第27話 反応
ブザーが鳴り響いていた。
大胡田「んおっ、あれぇ~~~?
T字のカミソリかな? うぉっ、バックに入れたままだったけかな? それとも、バッテリーかな? それとも、リチウム電池が引っかかったかな.......? フン、フン、ンゴっ」
「ちょっとあちらの部屋までよろしいですか。」
大胡田が、体格の良い警備員三人に囲まれた。
大胡田「 えっ!?
んはっ?
はい.... 良いですが....
んはぁ〜、んはぁ〜
いやっ、 んはっ、
困ったなぁ~~
.... 何かありましたか?」
大胡田 ( なんだ?! ?!)
大胡田が、個室に連れられていった。
大胡田 ( 警備員の顔がひどく険しいなぁ、、、
なんだ?! ?!
なにごとだ?!?!
ダァッハッ!!!! んん....サバッ )
部屋に入ると犬が一匹、大人しくお座りしていた。
係員が大胡田のスーツケースを開け、
シズオGAROのスーツを、取り出した。
係員「これは、どういった目的で使われているんですか?」
大胡田「あー...... それは、仕事で使用しました。ローカル子供番組のモビルスーツで....」
係員が、その下に潜り込んで畳まれているすみれ色のおパンティーを取り出した。
係員「こちらは....? 」
大胡田「 あっ、それは、ですね.... 商売道具です。下着セールスの販売員をやっています。」
二人の係員が、ひそひそ声でなにやら話をしている。大胡田が、困惑している。
係員は、半透明な手袋をはめると、すみれ色のパンティーを静かに机へ広げた。
ポケットから小さな白い布状の検査シートを取り出し、生地の表面を数回なぞった。
そのシートを、手のひらほどの大きさの分析装置へ差し込んだ。
数秒後───
ピッ。
電子音が鳴る。
係員の表情が変わった。
画面を確認したもう一人の係員が、小さくうなずく。
係員「……陽性です。
X線検査でこちらに薬物反応が出ています。
一時拘置所へ、ご同行願います」
大胡田「 え?!?! えーーーーー!!!
んはっ! 汗 んはっ!汗
なぬぅー〜ーーーーーっ!!!
な、な、なにかの間違えですよ。
や、や、薬物反応だなんて......... んふぁっ!
うっ、、、、はっ、、、ァ、、。。汗」
薬物犬が、おパンティーを嗅ぐと
静かに、おパンティーの前に腰を下ろした。
係員「薬物犬も反応しています」
大胡田「 ど、どういうことですか........ タハー。 」
大胡田が大きなため息をついた。
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野中「はぁ....」
野中 瞳が大きなため息をついた。野中は、今日一日の業務を終えて、私服に着替え、空港内のカフェに立ち寄っていた。
カフェの店員「野中さんお疲れ様です。元気ないですね? 大丈夫です?」
野中「気にしてくれてありがとうございます。今日は手続きの量が多かったから、少し疲れてしまって....いつものお願いします。」
カフェの店員「大変でしたね。ゆっくり休んでってくださいね。」
野中「ありがとうございます」
店員から飲み物のカップが乗ったトレーを受け取り、窓側席に座る野中。
「はぁ.. わたし、一日おつかれさま.. 」
ため息のような小さな息を吐くと、
伏し目がちになる
カップの中のクリームみつめる
野中は、お気に入りのキャラメルマキアートが入ったカップを両手で包んで持ち上げると、一口飲んだ。
甘くて温かくてほっとした。
野中はカップをテーブルに置いて、ポケットから名刺を出してテーブルに置いた。
野中「 なんだか、楽しい人だったなぁ、、今日の人。」
野中が、大胡田を思い出すと、クスッと誰にも分からない程度に笑った。
野中は、カフェの大きな窓の外を眺めた。
離陸していく機体が、
夜の滑走路をゆっくりと進んでいた。
その内に機体は夜空に飛び立ち、段々と小さくなって、隣に見える星と同じくらいの大きさになった
その時、野中は、目の奥に寂しさを滲ませ、聞こえるか聞こえないか位の小さな声で呟いた
「 星と飛行機は、
近くにいるようで
何億光年も離れてる....。
まるで、あなたと私みたいです。
会いたい。」
野中が滑走路に視線を下ろすと、
連なる航空灯火の光の道が、滲んでいた。
続く




