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第722話~ドワーフの国の巨大地下墳墓 最終エリアその2 攻撃開始!~

 とうとうドワーフの国の巨大地下墳墓に巣くう神聖同盟の連中に戦いを挑む時が来た。


 地下墳墓の頂点へと続く道を開くためのスイッチにとぉかけた俺は、そのままスイッチを押す。

 すると、ガッチャンという機械音が響き。


「お、目の前の壁が開くぞ」


 道を塞いでいた目の前の壁が左右に開き、道が開けたのだった。

 それを見た俺は静かに指令を出す。


「攻撃開始!」


★★★


「攻撃開始!」


 その俺の指示で作戦開始だ。

 最初に動いたのはネズ吉だ。


「『眷属召喚』。『戦闘の百傑』のうち十体召喚」


 すぐさま眷属の中でも精鋭の『戦闘の百傑』を十体ほど呼び出す。

 『戦闘の十傑』は三メートルほどもある巨大なネズミたちだった。

 このネズミたちはとても強く神聖同盟に所属している戦士や魔法使いが十人がかりでも一体も倒せないというレベルの実力らしかった。


 そして、ネズ吉は現れた眷属たちにすぐさま命令を下す。


「お前たちは目の前の見張りを倒せ!」

「キキー」


 ネズ吉の命令で眷属が動き出し。


「な、何だ!ぎゃー」


 と、頂点の部屋にいた神聖同盟の見張りを次々に排除していく。

 ここは彼らに任せておいて大丈夫だ。

 そう判断した俺は。


「『神化 重力操作』」


 嫁たちとネズ吉を連れ、魔法を使って一気に隣の神聖同盟が拠点にしている大きな部屋へと向かった。

 

★★★


 俺の魔法による移動は速く、大きな部屋まで三十秒ほどで移動が完了する。


「な、何事だ!」


 短時間で事態が推移したため、神聖同盟の連中は大混乱に陥り右往左往していた。

 俺は嫁たちやネズ吉を地面に降ろすと指令を出す。


「エリカ!作戦通り俺が闇の獅子『レグルス』と戦うから、お前は予定通り指揮を執って他の奴らの相手をしろ」

「はい!旦那様!」


 エリカにそう指示を出すと同時に俺は動き出し、レグルスの下へと向かう。

 そして、十分に近づいたところで。


「『神化 天火』」


 と、魔法を一発かました上で。


「うりゃあああ」


 思い切り顔面に蹴りを入れ、顔に傷をつけてやった。

 いきなり顔に手傷を負わされて、獅子の魔物たちを支配する元神獣としてのプライドも傷つけられ、怒りマックス状態になったのか。


「オノレ!ニンゲンメ!ヨクモ、ワレノカオニキズヲ!コノニンゲンハワレガタオスカラ、オマエタチハテヲダスナ!」


 そう眷属の獅子たちに指令を出すと、以後は俺一人に襲い掛かって来たのだった。


 しめしめ。うまく行ったな。


 予定通りに計画が言った俺は内心そう嬉しく思ったのだった。


★★★


「それでは、皆さん、頑張って敵を倒しますよ」

「了解!」


 俺がそうやってレグルスと戦っている間、エリカがそうやって指揮を執っていた。


「ヴィクトリアさんとネズ吉さんには神聖同盟の方々の相手をお願いします。ヴィクトリアさんは精霊、ネズ吉さんは眷属を召喚し、彼らと連携して攻撃してください」

「わかりました。『神化 精霊召喚 火の精霊 風の精霊』。さあ、精霊たちよ。神聖同盟を蹴散らすのです!」

「『眷属召喚』。『戦闘の百傑』、残り九十体召喚。さあ、そこの連中を薙ぎ払うのだ!」


 そうやってまずはヴィクトリアとネズ吉に神聖同盟攻撃の指示を出す。

 ヴィクトリアの精霊と眷属たちは。


「……」

「キキキーー」


 と、神聖同盟の連中に向かって行き。


「うぎゃあああ」


 と、向かうところ敵なしという感じで、一切被害を出さずに神聖同盟の連中を倒していくのだった。


「リネットさんにネイアさん。私たちは『炎の獅子』と『氷の獅子』の相手をしますよ。では、行きましょう!」

「「任せて!」」


 ヴィクトリアの方の戦況が問題ないと判断したエリカは、リネットとネイアの三人でレグルスの眷属である『炎の獅子』と『氷の獅子』に挑んで行った。

 こいつらはかなり強い魔物ではあるが、今まで研鑽を積んできたエリカたちが競り負けするような相手ではない。


「『神化 氷槍』」

「『神化 火槍』」


 エリカが大量の氷の槍と炎の槍を作りだし、援護射撃をする中。


「『フルバースト 飛翔一刀割』」

「グハ」

「『武神昇天流奥義 フルバースト 虎殺脚』」

「キャオオオオン」


 リネットとネイアが『炎の獅子』や「氷の獅子を一体ずつ確実に倒して行っていた。

 中々見事な連携攻撃である。


 そうやって神聖同盟と獅子たちの数が確実に減って行くうちに、『地熱式魔力炉』に繋がっているであろう地下室への扉並びに『魔力の転送装置』がある上層階へ繋がっている扉の防備が手薄になって来た。

 それを見たエリカがヴィクトリアとネズ吉に追加の指示を出す。


「ヴィクトリアさんは土の精霊と水の精霊を召喚して、それぞれ地下室と上層階へ向かわせてください。ネズ吉さんは何体かの眷属を精霊たちの加勢に派遣してください」

「ラジャーです。『神化 精霊召喚 土の精霊 水の精霊』。さあ、土の精霊は地下室へ。水の精霊は上層階へ行き、敵を倒すのです」

「さあ、眷属たちよ!土の精霊と水の精霊に数匹ずつ加勢せよ!」


 エリカの指示でヴィクトリアとネズ吉が動き、土の精霊は土魔法で地下室への扉を融解させ、水の精霊は上層階への扉を水魔法でスパッと切断し、それぞれネズ吉の眷属を引き連れて突撃して行った。

 ヴィクトリアの精霊もネズ吉の眷属も強力なので、後は放っといても『地熱式魔力炉』と『魔力転送装置』を制圧してくれると思うで、任せておくことにする。


 こうしてエリカたちの活躍でレグルス以外はどうにかなりそうだった。

 ということで。


「さて、レグルス。年貢の納め時だ!覚悟しろ!」

「ニンゲンメ!コシャクナ!」


 俺はレグルスとの戦いに集中するのだった。

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