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朝日を浴びてフリージアが目覚める


「んー!」

伸びをして、湯浴みをして身だしなみを整える。

もう一度空き部屋を見てから

朝食を食べて、ランジアと共に教会へ馬車で出向く


「神父様、すみませんギフトを鑑定する部屋で祈りを捧げさせていただけますか?」


「今日は、ギフトを見に来る方も予約はないので少しでしたらかまいませんよ。」


こうして、祈りの間?みたいなところにきたフリージア

そして、祈りを捧げる





___________


『やっと来てくれましたね』


「フローラ様、聞きたいことがあって参りました。」


『ええ、パニカムとクロムウェルのことですね。』


「はい、私のやろうとしていることはうまく行きますか?」


『そうね、うまくいくでしょう。今回の召喚は私に喧嘩を売っているのです。

フリージア、成功させてくださいね。』


「危険が伴うということですね。」


『ええ、あの世界は…崩壊寸前です。』


「崩壊寸前…急いだほうがいいということでしょうね。フローラ様どこまで聞いてもいいのでしょうか?」


『帰還の魔法陣だけ手伝いましょう。フリージアがこの世界からいなくなるのは困るのです。』


フリージアのマジックボックスに帰還の魔法陣というアイテムがあることに気が付くフリージア


「フローラ様ありがとうございます。感謝いたします。あの、他に気を付けることは…」


『フリージア、そんな顔しないの。そうね、魔力量に注意かな…大丈夫昨日の使用でまた総量が増えてるからそうそう心配ないわ。』

そういって愛おしそうにフリージアを撫でるフローラ様だった。



こうして、光がフリージアを包み込み元の教会のご神体の前に戻る


「神父様ありがとうございまいました。」


「い、いえ。こちらこそ。神の光が…」

涙を流す神父様だった


「ランジア屋敷に戻ります。」

「はい、かしこまりました。」

フリージアの顔を見て、どこか覚悟を決めたランジアと

安心したフリージアだった。






___________


屋敷に戻り準備をするフリージア


一応武装をして、目立たないローブをはおり

使用人たちの前に立つのだった


「父様とクロムウェルを取り返しに行ってまいります。」


「お嬢様!絶対大丈夫なのですね?」


「ええ、女神様に帰還の魔法陣を貰いましたから必ず戻れます。」


「良かった。」

とマリーは安心したようだった


他の者は何も言わなかった。

フリージアの覚悟を見たのだろう。


「あとは、考えても仕方ないので行ってきます。ハイポーションを一応持って行きますね。

行きと帰り2回光るはずです。

誰か扉の外で確認してください。決して中に入らないと約束してください。

どうやら、お父様とクロムウェルが召喚された世界は崩壊寸前です。

私に巻き込まれて向こうに来てしまった場合、連れ帰ることが約束できません。

最悪向こうに取り残されることもあるでしょう。絶対にあの部屋には入らないでください。

たとえ何日かかかろうとも」


「「「「「「かしこまりました。」」」」」」


皆を見て頷くフリージア


そして、空き部屋に歩き出したのだった。


部屋に入り、扉を閉める。

自分の作った召喚の魔法陣から作りだした転移魔法陣を床に展開する

光がフリージアを包みその場から消える








___________


召喚の間


こちらの世界では昼過ぎちょうど、1回目の広間の確認のためパニカム達が近くに来ていた

普段魔法陣を展開する広間に急に光が立ち込める

パニカム達が周りの護衛に取り押さえられる

召喚の間を開くと


大人にしてはちょっと小さな人型がローブを纏ってその場に立っていた。


開いた扉の方を見る

フリージア


沢山の人がフリージアを見る中、足元に2人取り押さえられている見知った顔を見つける


「今すぐ、その2人を離しなさい!」

フリージアが腹から声を上げる。


「よくおいでくだ」

中管理職が話始めると同時に

「黙りなさい!!!今すぐその2人を立たせるのです!」

フリージアが怒りをぶつける。


「2人をこちらへ歩かせなさい!手を出したら命は無いと思いなさい!」

フリージアが続けて啖呵をきる


2人がこちらへ歩いてくる

フリージアの後ろまで2人が歩いてくると


「さ、これで希望は叶えました。こちらの話を聞いていただけますか?」


「無駄ですよ。この世界はもうもちません。私が何をしても変わりませんよ」


「そ、そんな…でも。予言は…!」


「とりあえず、一番偉い方呼んでください。今回の召喚の責任者を」


護衛の一人が耳打ちされ走り出す。


「フリージア。どうして言葉がわかるんだ?」


「え?違う言葉なのですか?」

フリージアが疑問を持つ



少し待つとみるからに偉そうな法衣を来たでっぷりと恰幅のいいおじさんが来る


「お待たせしたな。フリージア様あなたのお力をお借りしたい」


「お断りします。あなたが召喚の責任者ですね。」


「ええ、私が召喚の儀の責任者でございます。」


無詠唱で雷の最大級の魔法を発動するフリージア

扉の辺りに立っている人たちが全員倒れる。


その瞬間フリージアはポーションを呷り

「2人は私にくっついて、できれば触れていてください!急ぎます!」

フリージアは説明をするのではなくその場ですることを手早く指示する


足元にフローラ様から貰った帰還の魔法陣を展開して空き部屋をはっきり思い浮かべる

そして、2人の肩におかれた手をギュッと握る

「行きます!」

とフリージアが叫ぶとそのまま光に包まれた


3人が目を開けると屋敷の空き部屋だった。




___________


そして、3人があずかり知らないところで

召喚された世界は砕け散った

限界だったのだ。フリージアの雷の魔法が引き金だった。

地にある魔素の均衡を保てなくなり崩壊した。

フローラが神界でほっとするのだった。


___________


空き部屋の扉を開けたらランジア達が皆並んで待っていた


「旦那様、お帰りなさいませ。」

ランジアがそういうと皆抱き合って泣くのだった。


フリージアは号泣だった

パニカムに抱きつき

まるで小さな子どものように


「パパーーー!」

と言っていたことを皆聞いていた

パニカムの顔面が崩壊していたのは当然だった


そして、クロムウェルにも

「無事でよがっだよ~クロムウェル~」と抱きつき

クロムウェルも涙するのだった



しかし、副会頭のボリジに今回の連絡をすると

あまりに解決が速すぎて

かなり訝しげに頷かれるのだった。


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