お茶会です。―3
「ルルシーナ、お疲れ様。」
そう言ってエドワードが飲み物を差し出して下さいました。エドワードがくださったものなら安心できますね。私達に媚薬といったものが効かないのはご存じでしょうし。
「ありがとうございます。交友関係、広げないくても大丈夫ですか?」
「さっきまでパトリックとユリシーズ様と一緒だったよ。それでね…」
リックたちと一緒だったのですね。それなら大丈夫でしょう。
あら?結界属性の防音です。
「ユリシーズ様、あの子が気になるみたい。」
エドワードがあの子と言ったのはルクアイン侯爵家の次女の方です。たしか、リアーネ・フォン・ルクアインという名前だったはずです。三歳なのに出席しているのは……三歳の割に賢く、マナーが出来ているからだそうです。私には劣るけどと精霊さんは言ってくださいます。
「ルクアイン様ですか。では、レティのところに行ってきますね。」
「え、どうして?」
「今、レティはルクアイン侯爵家の長女の方とお話しなさっているでしょう。」
「レティ。今、大丈夫ですか?」
「もちろんよ、ルル。どうしたの?」
「そちらの方を紹介していただきたいのですわ。」
そう言ってルクアイン様―アナベラ様の方に視線を向けます。
「お初にお目にかかります。ルクアイン侯爵家が長女アナベラと申します。よろしくお願いいたします。」
「こちらこそよろしくお願いします。ルルシーナ・メラ・ルクナティアと申します。ルクナティア公爵家長女にございます。」
「あの、それでどうして私を?」
あぁ。疑問に思いますよね。
「従姉の方とお話ししてみたい、というのはダメでしょうか?」
ルクアイン侯爵家の侯爵夫人はお母様の妹です。侯爵家の方々がずっと領地にいらしたので王都にいる私は会ったことが無いのですが。
「そういえばそうでしたわね。王族の方と親戚だなんて実感があまりなかったのですが。よろしければ妹とも話されますか?」
「まあ、それは嬉しいですわ。是非ともお願いいたします。あと、よろしければわたくしの事はルルシーナとお呼びください。」
「ではルルシーナ様、私のこともアナベラとお呼びください。」
アナベラ様にリアーネ様の話を聞こうと思ってましたがリアーネ様と直接話せるのは嬉しいですね。将来義妹になるかもしれない方ですし。王家の方に嫁ぐには親が王族もしくは三公でなければいけません。だとするとリアーネ様は親戚筋の私の家に養子に入る可能性が一番高いんですよね。どのような方が見分けられると良いのですけど。まぁ、精霊さんにも手伝ってもらいましょう。
9月21日 リアーネが三歳なのにお茶会に参加しているのは少し違和感があると思い理由を表記してみました。この物語で書くかは決めてませんがリアーネは転生者という設定があります。




