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弟ができました!―2

「レイ、ルル。君たちの弟だよ。」


「名前は決められたのですか?」


「あぁ、パトリックだ。パトリック・フォン・ルクナティア。」


「おとうさま。パトリック・メラ・ルクナティアではないのですか?」


「ルル。この子は王族じゃないんだ。いいかい。王族ならメラとついて貴族ならフォンとつくんだ。」


「そうなのですね。ルルおねえさまですよ、リック。」


「僕はレイお兄様だぞ、リック。」


「あうぅ。」


か、かわいいです。赤ちゃんってこんなにもかわいいのですね。


「レイ、ルル。もう遅いのですから寝て下さいね。」


「はい、おかあさま」


さっきは我儘を聞いてもらったので大人しく従います。


「それじゃあ、ルル。行こうか。部屋まで送っていくよ。」


「ありがとうございます。レイおにいさま。」




「ルル様、ルル様。」


「ん、おはようございます。マリン。」


「おはようございます。ルル様。もうお昼に近い時間ですが朝食はどうなさいますか?」


「軽食を下さい。」


「かしこまりました。」


もう、お昼に近いとは寝すぎましたね。ですが昨夜は弟ができたのです。そう、私はお姉様になったのです!この喜びをそうですね……ヴィンスにでも伝えに行きましょう。




「ヴィンス、ヴィンス。わたしおねえさまになったのですよ。おとうとができたのですよ。」


「ルル、おねーさまになったの?すごいね。ルルのおとーとならぼくにとってもおとーとみたいなものだよね。」


「そうですよ。りっぱなおねえさまとおにいさまになりましょう、ヴィンス。」


ヴィンスとは兄妹みたいなものですからね。私の弟ならヴィンスの弟分みたいなものでしょう。


「何を話しているんだい?ルル、ヴィンス。」


「おとうとができたことですよ。リックがものすごくかわいかったんですもん。」


「そうだね。大切な僕たちの弟だ。殿下にも伝えるのかな?」


「はい!うまれましたよってつたえるのです。」


「そっか。それは少し待ってくれるかな?ジル、僕の知り合いも来るからさ。」


「わかりました。レイおにいさまのおしりあいがどのようなかたかたのしみです。」


知らない人と会うのはワクワクします。レイお兄様のお知り合いという事なら悪い人ではないでしょうからですけどね。

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