レイお兄様の学園生活開始です。―1
春になりました。あと1ヶ月ほどで私の誕生日です。そして、明日からレイお兄様が学園に通われることになります。寂しくなります。そして、今日はシアの誕生日なのです!
「シア、誕生日おめでとうございます。これ、プレゼントです。」
「ルシー、ありがとうございます。とても嬉しいですわ。」
いつものように王宮に行きまして空間属性の魔法の一つ、異空間が使われた魔道具からシアへのプレゼントを取り出します。シアへのプレゼントはリボンです。そして、そのリボンと色違いのものを私は今日つけています。
「まあ、これはルシーとお揃いなのですね。今夜、屋敷にお邪魔するときつけますわ。」
「それは嬉しいです!」
そうなのです。今日の夜、シアが家にいらっしゃいます。シアの誕生日祝いそして、レイお兄様とジルさんの入学祝いのパーティーです。レイお兄様は明日には学園の寮に入ってしまうんですよね。寂しいです。それよりも、楽しみな事を考えましょうか。そうですね……そういえば、ジルさんの家族もいらっしゃるので少し楽しみです。王家に三公―ルクナティア公爵家、ユーナティア公爵家、フィビナティア公爵家と警備が大変な人たちが集まります。ですがファーストナイトにセカンドナイト、サードナイトがいるので大丈夫でしょう。シアの弟のユリシーズはお留守番です。幼すぎるので。同僚となる時期ナイトの方―ユーナティア公爵家次男の方、フィビナティア公爵家長女の方と会えるのが楽しみです。どんな方達なのでしょう?私よりも二つ年上の方がレティシア様、一つ年上の方がエドワード様という事くらいしか知りません。仲良くなれたらいいんですけど…
「あ、そうです。服もお揃いのものにしませんか?」
シアとお揃いの服をよくお母様やクリス叔母様が下さるのです。可愛いものが多くて気に入っています。
「そういたしましょう!何がよろしいかしら?」
「このリボンに合いそうな服が良いんでしょうね…」
などと話しながらシアの部屋へと移動します。
「これなんかよろしいのでは?」
「そうですね!家に帰ったら着替えますね。」
「わたくしたちの仲をみてもらうチャンスですわね。」
レイお兄様、なんて仰って下さいますかね?可愛いと言ってもらえたら嬉しいです。




