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仮想世界の攻略デス  作者: 影音 狐野葉
19/22

人を守るための嫌われヤクザ達(2)

こんにちは~

『影の薄さ診断』で40%だったことにショックを受けた狐野葉です

今回で龍の過去編が終わると思ってたのですが、とんでもなく長くなってしまったので分けました。

申し訳ありません(;´д`)

でも、これからもめげずに頑張ります!

それではどうぞ~!(^^)!

空は青く澄み渡り、そこは平和そのものが広がっていた。

いつも血の気の多い奴等を相手をする日々。

自分の敷地内でも気を抜くことは許されない。

それが龍にとっての日常。

しかし、今は久しぶりともいえる暇を持て余している。


…いや、持て余させられている・・・・・・・

いつもなら町を巡回したり,次に潰すべき組織の会議などで忙しい。

なら何故このような状況になっているのか…

・何故か善次郎によって外を出れなくなっていること(面会も不可)

・最近の不穏な状況によって部下達は屋敷の周りで厳戒体制に入っていること


龍は仕方なくタバコを吸いながら、庭園の鹿威(ししおど)しを眺める。

庭園の木の上から聞こえる鳥の(さえず)りに耳を澄ましていると、後ろの通路から誰かが歩いてくる音が聞こえてきた。


??「功徳(くどく)、辛気臭い顔してどうしたんだ」


龍はその声に後ろを振り向くと、そこには善次郎の兄弟分である秋山東(あきやまあずま)が立っていた。

年は善次郎と同じくらいだが、やはり眼光は普通の一般人とは感じさせない危ないものを漂わせている。

そして特徴的なのが顔のこめかみ部分に刃物による大きい傷があることだ。


秋「何か不満か?」


龍「おじき……」


龍は今までのことを秋山に話す。

町が不穏なこと、善次郎のこと…とにかく不満に思っている事は全てぶちまける。


『人は道具と同じだ…どちらも手入れをせんと“なまくら”になっちまう厄介なもんなんだ』

…善次郎の言葉だ。


龍は若頭であるために、不満を部下の目の前で見せる訳にはいかない。

そのため、溜め込んだ不満をぶつけられる仲間というのは限られた奴等だけなのだ。


秋「…そうか、お前も最近は大変だったようだな」


龍「おじきはオヤジといた堅気の奴等を知ってるか?自分では否定していたが、オヤジが相手を間違えるとは思えねぇんだ…」


秋「…すまねぇな、そいつらのことは俺も知らねぇ…善次郎も年のせいで勘が鈍ったかな」


秋山は苦笑いを浮かべながら空を眺める。


龍「…茶化さないでくれよ…だいたい何で俺が外に出れないようになってんだか、こんな事初めてだ…」


秋「そうだな…善次郎もいっぱしの親だ、働き詰めのお前を休ませたいんだろ」


龍「はっ、ありえねぇよ…それにオヤジが俺を気遣うなんてことした日には、藪組が潰れちまうよ」


龍は軽く笑いながら秋山の言う事を否定する。

そんな龍を見て秋山は鼻で笑い始め、着物の中から一通の紙を取り出す。


秋「お前の言う通りだ…昼からは組の全員で楽しいお掃除だ♪」


龍「はは、まじか…昼までに準備済ませとけってことかよ…外に出れない理由がはっきりした」


秋「善次郎は不器用だからな…しばらくは楽になるだろう」


龍「薔薇組と共同じゃないのはオヤジが意地張ってるせいか…しゃーねぇ、気張っていくか!」


龍のいつもの様子に秋山は安心する。

秋山は龍が疲労のあまりぶっ倒れるんじゃないか、()られるんじゃないかと心配していたのだ。

そして……………………………………………………………………。


―数分後―

龍は一室の和室で豪快に眠ってしまっていた。

その傍には秋山が座っている。

そして、その場所にもう一人の人物、善次郎が入ってくる。


善「…寝たか」


秋「ああ…所有地は全て手放しといたぜ」


善「そうか…フッ、結局一回も所場代の回収に行けなかったな」


秋「そんな事する気なかったろ…なんたって、藪組は“人を守るため”に立ち上げたんだからよ」


善「…此奴(こやつ)には、父親らしい事は何もしてやれなかったな……」


秋山は苦笑しながら和室の一つの(たたみ)を取り外す。

その畳の下に頑丈そうな地下へと続く階段があった。

善次郎は龍を起こさないように背負い、その階段を下る。

そして秋山もその後に付いていく。

しばらく階段をを降りると一つの扉が見え始める。


秋山がドアを開け善次郎が中に入ると、そこは数週間分の食べ物がある一つの部屋となっていた。

そしてその部屋の中ではラボメンが7人いるが、1人以外は床に転がり眠ってしまっていた。


善「………」


??「藪組組長功徳善次郎、藪組構成員258名、今まで数々の闇を潰してきたが、今では悪名高い組織(・・・・・・)と成り果てた時代錯誤なヤクザ達」


秋「………」


善「ふっ…シグレといったか、若いとはいえ流石はハッカー、情報は豊富だな…先に見つけておけば儂の子飼いにしてやりたかったぞ」


シ「ラボメンこいつらに捕まってなくても答えはNOだ」


秋「…この者達を眠らせたのはお前だな」


シ「こいつらは俺の後を付いてきただけだし俺一人で充分だ」


シグレは疲れたように言いながら、モバイルパソコンでゲームを勤しんでいると、その時、後ろから誰かが寄り掛かってきた。

ラボメンは全員睡眠薬で眠らせたためすぐに起きれる人物はいない筈…。

ゆっくりと顔を後ろに向けると、そこにはソル・ガレンが立っていた。


ソ「何が充分なんだ?」


シ「…なんで起きてんの?」


お「私も起きて―キャイン!?」


シグレはおぎゃるが起きる姿が見えたため、すぐにスタンガンを当てて眠らせる。

そして、ソル・ガレンにもやっておこうかと考えたが、すぐに諦めた。

シグレにとってラボメンはかなり面倒な集団なのだ。


善「これからの事を見せないためか…優しいな」


シ「…そろそろあんた達に出迎え(・・・)が来る…俺は『ワールドブレイカー(PCゲーム)』で忙しんだ、早く退散願う」


ソ「…今の内に多々羅の顔に落書きしとこ」


個性豊か過ぎるラボメンを見た善次郎は、龍を普通の生活に戻してやれると確信する。

今まで血生臭いことばかりだった…そしてそれは今日で終わる(・・・・・・)

そう考えると、寂しくは感じても、安心して龍を任せられる気がしたのだ。


善「改めて言わせてもらう、我が息子を頼むぞ」

秋「功徳を頼みます」


シ「…契約は守る」

ソ「おっちゃん達、こいつは俺が責任持って面倒みるぞ!」

シ「……」


シグレはソルの対応に疲れ、中断したゲームをやり始める。

ソルはソルで多々羅の顔にどこから持ってきたのかペンで落書きを始める。

善次郎はそんな様子に苦笑するも、その部屋から出ようとする。

が、床に転がっていた龍に着物の裾を掴まれてしまう。

善次郎は龍が起きてしまったのかと思い顔を下に向けると何かを呟いていた。


龍「……オヤジ…どこにも……」


善「……」


善次郎は龍が眠っている事に安堵すると同時に小さい時の龍を思い出す。

小さい時からとてもやんちゃだったとても明るい時期(とき)を。

善次郎は藪組の紋章の入った着物の上着を脱ぎ、龍に掛ける。


善「…さらばだ」




“ズガン!ズガン!”“ダダダダダダダダダダダ!”“ドゴーン!バーン!”


龍「…ん……ん、うん?」


龍は微かな振動と音に目を覚ます。

最初に目に入った光景は見知らぬ部屋、そして、どこかで見たことのある者達だ。

そのほとんどの者は眠ってしまっていたが、二人だけ起きている。

一人は眠っている奴(顔が落書きされている者)をトイレットペーパーで巻いており、もう一人はパソコンで何かをしている。

と、その時―


“ドゴ―――ン!!!”


かなり大きい音と地響きがその部屋を覆いつくす。

その音に龍は驚くと同時に思い出す。

目の前の奴等は善次郎と話していた奴等で、自分は秋山と会話していた筈だと。


シ「派手だな…あれで世界破壊してくれれば俺一人で『ワルブレ(ワールドブレイカーの略)』できんのに」


龍「おい!!お前ら!ここはどこだ!!何でお前らが俺の前にいんだ!!」


龍は、今日の昼から麻薬等を売りさばいている組織を潰しに行くのだとおじきから聞いていた。

それが、闇組織の一員どころか目の前にパンピー(一般人)がいる有様だ。

混乱や苛立ち、焦り等が龍の中で乱れ合う仕方がないことだ。

それを理解した上でシグレは龍を落ち着かせるために強くでる。


シ「説明する前に一つ…お前は今日から『龍』だ」


龍「…おいてめぇ、ふざけてんじゃねぇぞ、こっちは忙しいって言ってんだろ!!」


シ「(言ってなかったろ)…ハアー、これだから自室が落ち着くんだ…お前は騙されてたんだよ」


龍「は、何言ってんだお前?お前に組の何が分かる」


シグレの発言に龍の苛立ちが溜まっていく一方で、シグレの態度は落ち着いたまま何も感じてない様子。

そんな様子に更に龍の苛立ちが溜まっていくが、次のシグレの発言に龍は固まる。


シ「知ってるよ…薔薇組と手を組もうとしたのはお前だろ」

龍「!?」


シ「『コンフリクト解消』しようとしたんだろうけど…そんな事しなくても、お前のオヤジはよっぽど薔薇組を飼いならしてたよ」


龍「…お前、何言ってんだ」


シ「その鎖を断ち切らせる結果となったのが…お前だよ」

シグレという新たなラボメン人物!

シグレが語る藪組と薔薇組の関係、今回の出来事の龍の関係性とは!?

次回で龍の過去が明らかに!


(狐)んん~(*´ω`*)♪最近は涼しくなり、お風呂が気持ちいいですね~♪


(??)話を逸らそうとしてるけど、無理だよね?


(AI)読者の皆様、本当に申し訳ありません…私が前の『後書き』で出会い編が終わると言っておきながら…狐野葉(こいつ)が終わると自信満々に言っていたので…


(狐)え~と(;´∀`)…(…どうしようー)


(AI)これからは私がもっと狐野葉(こいつ)に厳しく、そして狐野葉(こいつ)の言う事はあまり信じないようにします


(??)“あまり”なんだ…優しいね


(狐)いやいやいや(゜Д゜;)!?確かに悪いとは思いますけど、そこまでしなくていいんじゃない!?


(AI)口出し無用…仕置きの時間ですね♪


(狐)え(^_^;)?…ちょ、まtどぅえええええええええええ!?


(??)…最近の狐野葉(あいつ)は吹っ飛びキャラかな?


(AI)仕置き完了…はっ!?飛ばしてしまっては仕事が…連れ戻しに行ってきます


(??)(…天然かな?)はーい…

ということで、今度こそ龍の過去編が終わります

今後もこのような事が起きるかもしれませんが、そこをご了承していただけたらと思います(…軽い発言には気を付けようと思います)

それでは、今後ともごひいきに~(-ω-)/

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