レイお兄様の学園生活開始です。―5
エドワード、レイモンド視点。
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初めて彼女―ルルシーナを見たとき、天使のように見えた。本当に美しく可愛かったんだ。そして、仲良くなりたいなって思った。だから、いきなりファーストネームで呼んでしまったんだ。今までにない失態をやってしまったよ。その時のルルシーナの態度はレイさんとの血筋を感じてしまった。僕たちに対する接し方に似ていたんだ。いつか、兄さんやレティみたいに接してもらえるように頑張りたいな。ルル、エド、って呼び合える仲になりたい。いや、ルルよりアレナが呼んでいたルシーかな。ルルシーナの最愛に僕はなりたいから。
ヴァンパイアは唯一に執着する。僕の唯一はルルシーナだ。今日決めた。でも、僕はルルシーナが嫌がることはしたくないから。嫌がられたらしないけど、嫌がられないなら将来、深紅の契約を出来たらいいな。
そして、考えたくないことだけどルルシーナの最愛になれなくても、その時は一番仲の良い男友達ぐらいには絶対になる!
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ユーナティアの次男坊がルルに目をつけてしまった。彼はヴァンパイアだ。ヴァンパイアは自分の唯一に執着する。ある意味僕達の最愛と似ている。
その、ヴァンパイアの唯一に僕の妖精さんがなった気がする。彼のルルを見つめる目には仄かに獣が潜んでいたから。でも、ルルが彼の事を最愛だとさっきのアレナみたいに言い出したら認めよう。ルルを唯一としたのならルルを悲しませることはしないだろうから。というか、ルルを唯一にしたのなら、ルルの最愛は彼なのだろう。ルルは気付いていないのかいう気がないのかは知らないが今のところ何も言っていないし態度には出していないけど。
ものすごく、ものすごーく認めたくはないけど認めるとしたら彼しかいない。ジルの弟でもあるし仕方ない。だってユーナティアは宰相の家。策を練るのが上手な人ばかりだし今のうちに諦めておこう。
ルル、僕の可愛い妖精さん。君はとても厄介な男に捕まったみたいだよ。しばらくはルルが僕だけの妖精さんでいられるように頑張るね。




