第4話 L’eau enveloppée d’un ruban (3)
占い師はとても気さくだった。初対面なのに、話しやすく、若菜と蕾は、相談しやすそうと感じた
占い師「お名前は?」
若菜「前田若菜です」
蕾「豊島蕾です」
占い師「生年月日は?」
若菜「1999年 4月12日」
蕾「2000年1月23日」
占い師「ふぅ~~ん」
占い師が、キラキラとデコされたボールペンで、2人の情報を書き留めている
蕾は、そのボールペンが綺麗で可愛くて、じっと見てしまった。ボールペンには、『KAZUMI』と書かれてあった。
蕾 ( 多分、この人の名前かな。)
占い師「そうねぇ、、 。それで、、二人ともみてもらいたいの?」
今回は若菜が、占い師に、見てもらいたいと言って、蕾は付き添いのような気分でいた。だいたい占いなんて、当たらず触らず誰にでも起こるようなことを言って、当たったように見せるものだろうと、あまり信じていないし、でも人生相談は少しだけ興味はあった。しかも、実際に占い師に会ってみて、なんとも不思議な雰囲気を持っている人で、この人に相談してみたいという気持ちも少し出てきては、いた。
若菜「私は見てもらいたいです。蕾は?」
若菜は、蕾の方を見る
蕾「わたしは.... 」
蕾が悩んでいると、占い師がこう言った。
占い師「 あなたは.... 引っ込み思案の大人しい性格ね。一見ほわんとしているようにみえるけど、芯がしっかりしてるわね。頑固すぎる時もあるから...... もう少し柔軟性があるといいわねってところかしら。」
蕾が、初対面のこの人に、私の性格をすべて見抜かれてる!!っと驚いた。
占い師「私に見てもらうかは、考えておいてね。それじゃ、先に、若菜ちゃんからみてみるわ。」
占い師は、タロットカードをテーブルに広げる。
占い師「若菜ちゃんの悩みや聞きたいことは何?」
若菜「私は、、好きな人がいて、でも、怖くて告白できないんです。告白するべきか、しない方がいいか。私の未来は好きな人と結ばれるかとか。」
占い師「なるほどね。そしたら、その事を心の中に思いながら、この中から、直感で3枚選んでみてね。」
若菜が、よく混ぜられた多数のカードの中から、三枚カードを選び自分の前に置いた。
占い師「この三枚はね、あなたの過去、現在、未来を表すのよ。これを見て、私が読み解いていくわね 」
占い師が1枚目をめくる。『戦車』の絵が出てきた。
占い師「正位置ね。 これは、過去を表してるの。戦車.... 前進、勝利、行動力。今までのあなたは、なんでも前向きに頑張ってきたんじゃない? 結構負けず嫌いで、自分の目標に向かって積極的に動いてきたんだと思うわ、きっと。」
蕾 ( 確かに、若菜は、私と違って積極的な性格で、かなりの頑張り屋。ふーん、まぁ、なかなか外れてはいない気がする。まぁでも、前向きな積極的な人なんて、この世にごまんといるから。)
続く




