お茶会です。―1
私は6歳になりました。リックももう4歳です。
明日はお城でお茶会があります。シアとシアの弟、ユリシーズのお披露目です。そしてユリシーズの最愛を探すためでもあります。
「お茶会なんて面倒だよ、アレナねぇ。」
「でも行かなければいけませんわ。私達、王家の義務ですもの。
それに大切な人が見つかる可能性が高いですわよ。」
ほとんどの貴族が参加しますからね。最愛が平民の場合は見つかりませんが貴族なら見つかる可能性が高いです。
「ルルねぇからも何か言ってよ。」
ユリシーズはルルねぇと慕ってくれる可愛い弟のような存在です。
「リズはどうしてお茶会に出たくないのですか?」
「だって知らない人がたくさんいるんでしょ。そんなのやだよ。」
人見知り、なんですかね?
「あら。わたくしやルル、リックだっていますわよ。ですので大丈夫ですわ。」
リズは王家と三公の人、それに周りのメイドの方々としか関わったことが事がありませんからね。
「リックもいるの!ならちゃんと行く!」
一安心ですね。
「ルル姉様。明日のお茶会、友達たくさん出来るかなぁ?」
リックが可愛いです。私の弟可愛すぎます。
「リックなら出来ますよ。リズにも友人を紹介なさったら皆で仲良くできますよ。」
正直、私たちの立場だと本当の友人というのは難しいです。リックの友人も将来は情報源みたいな感じになるのではないのでしょうか?リックがそのことをどう思うのかが心配です。ですがリズ達とは本当の友人になれているのでまだ大丈夫でしょう。私は明日、シアに害のある人だけ追っ払いましょう。新たに友人を作る必要性を感じませんからね。
「この中では俺だけか。お茶会参加したことないの。」
「ヴィンスなら大丈夫だよ!」
「そうですね。ヴィンスなら何とかなると思います。
それに、参加したことあるといっても身内のみのお茶会ですから私達も実質初めてのようなものですよ。」
「そっか、ありがと。ルル、リック様」
リックが部屋に戻った後ヴィンスと少し話をします。
「ヴィンス、明日は私と話すときはルルシーナと呼んで下さいね。」
「あぁ、じゃあルルシーナ様って呼んどくよ。」
「お願いしますね。私もヴィンセント様と呼びますから。」
「はいはい、了解。」
公の場で異性の愛称を呼ぶのは家族と婚約者だけですからね。間違われないようにしませんと。




