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結局その後は学園にはしばらく戻らないフリージアだった


お父様とクロムウェルが居なくなってしまう気がして

毎日何刻置きに姿を探しに来る

夜は不安で眠れないこともあったし、不安で涙が止まらない日もあった。


そして、異世界からの帰還を成功させたあの日の翌日はずっと後ろに居た

しっかりしていてもまだ子どもなのだなと

そして、愛されているという自覚を与えられて

パニカムはいつもご機嫌なのだった。


クロムウェルも一緒に確認されていることで

お嬢様から愛されていると心が温まるのを感じるのだった。


しかし、それだけでは暇だったのでシェフ2人と王都でフリージアが思いついた料理を披露して

シェフ諸共皆を驚かせたりした


そして、ちょくちょく

「2人ともいる?」

迷惑かもしれないという表情が何とも言えず可愛らしく(パニカムとクロムウェル目線)


「ああ、いるぞ。大丈夫だ。」


「ええ、お嬢様。大丈夫でございます。」


「良かった。」


「お嬢様、今日は教会へ行かれる予定ですよ。」

とランジアが来る

「あ、そうか。ちょっとフローラ様に報告に行ってまいります。」


「「いってらっしゃ」ませ」


使用人達に送り出され、ランジアとフリージアは馬車で教会へ行った

ちなみに、あの後

学園には手紙を書き、心労による休養を申し出て

ポピーと殿下にも、無事解決したと戻り次第詳しく話すと手紙を書いたのだった。








教会へ着くと

神父様が出迎えてくれた

「ようこそいらっしゃいました。さ、どうぞこちらへ」

神の光がありがたがられ丁重に案内されるフリージア達だった


御神体の前で祈るフリージア

いつものように光輝く




___________

出迎えてくれたフローラに駆け寄るフリージア


「フローラ様!ありがとうございました!」

と抱きつきギュッと抱きしめ溢れる感謝の気持ちを伝えた


礼儀としてはなっていなかったが、フリージアの高ぶる気持ちの今現在での最大限の感謝の気持ちだった。


言葉より溢れ出る気持ちが汲み取れたフローラは嬉しいそうにフリージアを撫で


『無事で何よりですよ。フリージア。まだ不安なのですね。』

とフリージアの胸の内を感じ取るのだった


「はい。お父様とクロムウェルや使用人達がいついなくなってしまうかと思うと…」

急に瞳に涙が溜まる


『大丈夫ですよ。あの国は消滅しました。』


「え?もう?」


『ええ、今のところ私が知る世界で召喚が使える者がいるところは今の所、生まれていません。

使える者が残っているところもありません。だから安心なさい』

穏やかに優しくゆっくりと話して聞かせるフローラだった。


「それを聞いて安心しました。学園に戻れそうです。」


『ふふふっ、フリージアの家族には恨まれてしまいそうですね

あなたの家族はあなたのことが大好きですもの』



「?」

家族が家族を愛することが普通だと疑わないフリージアは小首を傾げるのだった


それを見て可愛さに悶えるフローラ様だった

これまたフローラ贔屓が入るのだった。






そして、しばらくフローラとの会話を楽しんだフリージアはもとの御神体の前に光と共に戻るのだった


___________


神父様とシスターが涙を流して立っていた

「ランジアおまたせ」


「行きますかお嬢様」


「神父様ありがとうございました。」


「いえいえ、こちらこそ。いつでも歓迎いたいします。」


「ランジア、あれを出して」


「はい、かしこまりました。」


「神父様、こちら寄付になります。教会のためにお役立てください。」


「神の光だけでも十分ありがたいのに寄付まで…ああ聖女様の降臨だ…」


「聖女ではないですよ~」

フリージアの言葉は神父様には届かないのだった

静かに礼をして馬車で帰るフリージア達だった




その夜はフリージアが腕によりをかけ料理を作った

皆で夕食となったのだ

そして、ここで重大発表とばかりに立ち上がり

「明日、学園に戻ります!」

と宣言したフリージアだった


「お嬢様、しかし研究室の貸与の件などまだ学園に申請しておりませんが」

とマリーが言うと


「しばらくは普通に授業に出ればいい事だから。お父様とクロムウェルの心配もしなくていいことが今日分かったの学生に戻ります。」


「かしこまりました。学園には馬車で参りますよね?」

とマリー


「え?やだよ。あ!マリーも一緒に空から行こう!」


「わ、私も飛べるのですか?」


「この前は急いでいたから一人だったけどあれほどスピード出さないなら2人で全然大丈夫」


「旦那様いかがいたしましょうか」

ランジアがパニカムに確認を取る


「そうだな、フリージア安全なのか?」


「明日お父様とまず空中遊泳と参りましょうか

申し訳ないのだけど、申請関係は書類急いで用意してもらってもいい?」


「お、それはいいな」

パニカムも嬉しそうだった


「かしこまりました。」

とクロムウェル


しかし、

フリージアの発言にパニカムとクロムウェルは夕食後

寂しさを紛らわす為強めのお酒を酌み交わすのだった

そして、深酒はしないように注意したのだった


つまみは、フリージアが考えたジャーキーだった


互いに食べ過ぎだ!もっと少しずつ味わえと言い合いになるのだった。

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