弟ができました!―1
お茶会から半年たって秋になりました。そろそろ私はお姉様になります。妹か弟にルルお姉様って早く呼ばれたいです。
お茶会の後、お母様に立派なお姉様になるという宣言を致しました。そのために勉強も頑張っていきたいので家庭教師を手配して頂きました。なんと、シアと一緒にやっています。大体はお城に行っているんですけど一つだけは我が家でやっています。それはなんと魔法です!私達は合わせたら闇以外の全ての属性が使えることになるのですが、多属性を使える方に教えていただいています。シアの光魔法は使える人がいないのでもう少ししたら教科書で勉強するみたいです。それ以外の魔法はお父様の側近の方に教えてもらっています。あ、でも水魔法はレイお兄様が教えてくださいます。だから、私達の教師をしているリシャールは風と土、それに火という三属性を使えるんです。三属性も持っていてその上魔法が上手で狙われる危険があるのと魔法が上手だから使えるという事でお父様が部下にしたそうです。何てったってその三属性の全ての上位属性、嵐、緑、雷を使えるほど魔法が上手なんですから。ちなみに、お兄様も水の上位属性である氷が使えます。誇ることなのでしょうが、レイお兄様は近しい人以外には隠しているみたいです。
そして、今は真夜中です。たまにこっそり夜に起きて精霊さんに魔法を教えてもらっているのですが、今日はなんだか慌ただしいです。廊下に出てみると侍女の皆さんが慌ただしく動かれています。近くにマリンがいたのでつかまえてなにがあったのか聞いてみました。
「マリン、どうしてみなさんあわただしくされているんですか?」
「奥様が産気づけられました。」
「おしえていただきありがとうございます。それではしつれいしますね。」
そう、マリンに言いまして私はお母様がいらっしゃる部屋の近くまで行きました。なぜ、近くなのかと言いますと途中でお父様と出会ったのです。
「ルル、子供は寝る時間でしょ。」
「おとうさま、あかちゃんをわたしはみたいです。それに、レイおにいさまもむこうにいらっしゃるじゃないですか。」
「う、それは…
はぁ、分かった。おとなしくしとくんだよ。」
「はぁい。」
楽しみです。はやく生まれてきてくれませんかね?
緊張します。家が騒がしくなってから一時間ほど経ちました。お母様は大丈夫でしょうか?うめき声が時々聞こえます。痛いのでしょうか。お母様、死んでしまったりはしませんよね?大丈夫ですよね?お父様もレイお兄様も少しうろたえています。
「おぎゃあぁぁぁ、おんぎゃあぁぁぁ。」
生まれました!妹でしょうか?弟でしょうか?どちらでもとりあえず生まれてきてくださりありがとうございますと言いたいです。




