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始業日、特に始業式などはない。


「おはよー」

「おはよ。」


「おはようございます~」

「殿下おはようございます~」


などあちこちで久々の再開を挨拶が聞こえる


「おはようございます、フリージアさん」


「おはようございます。アザレア様」


「あなた、休み中に殿下に会われまして?」


「私生活についてお話しすることはございませんわ。そんなに平民の私の実家での過ごし方気になりますか?」


「な!そんなわけあるわけないじゃないですの…」


なんだかわけのわからないことをブツブツ言いながら去っていったアザレアさんだった。


「フリージア、大丈夫?」


「大丈夫よポピー、私のファンがいるようだから

私生活は秘密ってお知らせしましたのよ。ふふふっ」


「まぁ、フリージアったら」


ふふふっと上品に笑いながら席に着く二人だった。

そう、ポピーは覚悟を決めなければならなかったのだ。

この教室には沢山の貴族がいる

フリージアを目の敵にする者も少なからずいる

その中で最初は父親に言われて近づいたが、今ではフリージアが大好きなポピー

魔力量を増やして彼女の助けになりたかった。


彼女の考え方が好きなのだ。貴族だから優遇せよという輩を一掃する

あの真っ直ぐな考え方が。

フリージアもポピーも学園から出ればそれが普通ということは理解している

そして、貴族の中では学園内であっても平等ではないのだ


みんな子供なのに…少し不憫だなと…みんないろんなもの背負って生きているのだということをポピーは感じたのだった。


自分も子供なのに


そして、授業が始まり終わっていった。


昼食後、いつものメンバーが集まっまた

鬼ごっこだ。

フリージアが遅れていた


「フリージア今日来ないの?」


「来るよ、今新しい人誘ってるの

あ、きたきた」


「ここよ〜」


「お待たせ〜」


「フ、フリージア…後ろの人は…」


「ケンティフォリア君だよ。一緒に遊びたいって」


「やっぱり殿下じゃねーか」


「学園内は平等でしょ?」


「みんな、私も一緒に遊んでもいいだろうか?」


「もちろん!」


「私のことも名前で呼んて欲しい」


「ケンティフォリア君」


「よろしく、モルセラ君、ワルト君」


「ああ!よろしくな。ケンティフォリア君」


「さ、何から始める?」


「普通の鬼ごっこからやるか」


「鬼ごっことは走って相手にタッチする遊びだったよね?」


「そうそう、増やす?チェンジ?チェンジね、じゃあワルドから鬼ね」


「えー、じゃんけんにしよーぜ」


「しょーがないなー」


「俺が悪いみたいじゃんか!」


「「ははははっ」」


「じゃーんけーんぽん」


「やっぱり俺かー!」


「じゃんけんする必要あった?」


「いいだろ!いくぞー!10数えたら動き出すからな〜!」


子供達は散り散りに逃げ回る

「ちょっと私のこと好きだからって私ばっかり追いかけないで〜!」


「人聞きが悪いー!」


ぎゃはははっと皆で笑いながら追いかけ合う

惜しくもフリージアが捕まった。


「くー!悔しー!次は誰にしようかねー!いっくよー!」


たたたっと走り出す

王子を追いかけ近くを走る、モルセラに照準変更、追いかける

そのまた近くを走っていたポピーに変更

皆笑い過ぎて走るのが疎かになるとすぐ捕まる


こうして

フリージア→ポピー→王子→モルセラ→ポピー→ワルト→王子と鬼が回った


「あー。笑った笑ったー。」


「次は、何にする?氷鬼?だるまさんが転んだ?」


「走りすぎて疲れたから、だるまさんが転んだにしよーぜ」

相談してると…

不穏な集団が近づいてきた


「ちょっと貴方達!」


「ん?なんですか?」

フリージアがすぐに間に入る


「また、貴方なの?どうして殿下と一緒にいらっしゃるのかしら!」


「そーよそーよ」

取り巻きも声を上げる



「遊んでるだけだよ。鬼ごっこ。一緒にやる?」


「次はだるまさんが転んだだぞ」


「そんな平民がやる遊び、やるわけないじゃない!」


「さっきまで、鬼ごっこ殿下もしてたよ。楽しいよね?殿下?」


「ああ、いい運動になるし、沢山笑った

こんなに笑ったのは初めてかもしれない。」


「ほら、平民の遊びも楽しいって」


フリージアが言えば

それが気に入らないとばかりに

「殿下!このような者たちと遊ぶのはお辞めください!王族の名に泥をぬるのですか?!」


「ちょっと待って!

私はフリージア。貴方名前は?」


「わたくしはブルースター侯爵が娘ルピナスと申します。以後お見知りおきを。」


「ここ、学園よ。」


「だから、なんだと言うのです?」


「学園内では身分は関係ないのでは?

あと、貴方達の方針で言えば侯爵が王族に意見するってどうなの?

しかも、王族の名前に泥をぬる?ですって?

貴方が勝手に泥をぬったかどうか決められる立場なんですか?

そんなに偉いの?むしろ、貴方の方が不敬だと思うのだけれど!」


「な、な、ななんて、失礼な娘ですの?

こんなのと話しては私の価値が下がりますわ!皆さん行きましょう!」


「最初っからあんたにそんな価値ないわよ!」


「フリージア!覚えてらっしゃい!キーー!」


「貴族の娘さんは、お猿さんが多いの?」


「なんでだよ。どこが猿なんだ?」


「だって、皆最後にキーーって言うよ」


「ばか!お前!ふ、ふふふっふはははっ!」


「や、やめてよお腹痛い。ははははっ!」


「もう、フリージアったら

ふふふっ。く、苦しい…ハァ、ハァ」


「フリージア嬢、すまないな」


「いいんですよ。

殿下はきっと今しか遊べないでしょ

いいとここの小学部の間だけ。

子供の特権が使える年齢は王族なら殊更短いんだもん。

楽しまないと損だよ。明日は他の貴族の子も誘って連れてきなよ。男子ならきっと楽しいよ。

体動かすの好きな人にしてね。

走るの嫌いな子には苦行でしかないから。」


「じゃあ、だるまさんが転んだしよーぜ!」


「おー!」

「うん」

「そうしよう!」

「皆、ありがとう。」


フリージアだけ、返事が女の子してないのだった。言葉だけ聞けば物腰柔らかなモルセラの方が女の子っぽいのだった


それから、だるまさんが転んだをして

氷鬼で走り回り

夕暮れが近づいてきたので終わりにした5人だった


「また明日教室でな〜!」


「また明日ね〜!」


「ごきげんよう」


「ごきげんよう!」


「ありがとう、ごきげんよう」


こうして、部屋に戻り

食事と湯浴みを済ませ、ベッドに入り

フリージア主催の魔力増強訓練が始まった


「ポピー、もう少し光を出してもいいわ

あと1回、それで眠気が来るはずよ!」

「もう、きてるわ」

「頑張って!」


こうしてあっという間に眠りについたポピーだった。



皆様、呼んでくださりありがとうございます。

評価くださった方、ブクマ登録してくださったかた大変嬉しく思っております。

ありがとうございます!ありがとうございます!

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