登城します。―1
待ちに待ったお城に向かう日がやってきました!私の誕生日から半月程たちました。私としてはもっと早くに行きたかったんですけどね、手続きとかいろいろあるみたいです。お茶会はクリス叔母様の庭でやります。
「ルル、あそこが叔母上の庭だよ。」
「ありがとうございます。レイおにいさま。かえりもよろしくおねがいします。」
「勿論だよ、ルル。」
「あ、ルル。ようこそいらっしゃいましたわ。おかあさまのおにわはすてきでしょう。」
「えぇ、ほんとうですね。」
お母様たちも挨拶をしているみたいです。
「クリス、本日はお招きありがとうございます。」
「リズ、いらっしゃい。ルルちゃんもようこそ。」
「クリスおばさま。ほんじつはおまねきいただいてありがとうございます。」
とお母様に教えていただいたカーテシーもどきをします。一緒にお茶会のマナーも教えていただきました。
「まあ、お上手ですね。」
「ありがとうございます。」
王妃であるクリス叔母様に褒めていただけるとは……たとえお世辞であろうとも嬉しいですね。
「ルル、わたくしだけのよびなを。しんゆうのあかしとして、ルシーとよんでもよろしいかしら?」
シアと親友。とっても嬉しいです!ルシーとシアが呼んでくれるのはとっても嬉しい事です。
「もちろんです!シア。ふふっ。シアとしんゆうですか。」
「いや、でしたか?」
シアが不安そうにしていますが、その後の私の表情を見てその不安は杞憂だと気づいたみたいです。
「いいえ、とってもとってもうれしいです!」
今、私は満面の笑みを浮かべているでしょうね。
「ならよかったですわ、ルシー。」
「まあ、アレナとルルちゃんは仲良くなったみたいね。」
「本当ですわね。私達の子供が仲良くなるなんて嬉しいですわ。ねぇクリス。」
「ええ、本当にね、リズ。」
お母様達、何を話しているのでしょう?
「おかあさま、リズおばさまとなにをはなしていらっしゃるんですの。」
シアも同じ事を思っているのでしょうか?
「ああ、アレナとルルちゃんが仲良くなって嬉しいって事を話し合っていたんですよ。」
「そ、それはよかったですわ。」
嬉しいですね。私もシアと仲良くなれて嬉しいですしお母様達にも喜んでもらえるのは嬉しいです。
今日はずっとニコニコとしている気がします。まあ、それだけ嬉しいことがあったのですがね。




