とある青年ととある精霊王―その②
※この作品だけあらすじや次回予告文等は御座いませんのでご了承ください。
従業員達が唾を飲み込む。デオンが続け様に
「これからは私が常にあのお方に精霊を週に3日奴隷を送る。その時の同行者としてデラ殿とシルクスの二人となる。他の者達は希望があれば私に声をかける事。それだけだ」
そして同行者とその護衛をする従業員が決まった。
同日、精霊の里にて。
「・・・そうか、それは大変だったね」
今、彼女達の目の前に居る10代の女性の姿をした精霊が目の前に居る。彼女こそが精霊達を管理し統べる者で精霊達の母エレアお母さん。
赤子だった当時の自分を16年もの間に育ててくれた育ての親だ。
「・・・っとそうだ自己紹介がまだでしたね、私はリィズ=ベルーガです。隣に居るのが世話付き兼従者メイドの」
「アイシャです。お嬢様共々宜しくお願い致します。」
何故リィズが奴隷になっていたのかを聞いてみた
「実は・・・・親が・・・私の父親が私とアイシャを見捨てたのです」
「見捨てた?そりゃ酷いねどうしてそうなったんだい?」
リィズにエレナお母さんがそう問う。リィズが言うには昔は最も真面で立派な親だったが妹が15の時に生活が一変したと言う。
「私やアイシャなどは妹のシィラとも仲良かったんです。私よりも妹の方が才能よくて・・・でも」
「君はそうでもなかったんだ?」
「正直に言えば・・・はい」
でもそんな自分にシィラやアイシャが励ましてくれたおかげで姉として必死に頑張って来れたという。だが・・・
「私の父、ガドゥラ=ベルーガ伯爵がある日を境にいつの間にか性格が変わってしまい、暴力を振うようになりました。それから・・・母と同様に私を見捨てたのです。奴隷商に私達3人を売って」
「そうか・・・よし分かった。シヴァに頼んでエルフ達貰うついでに交渉しよう!シヴァ?」
「分かってるよ、でもシィラさんのお母さんとなると結局お金の事になるけど・・・」
エレナお母さんが一度考えて何か思いつき
「おーい、サーラ!ノーヴァと一緒に宝物庫のアレ持ってきて!例の戦利品!」
「はーい、今持ってくるねー」
火の上位精霊であるサラマンダーと土の上位精霊であるノーヴァリスが二人で宝物庫に向かった。
「あ、あのぉ~その戦利品って何でしょうか?」
「ん?いやね、うちの子供らがシヴァと一緒にね森に入って森を汚す連中を倒した時の戦利品なんだよ」
精霊王はそう言って微笑む。
今回の話はここまで。
当作品以外にも
・「オメガ~追放者の絶対支配~」
・「セヴン~大罪の力を持つギルド職員~」
の2作品もお勧めです。
是非ご覧ください




