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No.23




 No.23




 「さて、歴史を語る前に再度質問をする」

 「何でしょう?」

 「お前が知る四つの術式の中で、一番古い術式はなんだ?」

 「古い、ですか? 精術が基本の術式であり、最も古く。その次に霊術、元術と続き。そして晶術が新しい術式だと、記憶していますが?」


 シンはフレーバーテキストに書かれていた言葉をティグリスへと回答する。

 しかしその答えに否と唱えるモノがいた。


 『おいおいなに言ってんだ相棒? 晶術が一番古いに決まってるだろう』

 「百地さん? いえしかし。私が調べたものだとそう記載されていますが?」

 「誰かしらと話してるのか?」

 「ああすいません。ご挨拶する機会がなかったので」


 そのあとすぐに百地の話をして、ティグリスは納得の頷きをした。


 「なるほど使役するモノ(サーヴァント)か。

歴史の証人としてはこれ以上ない適切な奴だな。そいつを出して貰えるか?」

 「はい。百地さん」

 『おうよ! 呼ばれて飛び出て百地様参上だ!』


 基本形態の百地が現れる。

 ティグリスは百地をつぶさに観察する。


 「道具に命が宿った種族か……。大変革以前の種族だなお前」

 『おう! と、言いたいが、俺様は大変革の前に作られ。大変革後に命が宿ったからな。どっちとも言えねぇぞ』


 ケラケラと笑う百地。


 「大変革前の記憶とかあるか?」

 『うすらぼんやりとだな。俺様を作った作り手。幾人かの持ち手。その辺くらいはまあはっきりと覚えてる』

 「そうか。時にお前は今、シン(そいつ)の答えに訂正を入れたな。何故だ?」

 『ん? そいつは簡単なこった。俺様が作られた時代には晶術って名前じゃなかったが、確かにそれは在った。逆に俺様が命を宿し(生まれ)た後に、精術やら霊術やらが使われ始めた』

 「私が調べたものが間違っていたのでしょうか?」

 「いいや。お前さんが調べたものも間違っちゃいない。ただし正しくもないってだけだ」


 そう言ってティグリスは町の中心聳え立つ。『高殿(ウテナ)の搭』を指差す。


 「あそこに在るもので、この世界では不思議と発達したものがある。お前はそれに気がついたか?」

 「発達したのも……」


 シンは暫し考え。この世界での二日間で『高殿(ウテナ)の搭』には何度も足を運んでいる。そこで不思議に思ったものと言うのを思い考える。

 そして先程ティグリスが言っていたユニークカードの事を思い出すと、スッとその答えにたどり着いた。


 「『記録石(モノリス)』ですか」

 「そうだ。あれは先文明の遺跡から発見され。後の世の者達が復元複製したものだ。最も大きさは倍以上になったようだがな」


 ティグリスの言葉で改めて思い出す。

 シンは序章(プロローグ)飛ばした(スキップ)したので途中までとなるが、確かに『記録石(モノリス)』は先文明の遺産と言う風に銘を打っている。

 やーいザマイミロー。幾ら前情報で知り得てもこう言う事があるんだsーーーんん! 失礼。職務から外れた発言をしました。謝罪します。


 「先文明でも『記録石(モノリス)』はあった。そうだな?」

 『確か……あったな。俺様の持ち手たった奴が『記録石(モノリス)』で、何かしらしていた記憶がある』


 百地の命が宿る前の曖昧な記憶の中でも『記録石(モノリス)』の存在は覚えていたようである。


 「百地さんを所有していた方は現地人の方ですよね? こちらの方は『記録石(モノリス)』の使用が出来たんですか?」

 「出来ない。いや正確には出来なくなった、だな」

 「出来なくなった?」

 「ああ。今ある『記録石(モノリス)』が復元複製の品だからなのか。こちらの世界の者達にはまったく作用しなくなった」

 「復元が完璧ではないのでは?」

 「それはあるかもしれん。しかし大きさはともかく。寸分狂いなく作られた筈の『記録石(モノリス)』が、渡界者達だけにしか使用できなくなった。これは確かだ。そしてもうひとつ」


 ティグリスはシンの持つユニークカードを指す。


 「ユニークカード(これ)が何か?」

 「本来の『記録石(モノリス)』にはユニークカード(そんなもの)は必要がなかった」

 『そう言やあ、そのカートじゃねえけど。『魂の記録盤(イデアレコード)』なんて呼ばれているものがあったな』

 「俺の方でもそうした記録はあるな。そのイデアレコードを使い。今の渡界者達が行ってあるような事をこちらの者達もしていたと」

 「イデアレコードですか、どのようなものだったのでしょうか?」

 「さて、な。現物を見たことがないからなんとも言えないが、百地(お前)さんは何か知っているか?」

 『大変革前のことはよく覚えてねぇって言ってるだろう。ああでもそうだな。『記録石()』に手で触れていたり。街に入るときに兵士の奴に手を差し出して、何か確認していたって言うのはよくあったな』

 「前の時代を知る奴と会えたと言うのはありがたい。お陰で俺が調べたものと答えが合わせられる」


 ティグリスは百地の話を聞き何か自分で納得できたのか、大きく頷いていた。


 「百地(そいつ)のお陰でイデアレコードと言うものが、どう言ったものであったかが大体わかった」

 『今の話しででか?』

 「こちらにも情報はあった。あとはその情報と擦り合わせれば良いだけだからな」

 「それで何がお分かりになったのですか?」

 「そうだな。イデアレコードと言うのはユニークカードの上位互換と言って良いだろう。

 そして『記録石(モノリス)』は、そのイデアレコードをの情報を読み取る装置であったと考えるのが妥当だ。

 兵士がイデアレコードの確認をしていたと言うのは、何かしらの道具を使っていたか。そうしたスキル()を持つ者がいたんだろう。

 俺の意見としてはそうしたスキル()を持った奴がいたんじゃないかと思っている」

 「その理由は何故でしょうか?」

 「俺の疑問のせいで大分横道に進んでいたが、やっと本筋に戻ってこれたな。ああ安心しろ。幾ら面倒臭くなってきても、今の疑問の分の説明くらいはきちんとするさ」

 「はあ……」


 ティグリスの誰に対しての言葉だったのか、シンは不思議そうに首を傾げた。

 そしてティグリスは独特の民族衣装の袖口からビー玉サイズの石と。水晶の原石から加工されたかのような腕輪を取り出した。


 「こいつを見たことがあるか?」

 「いえ存じませんが」

 『なんだ晶石じゃねえか』


 シンは両方知らないと首を振ったが、百地の方はビー玉の方の石は知っているものだったようで、声をあげた。


 「モンスターのドロップアイテムと言われている、あの?」

 「そうだ。そしてこっちの腕輪が、その晶石から加工して作られた術装具だ」

 「これらがそうなのですね。初めて見ました」


 シンの術装具を初めて見たと言う感想に苦笑する。


 「お前のその服も分類上は術装具になるんだぞ」

 「この服がですが!?」

 「術装具の定義としては、"晶石を使って術式を組み込ませた物"だからな。その形が何であれだ」


 そして晶石の方をシンへと見せ。


 「こっちが大変革以前に使われていた『晶術』だ」


 次に腕輪の方を見せ。


 「こっちが大変革後に使われるようになった『晶術』だ」

 「両方ともに晶石を使われているから晶術と言うのですね」

 「ま、そう言うことだな。そしてもうふたつ程違いがある。

 一つ目は、こちらの晶石の晶術はその内包する星力(プラーナ)の力を引き出して現象を起こすのに対して。こちらの術装具の晶術は、予め組み込まれている術式の現象のみを起こすことが出来ると言うことだ。

 二つ目は、晶石から星力(プラーナ)の力を引き出す為には、精術士なら自身の精力(マイン)から外部へと導くための精道(レイン)が引けるだけの力量を持つ者でなければ、上手く晶石から力を引き出し。現象として行使するのは難しいだろう。

 対してこちらの術装具は、己の精力(マイン)をある程度コントロール出来れば、あとは勝手に術装具の方が現象を起こしてくれる。極めて楽なやつだ」


 マニュアルとオートマの違い。と思っていただければ分かりやすいだろう。

 晶石を使った晶術は適切な動かし方をしなければ、晶石に込められている星力(プラーナ)の力を術として扱うことはできない。

 対して術装具は、装備者が大雑把な扱い方をしても、術装具に組み込まれている術式がファジー的な判断で術式を発動する事が出来る。

 加えて術装具は大変革後の人々が『記憶石(モノリス)』のような大変革前の道具を出土し。それを復元改良したのが今の術装具でもある。


 「正しくもあり。間違いでもあると言うのは、新旧の晶術がある。と言うことだったのですね」

 「そう言うことだ。そして俺が兵士がイデアレコードの確認に術装具ではなく。何かしらのスキル()と言ったのは、大変革前の術と言うのはあくまでも自然現象を意図的に起こす術だと言うことだ。他者の隠された力や経歴と言ったものの情報の読み取りのような特殊な術装具は、『記憶石(モノリス)』しか確認されていない。何しろ|『記憶石(あれ)』は大地の霊脈(レイライン)がある場所に設置しなければ効果のないものだからな。小型の物があるなら、もっと小さく。数が出ても良いだろうと言うのが、俺の見解だ」


 ティグリスは出した晶石と術装具を再び懐へと仕舞い。シンに新旧の晶術が在ることを理解した上でシンの要望する鬼紋闘法術に関しての説明を始める。


 「さて、今の話を踏まえた上で、お前さんが望む鬼紋闘法術に関する話だ」

 「はい」

 「鬼紋闘法術にも新旧式の鬼紋闘法術が存在する」

 「晶術と同じようにですね」

 「そうだな。ひとつは己の精力(マイン)をコントロールして身体強化を図る鬼紋闘法術だ。まあこれが一般的に知られている鬼紋闘法術だ」

 「Tさんが使われたやつですね」


 その言葉にティグリスは苦笑し。違うと答える。


 「残念ながらこの導師・T(嬢ちゃん)が行っている鬼紋闘法術は新たな、この嬢ちゃん自身が作り出した新式の鬼紋闘法術だ」

 「改良したとかではなくて、ですか?」

 「まあ、ある意味改良とも言えるな。旧式の鬼紋闘法術に術式霊装と呼ばれる、こっちも危険きわまりない術を合わせた複合術にしたものだからな。ったく。嬢ちゃんまでバカ野郎共の領域足を踏み入れやがって」


 ティグリスは呆れと悲哀とも取れる表情を向けると、導師・Tは「えへへ」と、照れ臭そうに笑う。

 そんな笑いに「誉めちゃいねぇよ」と、今度はハッキリと分かる呆れの言葉とため息を吐き出した。


 「術式霊装ですか……」

 「興味を持つのは構わんが、適正の無い奴が使えば自爆する術だ。実際にこの嬢ちゃんも適正がなく。火傷を負ったことがある」

 『術式霊装ってどんな術だ? 聞いたことがねぇんだが』

 「簡単に言えば、霊術を対象に対して放つのではなく。自身に武装として体に纏わせる術だ」

 『おいおい……それって、とんでもなくヤベェ術なんじゃないか!?』

 「そうなのですか?」


 ティグリスの説明にシンはピンと来ず首を傾げる。


 「霊術って言うのは術者の適正がある、その場にある自然物の力を借り。その対象物で攻撃する。まあ『防壁』と言った防御系の術式もあるが、この術は攻撃に特化しているのが特徴的な術だ。そんな攻撃に特化している術を自分の体に纏わせる。この説明でもまだ凄さが理解できないか?」

 「何となくですが、理解できました」


 分からない人が居ないとも限らないので説明すると。

 『ファイヤーボール』と言う火の術があるとする。

 この術は火球を敵に向けて放つ術だと思ってもらいたい。

 敵に損害を与えるため。術者もファイヤーボールの熱量を放つまで受ける。そんな攻撃性がある術だ。

 そのファイヤーボールを敵に放つのではなく。手で握って相手に叩きつける。

 敵はファイヤーボールの熱量攻撃とその熱量を防御に回され。術者に思うように攻撃ができず躊躇する。

 術者の方はその熱量をコントロールして、自身に火傷を負わないようにして相手に攻撃する。

 そんな暴挙にも似た攻防一体の方法を取るのが術式霊装である。


 「この嬢ちゃんが作り出した新式の鬼紋闘法術は己の身体を強化させた上で術の鎧を纏う。そう言うものだと思えばいい」

 「さながら人型の特殊強襲車両と言った処なのでしょうね」

 「お前さんが術の危険性を理解できるのならなんだって構わないさ」

 「しかしお話ではTさんに、その術式霊装の適正が無いように仰っていましたが?」

 「それは嬢ちゃんがバカ野郎共の領域に飛び込んだ結果だな」

 『なんだそりゃあ?』

 「バカ野郎共の領域って言うのは、それが目に見えて命の危険性があるのにも関わらず、躊躇なく。そこへ飛び込んでいく。そんな奴らの事だ」

 『ああなるほど。理解したぜ。俺様の持ち手の中にも、そうした奴が一人二人はいたな』


 だがあれはあれで楽しかったと言って笑っていた。

 そんな百地の笑いに、こいつも同類かと言うようため息を吐いた。


 「……話を戻すぞ。嬢ちゃんは術式霊装に適正がなかった。それは霊術士としての才が無いのと同じだ。しかしこの嬢ちゃんは代わりに元術士としての方の才なら在った。そして嬢ちゃんは元術の方で術式霊装の代わりをやってのけた」

 「元術で……。確か元術は自らが持つ星力(プラーナ)を源にして、術として行使するものでしたね」

 「そうだ。だからこそなのかもしれんが、霊術からの術式霊装よりは幾分危険度が下がった術となった。まあ、それでも誰もが使えるモノではないと言うのは代わりはないが」


 ティグリスは実演してやれるかと尋ねると。導師・Tは快く引き受ける。

 そして再び鬼紋闘法術を行うと、体に炎を模した紋様が浮かび上がる。

 しかし今度は両腕のみだけではなく。体全体に紋様が浮かび上がた。

 炎を模した紋様から炎が溢れんばかりに吹き上がっている。

 しかしその炎を一旦沈めるように体の内に収めた後。まるで火山が噴火したかのように炎が吹き上がった。

 そして吹き上がった炎は体の周りを取り巻き形作り、重装甲の鎧のように炎が成形させる。

 両腕は巨腕と言って良いぐらいに巨大な手と成り果て。

 胴体部分は人の顔のように見える。しかもその顔は憤怒のように。

 最後に顔の部分。二本の角を持つ鬼の顔を模した炎の仮面が、顔上半部分に成形されたのである。


 「……これは……!?」

 『なんちゅう熱量だよッ!? 火の中級、いや! 下手すりゃあ上級精霊並みじゃねえかッ!? 人が持つ力にしちゃあ、あまりにもでかすぎるぞッ!?』


 導師・Tの人の範疇を越えた力に二人は驚き。絶句する。


 「これが嬢ちゃんが作り出した新たな鬼紋闘法術であり。新たな術式霊装、元術が元だから術式元装と言ったところか。その状態の名前は……」

 「鬼紋闘法術・炎鬼王の型」


 圧倒的な威圧を放つ炎の鎧を纏った鬼が、そこに存在していた。


 「だそうだ。しかし熱い(アチぃ)な。嬢ちゃんもういいぞ。もう元に戻れ」

 「うにゅ? 雷鬼王と炎雷王はいいの?」

 「術の概要がわかればそれ以上は要らん」


 その熱量ははた迷惑だと言い放つ。

 そしてシン達は導師・Tにはまだ先があると言う言葉が聞こえてくると。ギルドで模擬戦をしていた導師・Tは、欠片も自分達に本気を出していなかったと、思い知らされていた。


 「……格上だと言うのは理解していましたが」

 『ここまで離されていたと思い知らされると、逆に笑いが込み上げてくるな』


 導師・Tが元の姿に戻っても暫く呆けていた二人であった。


 「さて、これでお前さんは目指すべき形を二つ見たな」

 「はい。……なんだか凄すぎて理解が追い付いてきませんが……」

 「何となくでも凄さが分かれば良い。それから双方のメリットデメリットを話しておくぞ。

 先ず旧式の鬼紋闘法術は身体強化が主な術だ。その出力を調整することで、近距離での格闘戦から遠距離からの術式を放つことも可能だ。

 これはデメリット捉えるか。メリットと捉えるか人それぞれになるが、旧式の鬼紋闘法術は精力(マイン)の質と量を上げ続けることで、理屈上その出力を天井知らずに上げることができる。だがその反面。そのコントロールができなければ自身にダメージがいく諸刃の術だ。

 そして今見た新式の鬼紋闘法術だが、身体強化と術式による攻防一体の術だ。旧式の鬼紋闘法術とは違い。術式による安全弁が働いているため天井知らずな出力調整はできない。

 デメリットだが、こちらは多くある。先ず星力(プラーナ)の素養を持つこと。元術士としての素質を持つこと。術の使用中は他の術が使えない。何より燃費が悪い。使い続け術を解くと、暫くは体が動けなくなる上。体が回復するまでは、術が使えなくなる」

 『ダメなところ多すぎるな。何でそんな術を教える?』

 「デメリット(それら)を無視してでもメリット(有益)があると言うことだ。その理由のひとつに、百地(お前)も感じた上級精霊並みの力を得る事だ」


 精霊。それは自然物が何かしらの影響を受け、自我意識を持った霊体的存在。

 精霊はその強さから格付けがなされている。

 低級。中級。上級と、主にこの三段階に分けられている。

 級がひとつ上がるとその力。災害範囲が大きくなると考えて貰いたい。

 導師・Tが行った新式鬼紋闘法術の姿は中級。もしくは上級並みの力を持つ精霊と大差変わらない力を持っている。

 またティグリスは武装と言っていたが、あの状態は術式霊装とは違い。体を霊体化。半精霊化とでも言えば良いのか。言葉通りに炎の化身と化した状態となっている。その為、生半可は物理攻撃や炎系の術は一切効かず。腕を振るっただけで、この辺り一面が焼け野原に成るぐらいの熱量を放出することも可能なのである。

 短時間とは言え、そんな歩く災害とも成り得る新式鬼紋闘法術。ティグリスとしては決めてのひとつとして持ち合わせてみるのもひとつの案だと、シンに話したのであった。


 「もし私が新式の方を覚えれば、Tさんと同じような感じになるのでしょうか?」

 「それについては可もなく不可もなくとしか言いようがない。何しろ元術はその本人の内側に在るものを引っ張り出してくる術とも言われている。嬢ちゃんと同じように火の星力(プラーナ)の素養があったとしても、全く別物になる可能性だってある。新式はその本人のみのオリジナル技と思えば良い」


 そしてティグリスはシンにどちらを覚えたいと聞き。その術の習得方法を教えると言った。

 その言葉にシンは暫く考え。


 「私はーーー」














次回の更新は2月24日となります。

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