領へ向かいます。―1
私はそろそろ8歳になります。
ルクナティア公爵家の子供は8歳の時に初めてルクナティア領に行き、8歳の誕生日を迎えます。今回はお父様とリックが王都にお留守番です。レイお兄様は既に学園を卒業して外交官として働いていらっしゃるのですがお休みを取ってくださいました。
始めてお祖父様とお祖母様に会えます。楽しみです。お父様のお父様とお母様―エル御祖父様とトリア御祖母様は王都にいらっしゃるのでよくお会いするのですが、お母様のお父様とお母様はルクナティア領にいらっしゃるので会った事がないんです。レイお兄様がいうには「良い人なんだけど…」というちょっと微妙らしいんですがよくわかりません。どんな方なんでしょう?
「ルル、もうすぐですよ。お祖父様とお祖母様に失礼のないようにね。」
「はい。お母様。」
緊張します。ですが、知らない人と会うのは楽しみです。二つの気持ちがまざって変な気持ちです。
「ルル、僕の可愛い妖精さん。そこまで緊張しなくても大丈夫だよ。」
「うぅ。それでも、緊張します。」
そして、お祖父様とお祖母様との対面の時がやってきました。
「初めまして、ルーカス・フォン・ルクナティアです。ルクナティア領の領主をしています。」
「初めまして、ソフィア・フォン・ルクナティアと申しますわ。ルーカスの妻になります。」
「初めまして。お祖父様、お祖母様。ルルシーナ・メラ・ルクナティアと申します。」
家族とは言え、お祖父様とお祖母様は礼儀を大切になさっています。ですから、略式の挨拶をします。親しき中にも礼儀あり、という異国の伝えもありますしね。
「ルルと呼んでもよろしいでしょうか?」
「まあ、わたくしもそう、呼ばせて頂きたいですわ。」
これは、仲良くなれそうです!良かったです。嬉しいです。
「勿論です。是非ともルルとお呼びください。
そして、ルーお祖父様、ソフィお祖母様とお呼びしてもよろしいでしょうか?」
「「勿論です(わ)。」」
それは、嬉しいですね。
そういえば、レイお兄様的には微妙みたいでしたけど、どうしてなのでしょう?




