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第704話~掘って掘って、掘りまくれ! 地下墳墓の入口を掘り起こせ!~

 巨大地下墳墓の入口の目印となる岩を発見した。

 ということで早速掘ろうと思うのだが、その前にやっておくべきことがある。


「ヴィクトリア。頼んだぞ」

「ラジャーです。『精霊召喚 土の精霊』。さあ、土の精霊よ。地下墳墓の入口の正確な位置を探るのです」


 まずはそうやってヴィクトリアに土の精霊を呼び出してもらって、地下墳墓の入口の正確な場所を探った。


 別にいきなり掘っても良いのだが、先に正確な位置を探ってから掘った方がはるかに効率が良いからな。

 だから土の精霊を使ったのだった。


 そして、土の精霊が入り口の場所を探り始めてから十分後。


「わかりました」


 ヴィクトリアがそう言うとゆっくりと岩から十メートルほど離れた場所に立った。

 その場所に立ったヴィクトリアは地面に杖を突きさしながらこう言うのだった。


「今ワタクシが立っているこの場所から地下に三十メートルほど掘った場所に地下墳墓の入口があります」


★★★


 ヴィクトリアのおかげで地下墳墓の入口の正確な位置が判明した。

 なので早速掘って行くことにする。


「『天土』」


 俺が魔法で少しずつ掘って行く。

 一回で大体一メートルくらいずつ掘って行く。


 一気に掘らないのはそれをやると間違って遺跡を破壊する可能性があるからである。

 俺的にはまとめて掘っても良い気もする。だが。


「旦那様。ここは正体不明の遺跡です。下手に破壊すると何が起こるかわかりませんので慎重に行きましょう」


 そうエリカが主張するので遺跡を破壊しないようにゆっくりと掘って行くことにした。

 まあ、そう言われれば遺跡を壊して何かが起こっても困る気がするので、俺も少しずつ慎重に掘っていくことに同意したのだった。


★★★


 そうやって慎重に掘り進めること一時間。


「ホルストさん。何やら扉らしい物が見えますよ」


 テレスコープを使って掘った穴をずっと監視していたネイアが嬉しそうにそう報告してきた。


 俺も掘るのを止め、ネイアが見ている方向をじっと見る。

 すると。


「確かに銀色の扉らしきものが見えるな」


 俺の視界にも銀色の、ミスリル製らしき扉が見えてきたのだった。


★★★


 扉を発見した俺は早速遺跡へ入るための準備をした。

 まずは扉の周囲を固めて土が崩れて入口が埋まったりしないように手配する。


「『天土』」


 魔法で扉の前に石の階段を造り、土の壁をしっかりとした岩の壁に変えて行く。

 そうやって俺が大まかに石の階段や壁を造ったところで、ヴィクトリアが仕上げに移る。


「『精霊召喚 土の精霊』。さあ、土の精霊よ。ホルストさんが造った石の階段と壁を頑丈に仕上げるのです」


 そうやってヴィクトリアが土の精霊に命令すると、土の精霊はテキパキと行動し、万が一にも壁が崩れて入り口が埋まらないようにしていくのだった。

 こうして、俺たちは遺跡へ入るための準備をしっかりと整えたのだった。


★★★


 さて、遺跡に入る準備もできたことだし早速遺跡に入って行こうと思うのだが、その前にやっておくことがある。


「『空間操作』」


 俺は魔法で転移門を開く。そして。


「エリカ、ホルスター、銀。行くぞ」


 エリカたちを連れて転移門をくぐる。

 その行き先は、というと。


「エリカのお父さん。お久しぶりです」

「ホルスト君。よく来てくれたね」


 エリカのお父さんの屋敷だった。

 ここに来たのは子供たちとパトリックを預けるためだ。


 今回の冒険は正体不明の遺跡の探査だ。

 前に行った海底の遺跡の時はヴィクトリアのおじいさんやセイレーンが一緒で、いざという時に子供たちを任せられる人がいたので連れて行けたが、今回そういう人物はいない。

 だから子供たちを連れて行けない。


 それに遺跡の中を探査するのだから馬車を持って行けない。

 だからパトリックも連れて行けない。


 という訳で、こうしてエリカのお父さんに預けておくことにしたのだった。

 エリカのお父さんなら子供たちの面倒をしっかり見てくれると思うし、馬を飼う設備も充実しているのでパトリックを預けるのも問題ない。


「ホルスターに銀ちゃん。おじい様たちの言うことを聞いていい子にしているのよ」

「は~い。ママ」

「ホルスターちゃんのことは銀にお任せください」

「それではお父さん。子供たちとパトリックの事。よろしくお願いします」

「任せておきなさい」


 そうやってエリカのお父さんに子供たちのことをお願いすると。


「それでは、行ってきます」

「気をつけてね」


 最後にそう挨拶をかわし、俺とエリカは再び遺跡へと戻るのだった。


★★★


 遺跡に戻った俺は仲間を引き連れて遺跡の入口の扉の前へと立った。

 俺が入り口の扉に力をかけると、入り口の扉はゆっくりと開いて行った。

 俺は仲間に声を掛けた。


「それでは、行くぞ!」

「はい」


 そして、俺たちは地下墳墓の中へと入って行くのだった。

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