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その頃
フリージア宅では、ポピーとフリージアがお茶をしていた
他愛のない話やポピーの恋バナなど
女の子のおしゃべりは尽きることがない。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去り
ポピーは自宅へ帰っていった。
スナップはパニカムと話したり
庭でグロッサムと遊んだり
フリージアの実家を満喫していた。
そして、フリージアは新しい商品の試作を作ったり料理をしたり
自分の時間を楽しんだ。
もちろん、食材調達と言う名の冒険者稼業も楽しんだ。
パニカムもフリージアの強さがわかっているし、必ずスナップを連れて行くので心配することは無くなった。
スナップの大きなサイズも見せて貰ったのだ。
流石ドラゴン
しばらく後で、領主様からお呼び出しがあったそうな。
ドラゴンの目撃情報は国家の危機だ。
パニカムが平謝りでスナップを連れて事情を説明に行った。
そして、楽しいお茶会から4日後
ポピーが息を切らしてフリージアの家に来た
フ「ポピーいらっしゃい。どうしたのそんなに慌てて」
ポ「フリージア…良く聞いて。はぁ。城に行って欲しいの。はぁ…はぁ。」
フ「何かあったのね。」
ポ「これは、フリージアにしか見せちゃダメだって。城から」
と手紙を渡された。
フリージアが素早く読むと、読み終わると手の上で手品のように燃やした。
フ「ランジア、出かけて来るわ。」
ポ「すぐに行ってくれるの?」
フ「もちろんよ。スナップ出かけるわよ。」
ス「OK!お城だね♪」
フ「ポピーも来る?」
ポ「え、私は…その。」
フ「迷ったら、行きましょう。殿下のこと心配でしょ?
さて、ポピーはあっちでドレスに着替えて。私は防具で正装します。
ランジア、お父様に説明よろしく。ちょっと野暮用だわ。私にしかできない、とっても大切な。」
ラ「かしこまりました。ポピー様こちらへ。急いで飾り付けますから
アリッサ!マリー!手伝って!」
フリージアは魔法でサクッと着替えて、スナップと共に庭で待つ。
とっても綺麗に飾り付けられたポピーはそろりそろりと庭に来ると、スナップが2人が乗れるサイズに大きく変身
フリージアがポピーを魔法でフワリとスナップに乗せて、自分はジャンプで飛び乗る
フ「スナップ頼むわ」
ス「了解!」
スナップが飛び立つと同時に遮断の魔法を使い、ポピーが着崩れたり呼吸ができるための魔法を発動
城へはあっという間だった
そして、流石フリージアとでも言うべきか
ケンティフォリアの部屋のベランダへ降りたのだ
ポ「フ、フリージア門から入らなくてもいいの?」
フ「面倒だし、顔覚えられたくないし。」
ス「あ、来るよ」
ケ「いらっしゃい。ポ!ポピー嬢まで一緒だったのかい。ドレスよく似合ってる。綺麗だよ。」
ポ「あ、ありがとうございます。このような場所から失礼いたします。フリージアを連れて参りました。」
ケ「ポピー嬢は真面目だね。ここには僕しかいないからそんな丁寧な言葉遣いはいらないよ。
フリージア嬢来てくれてありがとう。今、兄様に動けるように手配してもらっているからお願いできるかい」
フ「ええ、任せて。私の鑑定でどうにかなると良いのだけれど。」
ベランダから中に入り、ブルー王子かイングリット王子が来るのを待つ。
その間、ポピーとケンティフォリアは甘い空間を作っていた
ス「とっとと番になればいいのに」
フ「スナップ、人はそれぞれ事情があるの。その内なるから大丈夫よ。」
ポ「ちょ、フリージア!」
ニコりと笑顔を見せるフリージア。
ちょっとぷんすかしたポピーを可愛いと見守る2名
ドアがノックされて人が来る
ブ「失礼するよ。フリージア嬢、よく来てくれた感謝する。」
フ「お久しぶりでございます。ブルー殿下、私の力でお役に立てるならお安い御用ですわ。」
じゃ、フリージアは借りてくねとスナップとフリージアを連れてブルー王子はケンティフォリアの部屋を後にする
ポピーが私はという顔をするとケンティフォリアが首を振る。
王様の傍へ行くのだ、そんなに大人数は連れて行けない。
本来平民がおいそれと会える人ではないのだ。
ケンティフォリアは学園の同級生だから、ブルー王子にも本来は建国祭などでしか見ることはできない相手なのだ
フリージア達も誰とも会わないように廊下を選びながら王様の部屋へと入る。
部屋には既に城の医師が居り一緒に王様の寝室へと入る
ブ「フリージア嬢、よろしく頼む」
フ「スナップ、ちょろちょろしない!では、始めます。」
フリージアは手をかざし王様を鑑定する。
鑑定:呪詛
呪いがかかった状態、このまま行けばあと2週間ほどで死に至る
呪詛返し可能
と出た、返せるのか…
フ「呪詛です。呪いの類ですね。病気じゃないから治せないのだと思います。」
ブ「呪い…フリージア嬢は治せる?」
フ「呪詛返しができるようです。呪った相手に呪いを返すという形ですね。どうやって返します?ただ返してもつまらないですよね。
死んじゃうだけだし。一生かけて償って貰いましょうか?」
ブ「どうやって?」
フ「呪詛をかけた術者、頼んだ人間がいるはずです。両方に呪詛返し受けて貰いましょう。
王様より苦しまないといけないので王子も内容考えてください。
顔にブツブツができて人前に出られないとかお腹をずっと下すとか、あと何かあります?」
ブ「ふふっ、そうだね、関節が痛むとかは辛いんじゃないかな?あとは、味がしなくなるとか」
フ「その案、いただきました。では、顔にブツブツが出来てお腹を下しつつ、関節が痛くなって、味覚が無くなる。で返します。」
ブルー王子が頷くと
フリージアが手を王様にもう一度かざして
目を瞑り、祈り出す
すると、王様の身体から黒とも紫ともとれる靄が出てシュルシュルと空中に出たかと思えば
首が3つある蛇のような靄になりそれぞれの方向へ吸い込まれるように進んでいった。
2つは窓から外へ1つは城の廊下へ
王様から靄が出切ると
フリージアがついでにヒールをかけて置く
弱っているからね。
城の医師が王の脈を診る
「せ、正常です。」
王様が目を覚まし
「ん、ブルーか…儂は…」
ブ「父上、良かった。良かった。」
ブルー王子は目に涙を溜め、顔色の良くなった王様の手を握ったのだった




