お城にて未来のトップが集まりました。―3
*⑅︎୨୧┈︎┈︎ハルジオン視点┈︎┈︎୨୧⑅︎*
今日は僕と次期三公の2人に次期ナイトの3人そして次期女王のシア様7人でのお茶会だ。僕はシア様の婚約者、つまりは次の王配殿下としてここにいるのだけれども、お茶会の途中にシア様が今、思いついたとばかりに提案をした。小心者の僕からすれば凄く胃が痛くなる提案を。
「そうですわ‼皆様、ある程度仲良くなるために敬称なしで、呼んだ方がいいと思いますの。
ですのでハル、ルシー、お二人ともお願いいたしますわね。」
「シア、さん付けもダメなのですか?」
「エドの事はどうするのです?」
「はぁ。では、エドワード様。これからはエドワードと呼ばせていただきますね。」
ルルシーナ様は折れてしまったか。僕も折れなきゃかな?
「了解だよ。ルルシーナ。」
「ルシーはそれでいいと思いますわ。それでハル。」
「う、えぇとね。シア様。王族の人を呼び捨てとか無理です。」
本当に無理だよ。ジルさんたちは大丈夫でも僕は無理。シア様の婚約者ではあるけど僕が王族という尊い方々を呼び捨てで呼ぶのは恐れ多い。
「わたくしは構いませんわ。」
「そうですね。私も構いませんね。それにハルさんはシアの将来の旦那さんではないですか。」
「そうなのですわ!ルシー。よく仰って下さいましたわ。」
「私はシアの親友ですからね。」
この二人仲いいな。それにしても、ルルシーナ様、腹いせに僕を巻き添えにしようとしてないかな?
「はぁ、分かったよ。シア、ルルシーナ。これでいいね?」
「もちろんですわ!」
「大丈夫です。」
取り敢えずシア様いや、シアの気がすんで良かったぁ。
ここで少し気を抜いた僕は、この後にも僕とジルさんに対するちょっとした試練があるなんて知りもしなかった。というか、あんなの予想するほうが無理だよっ!
*⑅︎୨୧┈︎┈︎エリザベス視点┈︎┈︎୨୧⑅︎*
今日は王宮でお茶会がありましたわ。このお茶会はこの国の次代の上層部が集まっています。私もしましたわ。とても懐かしいものですわね百年ほど前になりますもの。お父様たちも二百数十年ほど前に行ったみたいですわ。
お茶会の最中にクリスが余計なことをルルに仰ってしまいましたの。ロリコンという言葉をルルが知る必要ございませんのに。ですがクリスが仰っていたことにも一理あるのは確かですわ。
「気になったらどうにかして知ろうとはするでしょうから知るのは早いか遅いかの違いでしょう。」と仰られたのですけどルルったら気になったことはどのようにしてかは分からないのですがいっつも調べているんですもの。好奇心旺盛すぎて親として心配になってしまいますわ。
今回のお茶会は最終的に場が混沌として終わりましたわ。やはり代によって個性が出ますわね。




