表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/69

攫われてしまいました。―5の2

アレクシア、レオンハルト、リアン(ベルダーナ公爵)視点です。

*⑅︎୨୧┈︎┈︎┈︎アレクシア視点┈︎୨୧⑅︎*




驚きましたわ。ルシーが人を氷漬けにするなんて。そして、不謹慎ながら嬉しく思ってしまいましたの。だって、それだけ怒っているという事なのでしょう?わたくしのために怒って下さり嬉しく思いましたの。もちろん、自分のためにも起こっていたのでしょうが、わたくしのためにも起こっていたのでしょう。それに、フォローもしてもらいましたし。ルシーの未来の主(王太女)として相応しくなれるようこれからも精進していきますわ!


あぁ、ですがその前に今度はわたくしがルシーのフォローをいたしましょう。




*⑅︎୨୧┈︎┈︎レオンハルト視点┈︎┈︎୨୧⑅︎*




ルルとアレナが攫われたと分かってから王都で拠点になりそうな所を探していった。4ヵ所程見つけたけどどれも決定打に及ばない。早く助けたいと思っても助けることが出来ないジレンマに悩まされ焦ってしまっている。こんな姿を見せたら部下に影響を及ぼす事ぐらい想像はつくから見た目には出さないけど。それでも昔からの側近にはバレている。その側近のみんなも焦っているけど。特にリシャールが焦っている。リシャールはルルとアレナに魔法を教えてくれているからな。だから側近の中でも特にルルの事を可愛がっているのだ。


そんな時に南の方からアレナが魔力暴走を起こした気配がした。南はベルダーナ領と正反対の方向だから調べてなかった。でも、南だとしたら一つしかなかったはずだ。もともとそのような犯罪者たちが拠点にするような場所はわざと作ったりして探しやすいようにしているのだ。


そして、拠点と思われるところに行ってみるとルルの魔力の気配がした。魔力暴走ではない感じだったからどういう事だと訝しく思ったけど行ってみればわかった。ルルが微笑みを浮かべながらベルダーナ公爵父子が氷漬けにされていたのだ。


そして、僕達を見た時ルルは少し呆然としていて、怖い思いをしたはずなのに泣くことはなかった。僕が抱きしめてようやく泣いたのだ。


そして、氷漬けの事を後でやはり、彼らに攫われていたアラン君に聞いてみるとジーメス・ハンスタンをルルとアレナにつけて侍女にしようとしたらしい。これは少し強めに話を聞かないとだなぁ。




覚悟しておいてね?ベルダーナ。




*⑅︎୨୧┈︎┈︎リアン(ベルダーナ公爵)視点┈︎┈︎୨୧⑅︎*




くそっ、くそっ、くそっ。


どうしてこの僕がこんな目にあわなくてはならないのだ。全ては奴ら(王族)が悪い。やはり忌々しいな。


特にあの子供(ルルシーナ)だ。王宮でも僕に恥をかかせやがったが今回なんてこの僕を氷漬けにしやがって。ふざけている。僕は公爵なのだぞ。せっかく息子の嫁にしてやろうと思っていたのになぁ。将来公爵夫人になるのはこれであり得なくなったのをせいぜい悲しんでおけばいい。他の公爵家の嫡男は全員売却済みだというのに。しいていうならルクナティア公爵家にいるけど自分の弟じゃあなぁ。


あぁ、部下も役立たずはかりだ。どうして王家の者をそれも王太女を攫ってしまったのだ。あいつらも奴隷にしてやろう。男娼にするのもありだな。


そう考えて気晴らしをしようにも、すでに捕まってしまっている。犯罪の証拠を残していなかったのに現場に行かなければよかった。わざと疑われるようなことをしていても証拠はなかったからまだ、大丈夫だったのに。でも、主のことまではバレなかったのだ良しとしよう。後は主がなんとかしてくれるだろう。



あぁ、はやくあの忌々しい奴が死ねばいいのに。そうしたら主も動きやすいだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
良ければこちらもお読みください。リアーネとユリシーズが主人公の短編です。シリーズタグからも行けます。
リアーネ(ルルシーナの後の義妹)が主人公です。「悪役令嬢に転生したけど何もしません。〜何もしてないのにどうしてこうなった?〜」
ユリシーズ(ルルシーナの従弟)が主人公です。「王子は婚約者と仲良くなりたい。〜我慢してきたんだしもういいよね?〜」
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ