第31話 するわきゃあった。
ズッドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
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蕾「 え?」
郡山「 やばっ。事故.....? 隣のゴンドラ爆発した........ 嘘だろ.......」
蕾 「 えぇ、、
なに、なに、なに、なに、なに~~~~~?!
えっ、えっ、えっ、えっ、えっ、汗!!
嘘ォ、、、、嘘ォ、、、、
嘘でしょ、、、、、汗
、、郡山、どうしよう、、、、
私たちのゴンドラも爆発したら、、、、汗」
郡山「 アニメみたいじゃん。でもこれホントにやばいやつかも...... 汗」
全く予想していなかったことが起こった。
普通の日曜に、遊園地に遊びに来て、
楽しんで、過ごすと、何の疑いもなく、
時間は流れていくと思っていた。
だから蕾は今の状況がまだ、理解出来ずにいた。
こういう時は、無条件に不安と恐怖が、波のように襲ってくるものだ。
少しの冷静さがあったとしても、経験したことのないこんな状況下に置かれて、やはり不安は減るはずも無い。
蕾は、向かい側にいる郡山のシートの方へすぐ移動して隣に座った。
蕾「大丈夫かな..」
郡山「 ん.....、まぁ、、大丈夫でしょ
すぐ助けてくれるっしょ。」
郡山は蕾がこれ以上不安にならないように、
敢えて口調を、冷静に楽観的に答えた。
実際、現代の救助体制の質は良く、郡山はきっと助けてくれると信じていた。
爆発の振動で、蕾達の乗ってるゴンドラも少し揺れていた。
蕾の心臓はもう、バックバクになっていた。
さっきの甘い時間が、一気にホラーになってしまった。
ゴンドラ内のスピーカーから声が聞こえてきた。
二人は真剣にアナウンスに耳を傾けた
「 皆様、落ち着いてください。只今、すぐにゴンドラを移動して、出られるように致します。ご心配ご迷惑をお掛けしており申し訳ございません」
郡山「すぐ助けてくれそうだね、待とぉ。」
蕾「うん。」
ゴンドラ内は静かだったが、さっきまでの穏やかな静けさとは違った。不安と不気味さを、まとっていた。
郡山は元々、何が起きてもあまり動じない落ち着きのある性格で、こんな状況でも冷静で、慌てていなかった。郡山は、隣にくっついてきた蕾の二の腕が、恐怖と緊張で少し固くなっているのを感じた。
今度は園内の放送が、ゴンドラの外で、放送されているのが聞こえてきた。
「皆様、ご迷惑をお掛けしております。落ち着いてください。只今、係が観覧車を整備確認しております。観覧車から離れて、お近づかないようお願い致します。」という放送が流れた。
郡山がゴンドラの外の下を覗くと、観覧車の周りに人集りができているのが見えた。離れていて分からないが、多分、下の辺りの雰囲気は、騒然としていることが分かった。
蕾も、郡山の真似して、下を覗いたら、この状況に恐怖心がまたさらに出てきてしまい、蕾はすぐまた中側に向き直って、郡山の左肩に頭を寄りかからせ、小さく縮こまって、くっついた。
蕾「時間が経てば経つほど、なんか、ヤバいかも....。まだかな。。」
蕾がいつも冗談やおふざけが出来なくなってきている変化に気づく郡山。
郡山「豊島、大丈夫だよ。もうちょい、我慢しよう。」
郡山が、どうしようもなく不安そうな蕾の頭を撫でた。震えて怯える子犬を、飼い主が、撫でてるみたいだった。
蕾「郡山、、、わたし、、ちょっとやっぱこわいかも」
蕾は、もう泣きそうだった。
郡山「あー.. だよなー..。大丈夫。静かにしてよう。」
二人は、立たず、動かず、じっと静かに座っていた。
蕾は、心細さと不安でいっぱいになり、隣にいる郡山のシャツの裾をそっとつまんで離さなかった。
遠くからサイレンの音が聞こえてきた。
郡山が、ゴンドラの窓の遠くの外を見た。
遊園地の外周を走る国一道路に、何台ものパトカーと消防車と救急車が、赤いライトを光らせて、走ってくるのが見えた。
続く




