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第697話~地下墳墓攻略へ向けての買い出し 食べ物を買う時のヴィクトリアの笑顔って、本当かわいいよね~

 カリュドーンの猪に地下墳墓の細かい位置を特定してもらう。

 会議でその方針を決めた翌日。


「お前ら、それじゃあ買い物へ行くぞ!」

「おおおお!」


 俺は家族を連れて地下墳墓攻略に向けた買い出しに来ていた。

 メンバーはうちの嫁と子供たちにネズ吉、それにスーザンだ。

 なぜスーザンもと思うかもしれないが。


「私、リネットお姉さまとお買い物に行きたいです」

「いいよ。ついておいでよ」


 と、スーザンのおねだりをリネットが了承したからだ。

 だから。


「スーザンお嬢様の安全は我々が守ります!」


 そうやっておじいさんの家臣たちまでが護衛について来たりしているのだった。


 かなりの大人数での買い出しになってしまったが、まあいい。

 今は買い出しを楽しむとしよう。


★★★


 今回主に買うのは主にポーションなどの薬品類と食料品だ。


 ポーションなどはよくネイアが作ってくれるし、ヴィクトリアの収納リングに在庫もある。

 食料品ももちろんヴィクトリアの収納リングにそれなりの在庫はある。


 だが、備えあれば憂いなしと言う。

 何せ今回行くのは未知のダンジョンだ。

 いくら薬や食料を持ち込んでも多すぎることはない。


 それに。


「ホルストさん。ネオ・アンダーグラウンドの町で売っているここの店のケーキ。とってもおいしいんですって。是非食べてみたいですし、旅へも持って行きたいです」


 と、観光ガイドを片手にケーキが大好きなヴィクトリアがおねだりしてくるので、嫁たちが大好きで彼女たちの願いをなるべくかなえてやりたいと思っている俺としては、食料品の買い出しのついでにケーキも買いに行くことにしたのであった。


 ということで張り切って買い出しをしようと思う。


★★★


 まずはポーション類から買うことにする。

 道具屋へ行き、そこでポーションを買うことにする。


「こんにちは。ポーションはどこに置いてありますか?」

「いらっしゃいませ。ポーションはあちらのコーナーですよ」


 道具屋の店主に場所を聞き、そちらへ行く。


「それじゃあ、ネイア。頼んだぞ」

「任せてください」


 ポーションを選ぶのはネイアだ。

 以前は俺が適当に選んでいたのだが、今はこのようにネイアが選んでいる。


 というのもポーションと一口に言っても実は多少品質の良し悪しがあったりするのだ。

 どうせ買うのなら少しでも良いものを買いたい。

 俺にはその違いが分からないので、こうして薬の専門家であるネイアに任せたという訳である。


「ふむ。この店のポーション。中々の品質のものが多いですね。多分腕の良い薬師と契約しているのでしょう」


 ネイアはそう言いながらテキパキとポーションを選んで行き。


「このくらいあればいいでしょう」


 と、百本くらいのポーションを選んだのだった。

 一回の冒険に持って行くには多すぎる気もするが、ネイアのお眼鏡にかなったポーションだ。

 買っておいて損はないと思う。


 ということで。


「オヤジ。このポーションをくれ」

「毎度ありがとうございます」


 と、それらのポーションを全部買って店を後にしたのだった。


★★★


 ポーションを買った後は食料を買いに行った。

 まずは普通の食料品から買った。


「旦那様、そちらのお肉がおいしそうですよ」

「ホルストさん。ジャガイモが安いみたいです。買っておきましょう」

「あ、あそこにたくさんの木の実が置いてありますね。あれも買って行きましょう」


 といった感じで、市場を巡って一通り必要な物を買い込んだ。


 なお、木の実はカリュドーンの猪へのお土産だ。

 カリュドーンの猪は木の実が好物らしいのでここで買ったという訳なのだった。


 その後はヴィクトリアお待ちかねのケーキ屋に行った。


「うわ~、これです!このケーキが欲しかったんです!店員さん、このケーキを三ホールください」

「はい、畏まりました」


 ヴィクトリアは余程ケーキが食べたかったのか、これ以上ない可愛らしい笑顔を浮かながら、そうやってホール単位でケーキを買っていた。

 こういう時のヴィクトリアの笑顔って、本当に可愛らしくて、俺としては見ているだけで大満足なのであった。


 一方で他の嫁や子供たちも。


「このイチゴのホールケーキがおいしそうですね。これを私、ネイアさん、リネットさん、スーザンさん、ネズ吉さんで分けましょう」

「いいですね。リネットさんのおじいさんとスーザンさんのお母さんにはこっちのチョコケーキを買って帰りましょう」

「ねえ、銀姉ちゃん。このケーキ、キツネさんの顔だよ」

「本当だ。かわいいね」

「うん、これ買ってもらおうよ。ねえ、ママ、いいでしょ?」

「いいわよ」


 と、エリカたちは好きなケーキを買っていたし、子供たちもキツネの顔をしたケーキが気に入ったらしくエリカに買ってもらっていた。


 こんな感じで俺たちは楽しくポーションと食料品を買うことができたのだった。


★★★


「スーザン。リネットとの買い物は楽しかったか?」

「はい。楽しかったです!」


 食料を買った後、リネットたちと合流した俺がスーザンに質問すると、スーザンは嬉しそうにそう答えた。


 今、リネットたちと合流したと言ったが、実はリネットとスーザンは俺たちと別れて買い物していたのだ。

 二人でスーザンの服とかを買いに行っていたのだ。

 その結果。


「えへへ。見てください。このブローチ、リネットお姉さまに買ってもらったんですよ」


 と、スーザンはリネットにブローチをプレゼントしてもらえたらしく非常に喜んでいた。

 大好きなリネットにプレゼントしてもらえてとても嬉しいのだと思う。


 俺も嫁たちも二人が仲良くしてくれると嬉しいので、仲良しな二人を見ていると何だかほっこりした気持ちになり、今日買い出しに来て本当に良かったと思えるのだった。


 さて、これで買い出しも終わったのでリネットのおじいさんの屋敷に帰って、今晩は寝て、明日地下墳墓へ向けて出発しようと思う。


★★★


 翌日の昼過ぎ。


「それじゃあ、行ってきます」

「ああ、気をつけて行きなさい。地下墳墓の攻略が終わったら、お祝いの宴を開いてあげるから一度顔を見せなさい」

「はい。わかりました。それでは」

「頑張りなさい」


 俺達はそう別れの挨拶をしてリネットのおじいさんの屋敷を出た。


 とりあえずの目的地はカリュドゥーンの猪のいる地底湖だ。

 ネオ・アンダーグラウンドの町を出てしばらくしてから。


「『空間操作』」


 俺達は魔法で一気に地底湖に移動した。

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