↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生で理想の生活を  作者: かおりん@
3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/56

閑話.エミリアの1日

◆エミリアの1日


 エミリアです。イソ様の奴隷なのです。


 今日もイソ様のためにがんばるのです。


 イソ様が起きる前に、宿に出す洗濯物などをまとめるのです。


 まとめたら宿のおかみさんに出して、洗濯が終わったものをもらってくるのです。


 生活魔法で処理してもいいかと思うですが、それだとあいろんがけ? されないからダメなのだそうです。


 私ができるなら、やった方がいいと思うのですが、それだと宿の仕事を奪うことになるから、宿のためにも洗濯には出した方がいいとのことです。


 イソ様は優しいですから宿のことも考えているのです。


 今日もイソ様は朝からお元気ですが、タイミングを間違うと起こしてしまうので、イソ様が目覚めかけるまで、じっとイソ様の寝顔を眺めるのです。イソ様の寝顔は可愛らしく、私にとっての至福の時間なのです。むしゃぶりつきたくなるですが、じっとガマンです。いつもどおりなら、もうすぐイソ様が夢うつつになるのです。


 そのタイミングがベストなのです。


 あ、いまです!


 イソ様が寝返りをうって、また元に戻る、このタイミングがベストのタイミングなのです。


 そっとイソ様の布団に潜り込み、朝のご奉仕を始めるのです。


 音を立てないように、ゆっくりと静かにねっとりご奉仕するのです。


 ここで激しくするとイソ様が起きてしまうのです。それではダメなのです。


 イソ様が目覚めると同時に達するタイミングが重要なのです。


 …今日もばっちりだったのです。


 朝一番の搾りたてを飲み込むと。


「おはよう、エミリア」


 イソ様が優しく頭を撫でてくれるのです。幸せな時間なのです。


 よほどのことがない限り、イソ様はまだ元気なままですので、そのままご奉仕を続けるのです。


 私の準備はできているので、そのままで大丈夫なのです。


 朝は着たままが多いのです。下着を脱いで、シャツの前を開けて、そのままイソ様に跨るのです。


 イソ様はおっぱいが好きなので、布越しではダメだとのことです。でもたまに布越しに触ってくることがあって、それはそれで嬉しいのです。


 朝は激しくなくて、しっとりとすることが多いです。でも、イソ様は元気なので、私は最低3回イケます。イソ様も3回くらいです。


 ギルドの酒場で女性冒険者に聞かれたので朝の話をしたら「若い子は違うわね」と笑っていたのです。イソ様が特別です?


 ◇◇◇


 冒険に行かない日は、たいていギルドで過ごすです。


 イソ様はアマネという受付嬢と話をしていることが多く、情報収集に余念がないです。これから行く場所や魔物のことをあらかじめ調べておくことが重要と言っていたです。


「死にたくないからなぁ」


 イソ様は苦笑しながらそう言ったです。イソ様が死んだら私も死ぬのでいいのですが、私が死んだらイソ様にご奉仕できなくなるのは困るのです。だから私も死ねないのです。なのでイソ様から伝えられる情報にはきちんと耳を傾け、どうすれば死なないかは自分で考えるのです。イソ様の奴隷として、先に死ぬことなど許されることではないのです。


 そうしてイソ様を待っている間に声を掛けてくる冒険者がいるです。


「こいつ草食系の奴隷だろ?」


「ああ、間違いねぇよ。娼婦通りの娼婦だった女だ。そのうち買いに行こうと思ってたら、草食系の奴隷になってた。わかんねぇもんだな」


「エミリアだったよな? 俺たちの相手もしてくれねぇかなぁ?」


 男たちが笑うのです。


 少し不愉快な気分になったのです。こいつらはわたしじゃなくてイソ様を嗤ったのです。許せないのです。


 そういう場合はイソ様を見習えばいいのです。


「付いてくるです」


「マジで? 相手してくれんの?」


 ギルドの裏手なら、ひと目もないのです。


 男のひとりを突き飛ばし、上に乗ります。イソ様によれば「マウントを取る」とのことです。相手の腹の上に乗り、両足で腕を動かせないようにするです。


 蹴りは躱せばいいですし、もうひとりが殴りかかってきても捌けばいいのです。それに少しくらい殴る蹴るされても効かないのです。イソ様のおかげなのです。


 マウントを取ったまま手加減して殴るのです。本気で殴ると一撃で死ぬのです。よわよわなのです。殴ったら治療(キュア)を掛けて回復します。これを繰り返すのです。


「…お願いします…もう止めてください…」


 というまで繰り返すのです。ダメージを残さず痛みだけを与える、心を折るために効果的な方法だとイソ様が言っていたです。


 そうすれば次の日から余計なちょっかいは掛けて来なくなるです。


 何度かあったですね。


 その冒険者はそれから、ギルドで会うと挨拶してくるようになったですが、私に挨拶するくらいなら、イソ様にしろ、です。


 イソ様の悪口をいう冒険者も同じ目に合わせてやったです。


 どうして私が誘うと簡単に付いてくるです?


 イソ様の悪口を言った冒険者に私が優しくする理由はないです。


 勘違いをするのも甚だしいです。


 でも、こうした努力を積み重ねたので、最近はギルドでイソ様の悪口も聞かなくなったです。


 ◇◇◇


 冒険の場合は、事前にどのように戦うか打ち合わせがあるです。


 最初はレベルが低かったので草原で戦うことが多かったですが、最近はダンジョンが多いです。


 魔物は魔物で生きているのだから、生命を大事にとイソ様はいいますが、イソ様以外の生命は等しくどうでもいいので、そこは気にしないです。敵対すれば狩る、それだけです。


 狩りの時は、イソ様とのつながりを深く感じるです。


 魔物を倒したときに得られる感覚が格別で何とも言えないのです。


 わたしが倒したとき、イソ様が倒したとき。


 それぞれ感覚が違うのですが、ふたりの共同作業感が強くて好きなのです。


 それに特別強い魔物を倒したとき、魔石をいっぱい集めたときには、イソ様は頭を撫でてくれるです。


 イソ様の方が、まだ身長がわたしより低いので、見上げる形になるですが、伸ばされた手が暖かくて大好きなのです。


 魔物との戦いです? 恐くないか、です?


 恐くないといえばウソになるです。


 ただ常にイソ様が傍にいるですし、イソ様の求めに応じないのはわたしの矜持に掛けてありえないです。


 イソ様の求めに応じられないわたしは要らない子なので、その時は死ぬです。


 死ぬのは恐くないか、です?


 イソ様を残して死ぬのは恐いです。イソ様から求められているのにそれに応じられなくなるのが一番恐いです。要らない子になって死ぬのは恐くないです。


 一番はイソ様が死ぬのを看取って、その後を追う、です。


 えっと、狩りの話だったです。


 なんといえばいいんです?


 戦いを続けて行くうちに、自然に身体が覚えるです。


 どう動けばいいのか、どこへ動けばいいのかがわかるです。


 これは誰でもというわけではないそうで、エイミーちゃんはできないみたいでしたです。


 見て、考えないとそう動けないと言っていたです。


 わたしは見た瞬間、どう動けばいいのかわかるです。


 イソ様はわたしの才能だといっていたです。


 イソ様は魔術師なので、私は前衛です。前衛の役割はとにかく魔物に突っ込むことなので、わたしの動きは助かるとイソ様は言ってくれたです。そう言われてからは、なおさら動きが良くなったように思うのです。イソ様の思いに応えられる自分が嬉しくて、その分身体が動いているかもしれないです。


 イソ様は事前に打ち合わせは入念に行うですが、戦闘時はほとんど何も言わないです。よほど危険な場合は注意が飛んできますが、基本は自分で考えて動くのが一番だと言ってるです。わたしもそう思うです。


 エイミーちゃんが最初そうだったです。


 戦場での指示待ちです。


 指示を待っていたら遅いのです。


 瞬時に判断は難しいかもなのですが、それでも魔物に遭遇した瞬間、考えるのは自分なのです。


 指示の声を聞いてから、考えて身体が動き出すより、自分で考えて身体を動かす方が速いのです。戦力が拮抗してる場合は大きな差になるです。


 自分で考えた話なのか、です?


 イソ様の受け売りに決まってるです。


 狩りの場合は、イソ様の考えにしたがっていれば、ほとんど間違いないのです。


 たまに間違いますが、わたしがフォローするので大丈夫なのです。


 ◇◇◇


 お昼はお弁当です。


 お気に入りのお店があるらしいので、たいていはサンドイッチです。たまに宿の弁当なのです。


 他愛もない話で休憩するです。


 イソ様はたまにお昼休み中に人形を作るです。いつもわたしの人形です。


 たまにモデルとしてポーズを取らされることもあるです。


 少しの時間だけなので辛いことはないのです。


 そうやって人形を作っていると、イソ様がエッチな気分になることがあるです。


 たいていはなにか呟いていると、エッチな気分が遠のくようなのですが、どうしてもガマンできないこともあるようで、身体に触って来ることもあるです。


 わたしは嬉しいので大丈夫なのですが、イソ様としては屋外のそれも草原で、そういう気分になるのはよくないことのようです。


「青カンとか、憧れないとはいわない」


 アオカンってなんです? イソ様はたまに知らない言葉を使うです。


 イソ様が滾っているのは気の毒ですので、手とかお口でご奉仕して、鎮めることが多いですが、滾っているイソ様を鎮めていると、わたしも高ぶってくることがあるです。


 イソ様はそれを感じると、黙ってスライムマットを出すです。


「結界内だから大丈夫だろ」


 とはイソ様の言葉です。


 外からは見えないし攻撃も受けない、イソ様の天啓(スキル)なのです。


 他のひとには秘密なのですが、奴隷には教えても丈夫だそうです。


 スライムマットが出てくると、たいてい午後の狩りはお終いなのです。


 ダンジョンだと草原ステージ以外ではめったにないです。


 草原ステージは気分が開放的になるです? なるです。


 生い立ちです? わたしの一日の過ごし方じゃなかったです?


 かまわないのです。


 わたしは貧しい村の農家の生まれで3女だったです。


 6人兄弟の末っ子だったです。


 両親、兄弟とは髪の色も目の色も違ったですね。


 村のご先祖にエルフが一時いたそうですので、その血が出たんじゃないかと言われていたです。忌み子とか、虐めとかそういうことを言えるのは豊かな村です。


 ちょっと見た目が違うくらいで粗末に扱って死んだら、それまで育てた意味がなくなるです。村にとって子供は重要な働き手です。普通に扱われていたです。


 忌み子なんて言葉を知ったのはアルスターへ来てからです。


 子供の頃から綺麗な子とは言われていたです。だから村では大事にされていた方だったと思うです。


 教育はないです。言葉くらいは教わるですが、村で読み書き計算ができるのは村長さんくらいで、うちのお父さんもできなかったです。


 6歳くらいからですかね、おうちのお手伝いをしていたです。


 行商人も来てたですし、奴隷商のひとも来てたです。そういう意味でも子供は資産なのです。


 わたしが10歳のときです。村が凶作になったです。


 家族が食べられるくらいしか麦が取れなかったです。


 もちろん村全体がそうだったです。


 うちと、他何家族かから奴隷商に子供を売ってその年をしのぐことになったです。


 まとめていくらだったので、わたしの値段はわからないのです。


 奴隷商では大事にされていたです。教育担当の奴隷がいて読み書きを教わったです。


 その年のうちにロリソンさんが来て買われたです。


 ロリソンさんのところでは、最初に裸を見られたです。


 余計な傷や痣がないか確認されたです。


 ロリソンさんのところでも大事に扱われたです。


 将来必要になるからと読み書きはもちろん計算も教えられたです。


 この国のことや歴史、商売の方法なども教わったです。


 商売の考え方はイソ様と少し違うです。最初、教わった方法と違うのでイソ様のやり方に戸惑いましたが、今は慣れたのです。結論としては儲かればいいのです。


 ロリソンさんのところでは、先輩奴隷の方々にいろいろ教わるです。


 エッチの仕方も教わったのです。


 最初は手でする方法から教えられるのです。


 次に足の間に挟む方法です。


 美容ローションを使うです。


 最後に口での方法を教わったです。


 今も生きている技なのです。先輩方には感謝なのです。


 最初のひと月くらいは毎日でした。


 でもロリソンさんのところは奴隷の数も多いです。


 やり方に慣れると、ローテーションに組み込まれるので月に2回くらいになるです。


 その頃から、商会のお手伝いも始まったです。


 何もできないので先輩のあとを付いていくだけです。


 それでも先輩が何をしているのか考えて覚えていくだけでも勉強になるのです。


 イソ様の動きから戦い方を学べたのもこの経験があったからなのです。やっぱり先輩方には感謝なのです。


 12歳のときがハジメテだったのです。


 ハジメテは何かと不安があるので、やっぱり先輩方がご一緒してくれてフォローしてくれたのです。


 ロリソンさんがわたしのハジメテを貫いたとき、ロリソンさんが何かしたのです。おそらく天啓(スキル)を使ったのだと思うのです。


 同時にわたしにも何か起きました。いまから思えば、そのときに天啓(スキル)を閃いたのです。


 ハジメテのあとは毎日求められたです。最初は全然何をすればいいのかわからなかったですが、先輩方のフォローもあったので、だんだんやり方がわかってきたです。


 先輩方にさまざまな技を伝授されたのです。いまも生きているのです。


 やはりひと月くらいでローテーションへ組み込まれるようになったので、回数は減ったのですが、1年後くらいにロリソンさんが難しい顔をし始めたのです。


「成長している」


 たしかに12歳のときより身長も伸びて、身体つきも女性らしくなり、胸も膨らみました。


 14歳のとき、明らかに先輩方よりも成長していました。


 ロリソンさんが嘆いていたのを覚えています。


 15歳になるとローテーションの頻度が減り、16歳になると寝室には呼ばれなくなったです。


 商会でわたしの姿を見かけたロリソンさんがトイレへ駆け込むようになると、お屋敷にもいられなくなったです。


 12歳の頃のわたしを覚えているロリソンさんには16歳のわたしは見ていられないという話だったです。頭痛に眩暈、吐き気がして倒れそうになるとのことです。


 病気なのです。


 一応、大事だとは思っていたみたいです。


 教育も施してくれたですし、美味しいものも食べさせてくれたです。


 なにより暖かいお布団で寝られたのが嬉しかったです。


 娼館へは、自分の意思で登録するか、娼館が買った奴隷じゃないと働けないそうです。


 奴隷に自分の意思は認められないですから、わたしは娼館では働けないです。


 かと言ってロリソンさんの目につくところにもいられないです。


 だから娼婦通りへ行くことになったです。


 ロリソンさんが通ることのない通りなのです。


 あの先にはスラムくらいしかないのです。


 16歳の頃、みんなに綺麗でスタイルがよいと褒められていたです。


 ロリソンさん以外です。


『銀貨一枚先払いです』


 はロリソンさんに命令されました。


 ロリソン商会のひとが現れたら売り上げを渡すのも命じられたことです。


 ノルマとかは決められてなかったです。


 体調と時間を見て、最後のお客様は決めていいと言われたです。


 だから周りのひとに合わせて仕事してたです。


 毎日10人くらいだったと思うのです。


 毎月来るひともいれば、しばらく毎日来て急に来なくなったひともいるです。


 噂ではわたしをロリソンさんから買おうとして失敗したひとみたいです。


 乱暴なひとが多かったです。


 上手なひとはいなかったです。


 そしてイソ様が現れて、いまのわたしがあるです。


 ◇◇◇


 夜は、宿で食事を取ったあと、イソ様の気分でお風呂に行くです。


 イソ様はお風呂が大好きですので、邪魔しないようにイソ様が先に湯舟へ浸かるように時間を調整するです。わたしの髪は長いので、手入れするふりをすればうまく行くです。


 お風呂場でたまにイソ様考え事するです。


 翌日の予定を考えてるです? 謎なのです。


 湯船に浸かると、何がそんなにおもしろいのか、イソ様はよくわたしのおっぱいをつつくです。


「本当に浮かぶんだなあ」


 とおっぱいを沈めたり、浮かばせたりして遊ぶです。子供みたいです。


 そうやって触っているとイソ様が滾ること、多いです。


 目で確認すると「お願いします」「宿までガマンします」「泡の国ごっこで」の3種類の選択があるです。


 そのひとつ「泡の国ごっこ」はイソ様の故郷の遊びだそうです。イソ様の故郷は二ホンというらしいです。いつか行ってみたいです。


 それで「泡の国ごっこ」はわたしも好きなのです。ご奉仕している感じが強くでて「わたし、イソ様にご奉仕してるです!」という気分になるです。エイミーちゃんが最初うまくできなったですが、液体石鹸でも、美容ローションでも同じなのですが、とにかくヌルヌルツルツルと滑るので、変にりきむと失敗するです。歩法と同じなのです。


 ちからを抜いて、動くときはスライムマットの反発を利用するです。


 押して動く感じなのです。面で押すと滑るので、点で押すといいです。


 ちなみに「お願いします」の場合は、途中のスライムマットがないだけで同じなのです。お口でのご奉仕から始まって、湯船で向かい合って抱き合うのです。


 結界があるので、音は外に漏れないです。


 宿に戻ったら、その日最後の儀式があるです。


 イソ様をベッドに押し倒して。


「全部脱ぐです?」


 って聞くです。


 この時は、イソ様は絶対に脱ぎ終わるまで手を出してこないです。


 わたしがゆっくり脱ぐのを楽しんでいるみたいなのです。


 その視線が求められている実感をくれるのです。


 わたしにとって大事な儀式の時間なのです。


 そして…詳しく話さなくていい? そうです?


 いいところなのです。残念です。


 ◇◇◇


 どうしてそんなにイソ様が好きなのか? です?


 どうして、ですかね? です。


 最初はー…感謝だったと思うです。奴隷としてロリソンさんにはもう奉仕できないのです。必要とされなくなっていたです。


 そこに現れて、わたしを必要だと言ってくれたのがイソ様だったです。


 優しい? 上手? 重要ですけど、一番ではないです。


 一番は「わたしという存在を求めてくれること」だと思うです。


 娼婦としてのお客様にも求められていたと思うです。でも「エミリア」ではなく「娼婦のエミリア」が欲しかったんだと思うです。


 イソ様は、なんでもない「ただのエミリア」を欲しがってくれました。


 必要としてくれました。


 あとから聞いたですけど、わたしの値段、金貨50枚です。


 ふつうの冒険者には買えないです。貴族様ならどうですかね。でも貴族様が金貨50枚出して娼婦の奴隷を買うとは思えないです。


 なんとなく、ですけど、イソ様はたとえ金貨1000枚でもわたしを買ってくれたんじゃないです?


 確信があるです。買ったです。


 そのくらい必要とされていたら…。


 もう他のことはどうでもいいと思わないです?


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。