弟ができました!―3
ジルベルト、ヴィンセント、アレクシア視点。
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初めて会ったレイの妹の第一印象はとても美しいと思った。初めは2歳児なのにと驚いた。けれど、話していくうちに何となく理由がわかった気がする。彼女、ルルちゃんは賢い。そうとても賢いのだ。まず、仕草がもういかにもお嬢様というかお姫様みたいな感じなのだ。まだ、2歳なのに。そして、利発だ。1をしえると10までとはいかずとも5ぐらいまでは理解する。そのうち100ぐらい理解しそうだ。将来、ルルちゃんと働くのが楽しみに思えてくる。
そんな大人みたいなルルちゃんだけど、普通の子供らしい可愛い面もある。ケーキ、特にチーズケーキが大好きみたいだ。チーズケーキという単語だけで目をキラキラと輝かせるのだ。その姿はとても可愛い。ただ、最初は少し態度が冷たかった。初対面の人はだいたいこんな感じらしい。けれど、ましな方ともいわれた。まじか、滅茶苦茶冷たかったんだけど。あれでましとかやばすぎる。僕がましだったのはレイの知り合いだかららしい。知り合いとか悲しすぎる。友人というか親友だと僕は思っていたんだけどな。レイが酷いよほんとに。この事を伝えたらレイが冷めた目で僕の事を見てきた。
でも、のちに僕はレイの親友の座を手に入れる。というかあれはきっと照れ隠しだったんだろうな。学園でまともに接するのは僕だけだった。レイに下心あって近づくものは皆冷たく接しられ下心がなくても―少しはましだけど―冷たく接しられていたのだ。ちなみに、学園で一部の令嬢にはなんか良からぬ噂をされてしまい、その噂がなくなるのには十分な時間があった。
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ルルにおとーとができたみたい。パトリックっていうなまえなんだって。リックさまってかあさんがよんでた。ぼくもリックさまってよべばいいみたい。ルルはリックさまのかわいらしさをすごくはなしていたんだ。ぼくもあってみたいなぁ。
ルルはべんきょーをがんばってるみたい。ぼくもがんばろー!そーしたらリックさまにあえるって。たのしみだなぁ。ルルのいっていたリックさまのかわいいすがたはやくみたいなぁ。
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ルシーにおとうとができてから2かげつごに、わたくしにもおとうとができましたわ。なまえはユリシーズ・メラ・アルナティアといいますの。ルシーがおとうとのかわいさをぞんぶんにかたってましたけれどたしかにとてもかわいいですわね。かわいいたいせつなおとうとにふさわしいりっぱなおねえさまになれるよう、わたくしはルシーといっしょにがんばりますわ!




