街にお出かけです!―1
お茶会から少し経った今日は、なんと、王都にお出かけなのです!しかもレイお兄様とシア、ヴィンスとの4人だけで、です。こっそりと分からぬように護衛の方はいらっしゃいますけどね。
平民街には視察ということでお父様やお母様について行ったことがありますけど注目を浴びてしまいました。それに、馬車の窓から平民街の様子を覗くなのです。後は貴族街でお買い物をしたことがありますけど、やっぱりほとんど馬車の中であまり歩きませんでした。だから、実際に歩いたことはありません。
ですが今回はお忍びです!街を探索出来ます!今日は、貴族と思われないように平民の裕福な家の子供みたいな服を着ています。見た目も茶髪と青の瞳に変え、10歳くらいに見えるようにしました。これは魔道具で変えます。実はアルメラの王族である証の竜乙女のペンダント、竜騎士のペンダントは魔道具でもあり、姿を変えることが出来るのです。これを悪用しようとした人は過去にいたのですが使えるのはアルメラの王族のみなので悪用されることはありません。竜乙女と竜騎士がつくのは初代王妃がこの国の守護竜が唯一乗る事を許された事からで初代国王が守護神様の息子だからだそうです。なんと守護竜様はお二人を会わせた張本人ならぬ張本竜だそうです。後者は精霊さんに聞いたことなのですけどとても興味深いお話でした。
「ふふふ。」
「ルル楽しそうだねぇ。そんなに楽しみなの?」
「もちろんです、ヴィンス。お忍びですよ!楽しそうではないですか。」
「ルル、はぐれないように僕と手をつないでおいてね。」
「はい!レイお兄様。」
「ルシー、はちゃぎすぎですわよ。」
シアに注意されてしまいました。でも、私知っているのです。シアが楽しみすぎて夜寝れずに今日、寝坊しかけたこと。
「二人とも、昨日も言ったけど呼び名に気を付けてね。アレナはアレナ、ルルはルルだよ。」
うっかりシアと呼ばないように気を付けなければいけませんね。
「「うわぁ。」」
王都とはこんなにも賑やかなものなのですね。
「ルs、いえ。ルル、ルル。王都とは凄いですわね!」
「そうですね、シ、アレナ。街の様子を見るのも大事ですし定期的に来れるように頑張りましょう!」
まあ、これなくともこっそりと行きましょう。闇の魔法は幻術です。背を高く見せることぐらい出来ますからね。それに今日来たのですから転移で行くことができますしね。
さあ、街の探索を始めます!




