↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/28

第6話 L’eau enveloppée d’un ruban (5)

占い師が、またタロットカードをシャッフルした。






「それじゃぁ、ここから、三枚選んでみて」








蕾が三枚選んだ。







占い師が、1枚目をめくった。




『正義』のカードが出てきた。






占い師「 正義ね。公正の意味を持つ。バランスよく今まで生きてきたんじゃないかな? 優等生。真面目ないい子ちゃん。ってやつね。」






蕾 ( はいはい。私はクソがつくほど、真面目ですよ。)







占い師が二枚目をめくった。






占い師「 二枚目は 『塔』───正位置ね。

これは、急変、崩壊、衝撃を表してる。今、蕾ちゃんの心の中で、なにか急激に変化が起きてる事ない? 衝撃な出来事が最近あったとか?」







蕾「 うーん.........どうかなぁ......

今は思い浮かばないです 。」





占い師「 .... それか、蕾ちゃん、何かを壊そうとしてるでしょ? 今のままじゃいられないって、どこかで思ってるとか。」







蕾 「......いやぁ.. 特に。」








占い師「 蕾ちゃんは、結構自分の気持ちを自分にも分からないように、隠しちゃうところがあるから...... 自分でも、自分の気持ちに気づかないように、目を背けてしまってる可能性があるわ。心当たりない? 」









蕾「 あんまり....... そう思ったことはないかも...... 」








占い師「 そう。 自分の心に、かなり頑丈な蓋をしてる可能性があるわね。」







占い師「 そうねぇ.. それじゃぁ、3枚目をめくってみるわ。」







蕾 ( はぁーぁ、なんか、ヤダなぁ。変なカード出てきちゃったら......。もうこうなったら、何でも来い!

こんなのは、たかが占いだ。

それに真面目に生きてきた私に、変なカードが出るわけがない!)









蕾が強気になる。根拠の無い自信と、鬱陶しい事は、蹴飛ばしてやると言った気持ちで身構えながら、三枚目を見た。







三枚目は、『悪魔』だった。








蕾 ( ゲッ! )








占い師「 悪魔ねぇ。悪魔だけど、落ち込まなくて大丈夫よ。悪魔は、欲望、快楽、執着なの。」







蕾は、少しほっとした。






占い師「 しかもこれは、逆位置だから、、、解放、覚醒、依存からの脱出なのよ。未来は、依存していたことから解放され、新しい自分が見えてくるわ。いいカードよ。依存からの解放……でもね、解放には痛みが伴うのよ。目を覚ますってことは、今までの自分を手放すってことだから。」








蕾は、どんな痛みが伴うのか少し気になったが、まぁ、小さな失敗や恥ずかしいことなんかかなと思った。蕾は占い師に、良いカードと言われて、喜んでいる。あれだけ、たかが、占いなんて信じないなどと心の中でバカにしていたのに、気がつけば蕾は、すっかり占いの世界に引き込まれていた。













続く






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。