とある青年ととある商人達―その①
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
「どうもご無沙汰で御座います。精霊魔導皇様」
今回はデオン奴隷大商人長が他の顔の知らぬ人たちを連れて来た。
「あっと、我々は別に敵意を持って来た訳では無いのでご安心を」
「・・・そうか」
デオンがそう言うと後ろに居た武装した商人が深々とお辞儀をする。
デオンと同年に見える女性が近づき
「私はこういうものです」
「総括の方?」
「デラ=エヴァンスと申します。各種の商いの管理人達を纏めた言わば上官の職で御座います」
俺は興味を示すように納得する。
そしてデオンの隣にいた眼鏡をかけた女性が専属秘書でアルセラと言う。
デオン達が態々会いに来た理由が―――
「多種の奴隷達をうちに保護をして欲しい?」
「えぇ、精霊魔導皇様がご存在となる今、亜人と差別されている彼ら又は彼女らを保護して欲しいのです。無論、各国に構えている奴隷商の者達からも各々精霊の方々の住処に移動させていますので」
デオンが言うには人間と精霊以外の種族の者達の住処は各国の人間が身勝手な理由で襲ったりして壊滅しているとの事。デオンが統括している奴隷商はそう言った各種の種族達を職員で手分けして表向きは奴隷として確保しつつ裏向きでは無病無欠での完璧な保護をしているという。
「無論、我々はそう言った種族達を表では出さず精霊魔導皇様が現れるまで暫く裏で保護活動を徹底的に行っております」
「・・・具体的に1000以上は越える?」
「えぇ、ただ人間との争いで家族や友人、子らを失った者達が特に多いので」
エレナお母さんと一度相談したうえで二つ返事で受け入れた。
無論こちらからも物資を用意したうえでリィズの母親無追加条件で交換して貰った。
「本当に・・・良かった・・・お母様、デオン達に何か酷い事されないかと私は肝が冷えておりました。本っ当に良かった・・・」
「心配掛けてごめんなさいリィズ。精霊魔導皇様、私をも買い取らせて頂きありがとうございます。」
「気にしないで、暫くここで安全に暮らすと良い」
リィズの母であるアストロメダさんを保護して1週間にわたり、奴隷とされていた人間と精霊以外の多種の種族達を精霊界に保護目的として住まわせておいた。
精霊界は俺の意思で住みやすい環境に変化させておいたので万が一の時の対策もバッチリ行き届いている。
「やっと・・・終わりましたアストロメダ様」
「わ、私もです・・・種族の子達に見合った授業を行うのは中々骨が折れますね」
「アイシャ、リィズお疲れ様です。紅茶を用意したから休憩なさい。・・・・しかし村の人達や子供らは皆、シヴァ様のお陰で少しずつ授業がスムーズに進めれてますね」
保護して数日、知能数が低下している者を対象に子供から大人までを対象に精霊達やリィズやアストロメダさんやアイシャさんが率先して俺が魔法で用意した学校でちょっとした授業を行っている。エレアお母さんは各種族の子らの母親たちが集う婦人会とやらによく参加している。
「エレア様凄い!器用ですのね」
「いやぁ~息子やアストロメダさんに結構しごかれてねぇ~」
そして住処も提供し、平凡な日常へと戻って行ったのだった。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




