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第693話~古文書の解読を頑張るエリカたち~

 ドワーフの国王陛下と謁見した翌日。


「ここが噂の禁書庫か」


 俺と嫁達は王宮の宝物庫の中ににある禁書庫にやって来ていた。


 禁書庫は俺の自室くらいの広さの部屋だったが、部屋中に本が置かれていた。

 全部で百冊近くあるというから結構な量だ。


 しかもこれが全部古代語で書かれた書物や禁術書だというのだから驚きだ。

 そんな貴重な本がこれだけあるのだからすごいことだと思う。


 それはともかく、これをらの本を見てエリカが宣言する。


「旦那様にリネットさん。後は私とヴィクトリアさん、ネイアさんの三人に任せてください」

「「任せてください!」」

「ああ、頼むよ」

「みんな、頑張ってね」


 と、エリカが言うように今回禁書庫の本を調査するのはエリカたち三人だ。


 というのも俺とリネットは古代文字が読めないからだ。

 俺とリネットは学校では武術や軍事的な教育ばかり受けてきたので、古代文字は読めないのだ。

 その点、エリカはそういうのをきちんと勉強して来たし、ヴィクトリアは天界で暮らしていた時にそういう知識を覚えたらしいし、ネイアはエルフの国の神官長をやっていた時に勉強したらしかった。


 ということで、今回は三人に任せることにする。

 俺達は三人が新鮮な鳥のお肉を食べたいというので、狩りに行って鳥でも狩ってこようと思う。

 そんなわけで。


「それじゃあ、俺たちは狩りに行って新鮮な鳥を捕まえて来るから、後は頼んだぞ」

「はい、頼まれました。気をつけて行ってください」


 そう挨拶をかわすと、俺とリネットは皆のために狩りに行くのだった。


★★★


 ヴィクトリアです。

 今現在、ワタクシとエリカさんとネイアさんの三人で古代の地下墳墓に関する資料の解析に取り組んでいます。


 まずはこの中から地下墳墓に関する本を探します。

 ここには百冊近い本があるので、本来なら大変な作業なのですが。


「皆さん、見てください。ここにある本のリストです。前に調査をした人が残してくれたものです。これを参考に探しましょう」


 エリカさんが宝物庫担当の役人さんから本のリストを借りて来てくれたので、これを参考に探しました。

 そのおかげで一時間ほどで該当するであろう本五冊を見つけることができました。

 本当前に調査してくれた人に感謝ですね。


 なお、この五冊の本の内訳は、古代の地誌が二冊、古代の歴史関係の本が三冊といった感じでした。

 地誌にはドワーフ王国内の遺跡についての記述が書いてあり、歴史書には不利時代の王様の情報である治績や報られたお墓について書かれている個所があるということです。

 これらを頑張って調べればきっと目的の地下墳墓についてわかるはずです。


 さて、それではこの五冊の本をじっくり調べましょうか。


★★★


 書物の調査は順調に行きました。

 今回、該当箇所を探し出し、それを現代語に訳し、レポート用紙に書き写し、さらに要点をまとめて行く。

 と、四段階の作業をこなして行っています。


 本来ならとても困難な作業なのですが、そこは『三人寄れば文殊の知恵』。

 三人の連係プレーで華麗に乗り切って行きます。


「エリカさん。ここの個所、見てください。ドワーフの国の西の方の墳墓の記述があります」

「本当ですね。それではその部分は私が訳して行きましょう。ヴィクトリアさんは、引き続き他の情報がないか探してみてください」

「ラジャーです」

「エリカさん。エリカさんが先ほど訳した部分の要約ができました。確認してください」

「これは見事にできていますね。それでは、次は私が先ほど訳した箇所に誤訳がないか確認してみてください」

「了解です!」


 といった感じで、エリカさん指揮の下、三人で協力してやっているので、順調に進めることができるのでした。

 この調子で頑張って行こうと思います。


★★★


 そうやって忙しいワタクシたちですが、もちろん休憩もとりました。

 ワタクシたちは禁書庫のすぐ隣のスペースにある閲覧室で作業をしていたのですが、そこのテーブルにお茶とサンドイッチ、それにクッキーを並べて。


「いただきます」


 と、一緒に手を合わせた後、皆で食べました。


 このサンドイッチとクッキーがとてもおいしいのです。

 というのも、このサンドイッチとクッキー、リネットさんのじいさんの屋敷の料理長さんが作ってくれたものなのです。


 今日のサンドイッチの具はオーク肉のカツに卵。ハムチーズと三種類ありました。

 どれもおいしかったのですが、特にオーク肉のカツが絶品でした。

 表面はカリッと揚がっているのに中のお肉は柔らかくて、噛む度にジューシーな肉汁が口の中にあふれ出すのです。

 これがおいしくてたまらなかったです。


 もちろん他の具材もおいしかったです。

 卵も新鮮でフワフワした触感がたまらなかったですし、料理長さんお手英のハムとチーズもおいしかったです。


 サンドイッチだけでなくお八つのクッキーもクルミ入りでとても甘くておいしかったです。


 本当大満足な食事ができたと思います。

 ワタクシ以外の二人も。


「おら、このサンドイッチおいしいですね」

「クッキーもクルミの風味がよく出ていておいしいですね」


 と、とても満足なようでした。

 本当よい休憩時間を送れたと思います。


★★★


 休憩が終わった後はまた調査の開始です。

 ご飯を食べた後で少し眠かったですが、作業自体は順調に進みました。

 そのおかげで。


「これはすごい成果ですね。一日で全体の四割近くを調べられました。この分なら二、三日で終わりそうですね」


 と、日が暮れ、そろそろ帰宅するくらいにはかなりの量の作業ができていました。

 中々頑張れたのではないかと思います。


 この調子で明日も頑張りましょう。


 そう思いつつ、ワタクシたちはこの日の作業を終え、帰宅しました。

 今日はホルストさんたちが鳥を取って来てくれているはずなので、それを楽しみにしつつ、ゆっくりと帰るのでした。

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