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降りたら、周りをキョロキョロと見回す


そして、トコトコと歩き出した


玄関の扉まで来ると

扉が開いた


「おかえりなさいませ、お嬢様」

「ただいま!クロムウェル!」

「お元気そうで何よりです。」

「それがね、ちょっと困ってるの」

「何か問題でも?」

「お父様にも聞いてもらわないといけない話なの マリーお手紙渡して」

「ランジアー!ただいま!私のお部屋どこー?」

「おかえりなさいませ、お嬢様

こちらですよ、さあ行きましょう」

トコトコと部屋へ向かうランジアとフリージアだった。


「この手紙は?」

「帰りの馬車を出発させるときに、王子付の近衛兵がお嬢様と旦那様宛ということで渡してきました。お嬢様は…非常に困ってらっしゃいました。」

「それは、そうだろう。

王族が商家の人間をお茶に呼びつけるなんて」

「そうなんです。学園内なら何とかなったのですが」

「学園から出ているからね。旦那様の手紙次第だね。すぐ渡してくるよ。」


静かに廊下を歩き

仕事部屋へ


コンコンコン!


「旦那様、失礼いたします。」


「ああ、フリージアは帰ってきたかい?」


「ええ、帰ってきました。

そして、これを預かったとマリーが。」


「げっ!これ王家の紋章」


「お嬢様も似たような反応だったそうですよ。親子ですね。」


「何何…ふむ。これなら突っぱねられるかな」


「突っぱねられるって。王家からのお茶の招待ですよ?………なるほど、これなら抗議もできるかも」


「だろう。すぐ動いてくれ」


「かしこまりました。」


「さて、仕事も切りのいいとこまで来たし

フリージアにお帰りの挨拶しなくっちゃ!」


「嬉しそうだね。」


部屋からルンルンで出ていくパニカムと怖い顔で出ていくクロムウェルだった





_____________

「お父様!ただいま!」


「おかえり!フリージア!」


久しぶりの再会で抱き合う親子だった

「お父様!お友達ができたのよ!1番の仲良しはポピーなのアイスランド商店のお嬢様なのよ!親友よ!」


「そうかそうか、良かったな〜」


「お父様、王家からのお茶の誘い断ることはできませんか?」


「今、クロムウェルが確認してくれているよ

理由によっては断ることができるよ」


「ホント?そうなるといいな〜」


「お茶会嫌なのかい?」


「貴族のお茶会が怖い

普通、平民は行かないでしょう?男爵の子も嫌だなって言ってたもの。

意地悪する子いるんですって。」


「そうか、それは嫌だな。」


「お父様、フリージアのこと離さないで!このままぎゅっと抱きしめててね。」


「ああ、ずっーと抱きしめているからね。

安心するんだ。」


メロメロなパニカムだった。

見かけた使用人は恨まやしいと思ったのは言うまでもない


それから親子は手を繋ぎながら

お茶の時間を楽しみながら

学園の話やパニカムの出張の話をいっぱいしたのだった






______________

夕食後


「それでお父様はどうしたの?」


「それでね…ああ、こんな時間かフリージア

もう、寝る時間だよ」


「旦那様、よろしいですか?」


「ああ、ご苦労どうだった?」


「上手くいきそうですよ」


「フリージア、王家とのお茶会は無しだ。

楽しいおしゃべりはまた明日ね。」


「ホント?! やった! おやすみなさい!」


ルンルンで部屋に戻るフリージアを見て二人ともつい笑顔になるのだった

「うちの娘は天使だな」


「女神かもしれないですよ」


「それで、どうやって突っぱねるのです?」


「ランジア、気になるかい?」


パニカム宛の手紙には、要約するとこう書いてあった


フリージアには、特別なギフトがあるだろう?

王子の后候補にしたいからお茶会に参加せよ

と。

ギフトの内容は教会の秘匿だ

おおっぴらに知ってるから王家に嫁げなんぞ絶対あってはならないのだ

それくらい秘密の個人情報となる。


これ手紙に書いてしまった以上は教会は訴えられるし学園も秘密を守れないとしてフリージアでいえば自主退学も選べるのだ 

フリージアは元々王都の学園は希望していない。特待生でどうしてもとお願いされて入ったのだそれがこのように踏みにじられるなら


「と言うことだよ」


「なるほど、でもお嬢様が聞いたら 喜んで学園を辞めると言い出しそうですね。」


「ははははっ、そうかもしれないね。

あの子が決めるさ。大丈夫。

でも、君たちは余計なことを言ってはダメだよ。

君たちが寂しいなんて言ったらフリージアは間違いなく、学園を辞めてしまうからね。」


「そうですね…。お嬢様は優しいから。」


お父様、大好き


「旦那様が1番寂しがってますよね」


「言うなクロムウェル」


こうして、夜は更けていったのだった




______________ 


その頃、王族の別荘に手紙が来ていた


「全く、ケンティフォリアも下手なことを」


「父上、何か御用ですか?」


「ケンティフォリア、この手紙をどうしてだしたんだい?」


「フリージアは学園では周りに人が沢山いて、僕が話しかけることができないから…

いけませんでしたか?」


自身な下げに下を向きつつモジモジと、応える三男に王様も頭をかかえつつまだ6歳仕方ないかとつい思ってしまうのだった


「よいか、彼女のギフトは秘密なのだよ

むしろ、個人のギフトは見せてもらえん限りは絶対の秘密。

お前は最初、フリージアにお茶会の招待状を渡した。

それは良かったんだ。しかし、親へのギフトの件の知らせは余計だった。」


「今日、お断りの返事が、来た

これを無視して招待状を送るなら、学園をやめることも検討するとのことだ」


「そんな…」


「ケンティフォリア、フリージアが好きなのかい?」


「好きなどと言う、感情は持っておりません。ですが、二人で話をしたいと思いました。

それだけです。」


「なら遊びにお邪魔していいか手紙を書いてごらん。貴族のお茶会は平民には恐怖でしかない。

不敬をすれば打首くらいに思っているものだよ。」


「そんな簡単に人を殺したりしませんよ。」


「残念だねど、昔の王族はそういう時代もあったんだ。」

こちらも、王様と王子というよりは父親と息子という会話をするのだった

皆様、呼んでくださりありがとうございます。

評価くださった方、ブクマ登録してくださったかた大変嬉しく思っております。

ありがとうございます!ありがとうございます!

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