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新しい屋敷を探検するフリージア


そんな中、屋敷に近衛兵が手紙を持ってきた


「旦那様、手紙にございます。」


「ああ、ランジアご苦労様って、王家の…」


「ええ、懲りませんね」


中身を見ると、遊びに行ってもいいかという子どもの願いの書かれた手紙だった。

先日の件は無かったことにという王の書状も入っていた


「子供が可愛いのは王も同じか…ランジア。

フリージアを呼んでくれ。第3王子が遊びに来る。

そうだ、ポピーちゃんとやらも呼んだらどうだろう?」


「手配いたします。クロムウェルもお借りしますね。」


「ああ、頼むよ。」


そこからは大忙しだった。

なにせ第3王子が来るのだ。

友達としてだからお構いなくと通達はあったがまったく

お構いなくというわけにはいかないのだ。


ポピーちゃんにも急いで連絡をして一緒に遊んでくれるようにフリージアがお願いに行った


ポピーちゃんのお父様の方が恐縮してポピーちゃんをどうぞどうぞと送り出してくれた。


「ケンティフォリア様が来るって本当?」


「手紙が来たの。お茶会の話は忘れて遊びに行かせてくださいって。」


「それでどーして私まで?」


「1人で会いたくないでしょ?親友だよね?」


「親友…!もう、ずるいんだからフリージアは!」


「ごめん、でもポピーしか頼れないんだもん」


「わかってる。私が困っても助けてくれる?」


「もちろんだよ!困ったらなんでも言ってね!」


二人で仲良く馬車でフリージアの家まで来たのだった。


王子を待つ間

作戦会議だ


「何すればいいかな?」


「私達王子様とお話したことないものね」


「普通に会話でいいかな。紅茶でも飲みながら」


「フリージアの事知らないから話したいだったし、最初の手紙」


「でも貴族のお茶会のルール知らないよ。」


「平民ルールで行こうよ」


「そうね、私達ルールで行きましょう。」


それじゃあ、準備よとばかりに2人の小さなレディは動き出した。

フリージアの部屋で着替えを済まし

一応、戦闘準備OK


少し経つと、王家の馬車が来たらしい

「緊張してきたわ。」


「大丈夫よポピー。一緒だもの。失礼なこと言ったら帰ってもらいましょう。」





_________________

「いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました。」


王子の護衛へランジアが挨拶をする。

頭を下げたまま停止


「歓迎感謝する。頭を上げて。」

王子が声をかける。


「寛大な言葉感謝いたします。」

ランジアが頭を上げて案内する。


廊下を通りテラスのある応接セットの部屋へ案内する。


「お嬢様、いらっしゃいました。」


ランジアが案内すると、失礼しますと出て行った。


「ようこそ、ケンティフォリア様。こちら同じクラスのポピーです。

私の親友として今日は一緒にお話ししようと思いまして、勝手に呼びました。」

そういって一応のカーテシーの体制を取る。

商家の娘一応貴族への挨拶はお手の物だ


「顔をあげて、いいよ。こっちが急に遊びに来るって言い出したんだ。

楽にして。今日はありがとう。ゆっくり話せるの楽しみだったんだ。」


「さ、こちらへどうぞ。座ってお話ししましょう。」


ケンティフォリア様も席について、そのタイミングでランジアがお茶を注いでくれる

フリージアが考案したプリンも並べていく

あとは、焼き菓子やサンドイッチなどをアフターヌーンティの台へセッティング済み

フリージア達流のお茶会の始まり始まり


「どうして、急に私と話したいと?」


「教室は他の貴族の令嬢が怖いから」


「殿下も怖いのですか?」


「もちろんだよ。ポピー嬢。彼女たちは親の全てを使ってむかってくるし、

どこで恨みを買うかわからないからね。私は王子だから皆に平等でいないと」


「なら、平民とお茶会はまずいんじゃないですか?」


「そうなんだけどね。でも、平民であっても学園の生徒僕とは平等なはずだ。」


「殿下、帰宅後は平等ではないですよ」


「確かに…今回は僕の失敗なんだ。父上には叱られた。」


「私のギフトについて書いてしまったからですね。」


「うん。ごめんね。知らなかったとはいえ失礼なことした。」


「殿下、王子が簡単に頭を下げてはいけませんよ。」


「フリージア嬢はうちの教育係と同じことを言うのだね」


「だって、そうでしょう。学園内なら間違ったら謝る。外で同じだとダメですよ…。」


「外では謝っちゃダメなの?」


「王子様だからね。簡単に謝ると、付け入れられたり下に見られたり偉い人は大変よ。」


「そっか…。殿下大変なんですね。」


「ありがとう。ポピー嬢。優しいね。」


「当たり前のことです。私達は自由にさせて貰ってますから、それに王様のお蔭でこうして平和に暮らせていますし。」


「殿下、私になにを聞きたいのですか?」


「フリージアちゃん。」


「殿下は何を怖がっているのですか?話に来たのに、怯えてるみたい」


「この世界にはルールがある。私はあまりにも無知で、皆に迷惑をかけている

それが怖い。フリージア嬢は真っ直ぐでいつも揺らがない強さがある。

それが聞きたくて…。ぼくには自信がないから…。」


「私は、自信があるわけじゃないですよ。」


「では…」


「失敗してもいいって思ってるって感じが近いです。開き直ってるんです。

責任無いので。ダメなら逃げればいいやくらいに考えてますし。だから殿下に、私の真似は無理ですよ。背負ってる責任が違いすぎます。」


「そうだったんだね…。フリージア嬢と話すと子どもなのか疑いたくなるね…。」


「殿下、このプリン召し上がってください!私の発案自信作です!」


「プルプルしてる!あまーい!」


一足先にポピーが感動していた


こうして、楽しいお茶の時間が過ぎていった。

ケンティフォリアは、心からこの時間が楽しかった

なんの柵もなく、ただ思ったことを話すだけ

気軽に、気楽に王子という肩書を今だけ傍に置いて…



皆様、呼んでくださりありがとうございます。

評価くださった方、ブクマ登録してくださったかた大変嬉しく思っております。

ありがとうございます!ありがとうございます!

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