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第695話~仕事を終えた後の楽しい一時 さあ、休憩時間を楽しもう!~

 狩りを終えた俺たちはリネットのおじいさんの屋敷に帰って来た。

 とりあえずは門から入って裏庭を抜け屋敷の厨房へ行く。


「ただいま。料理長さん」

「お帰りなさいませ。ホルスト様」

「ブクブク鳥をたくさん捕って来たぞ。料理を頼めるか?」

「ほほう。これは良いブクブク鳥ですね。これならおいしい鳥料理が作れそうです。任せてください」


 そうやって捕まえてきたブクブク鳥を料理長に渡して厨房を後にする。

 その後は部屋で着替えをしてからリビングへ行った。


 リビングに行くとホルスターたちがのんびりと過ごしていた。

 ホルスターと銀はスーザンと一緒に。


「三ね。それ、一、二、三と。あれ?『一回休み』だ」

「スーザンお姉ちゃん。残念だったね」

「さて、次は銀の番です」


 といった感じで、スゴロクで遊んでいた。

 とても楽しそうで何よりである。


 その一方でネズ吉はというと、「グー、グー」とイビキをかきながらグッスリと寝ていた。

 ネズ吉の側にはチーズの食いカスが散らばっているので、腹いっぱいチーズを食べた後、眠くなって寝たのだろうと思われる。


 ネズ吉はおじいさんの屋敷にやって来て以来非常に歓迎されていた。


「これは我が国を守護するネズミ様。ようこそ私の屋敷へいらっしゃってくれました。歓迎いたしますぞ」


 そうやってリネットのおじいさんが丁重にもてなしたからだ。

 それに神獣であるネズ吉が屋敷にいると周囲に良いことが起こるらしく。


「おい。商店街の福引でお酒が当たったぞ」

「私の実家のお母さん。最近病気がちだったんだけど、急に具合が良くなったの」


 といった風に屋敷の人たちにも幸運が舞い込んできたのだ。

 おかげでネズ吉はこうやって好物のチーズをたくさんもらってのんびりできているという訳なのだった。


 そうやってみんなのんびりと過ごしているわけなのだが、グッスリと寝ているネズ吉を起こすのは可愛そうなので、俺はホルスターたちに声を掛けた。


「なあ、ホルスター。パパたちもスゴロクに混ぜてくれないか?」

「うん、いいよ。今やっているのが終わったら、パパとリネットお姉ちゃんも一緒にやろうよ」


 こうして俺たちもホルスターたちのスゴロクに混ぜてもらえることになり、夕ご飯までのんびりと過ごすのだった。


★★★


 それから一時間後くらいにエリカたちも帰って来た。


「ただいま帰りました」

「おかえり。大変だったろう。今リネットがお茶を淹れてくれているから一緒に飲もうか」

「はい」


 そうやって挨拶を交わした後、皆でお茶を飲んで一呼吸おいてから作業の進捗状況を聞いた。


「それで、解析作業はどうなんだ?」

「皆が頑張ってくれているおかげでとっても順調です。この分だと二、三日で終わりそうです」

「そうか。そんな短期間で終わるのか。エリカたち頑張ってくれているんだな。ありがとう」

「いえ。それほどでも。それよりもまだ残っていますので引き続き頑張りますね」

「ああ、頼んだぞ」


 進捗状況が順調だと聞き、俺はエリカたちを褒めると同時に、引き続き頑張ってくれるように頼んだのだった。

 その後はエリカたちもスゴロクに合流し。


「あ、やばいです。三回休みです。このままではワタクシのデザートが!」

「大丈夫です!ヴィクトリア様、まだまだ勝負はこれからです」


 と、のんびりと遊ぶのだった。


 さて、エリカたちも順調そうだし、次は俺たちが捕ってきた鳥肉でも楽しんでもらおうと思う。


★★★


 晩御飯の時間になった。

 家族みんなで集まって食事を始める。


 今日のメインは俺たちが捕って来たブクブク鳥だ。

 今回これをリネットおじいさんの屋敷の料理長が調理してくれたのだ。

 メニューは胸肉のステーキや手羽先の唐揚げなど様々でとても豪華だった。

 そして、今回料理長はこの料理に少し特殊な趣向を凝らしてくれていた。


「ほほう。これはショウガや香辛料がたくさん入っていてスパイシーな味付けですね。とってもおいしくて、元気が湧いてくる感じがします」


 とヴィクトリアが言うように、スパイスや香味野菜がたっぷり入った元気が出るような味付けで出してくれたのだった。


 普段のおじいさんの家の料理にはここまでたくさんのスパイスは入っていないので特別な料理なのである。

 これは料理長の故郷の山の方の村の伝統料理らしく、古文書の解析を頑張る嫁たちに元気をつけてもらおうと、料理長が用意してくれた料理らしかった。


 この料理はヴィクトリア以外の二人にも好評で。


「これは美味しいですね。ワインによく合います」


 エリカはワインを片手においしそうに食べていたし。


「うん。スパイスがお肉によく染みこんでいて、体は暖まって元気が出そうです」


 ネイアも非常に気に入ったのか、美味しそうにほおばっていた。

 皆が気に入ってくれたようで、頑張って狩りに行って来た俺とリネットも非常に満足なのだった。


 そうやって皆が楽しく食事をしていたのだが、ここでヴィクトリアがこんなことをお願いしてきた。


「ところで、ホルストさん。料理長さんの故郷には、鳥料理の他にオークやワイルドアリゲーターの料理もあるそうですよ」

「そうなのか?」

「はい。それらの料理はやはり今日の鳥肉料理と同じようにスパイスとかを使った料理らしいのですが、今日の料理とは味杖が違うらしく、そっちも食べてみたいなあ、なんて思うのです。それで、その料理は取れたての新鮮の肉で作ったら物凄くおいしいんだそうです」

「なるほど。エリカとネイアも食べてみたいか?」

「「はい」」

「よし、それなら明日以降も頑張って狩りに行くか」


 ということで、ヴィクトリアのこの願いの為、明日以降、俺たちはオークやワイルドアリゲーターの狩りに出掛けたのでこのヴィクトリアの願いはかなったのだった。


★★★


 さて、こうやってエリカたちは古文書の解析、俺とリネットはエリカたちのために狩りに行くという生活を送ること数日。


「旦那様。ようやく古文書の解析が終わりました」


 そうエリカが報告してきた。

 その報告を聞いた俺は。


「そうか。よし!それならその結果を聞いて今後の方針を立てるためにも会議をするぞ」


 と、嫁たちと作戦会議を行うことにするのだった。

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