3話 自分が嫌い。
「、、、、、んん、はっ!」
目が覚めると、いつもの自分のベッドの上にいた。
「夢、、だったのか、、。」
時計を見ると朝の10時になっていた。
「、、、やっぱ、夢だよな、、」
「ちょっくら、コンビニでも行ってくるか。」
久しぶりに外に出ると、太陽が強く俺自身を照らしているように感じた。
歩いてると過去のことを今でも鮮明に思い出してしまう。思い出したくない。逃げたい。そういう負の感情が頭の中で永遠勝手に再生される。
高校一年生の春、見事に友達作りに失敗して俗にいうボッチになってしまった。だが別に問題はなかった。ボッチはボッチで楽しいこともたくさんあったし、小さいころから、一人で遊ぶのが好きだったから、、、。でも、、、、俺は罪を犯した。学校をその日は居残りして、課題を学校で終わらし帰っているとき、偶然校舎の裏で、ひとりの男子高校生が、複数人に囲まれているのを発見した。殴られ、蹴られ、それでも声を上げることもできずにいるその姿。
そして、ーー
ほんの一瞬、一瞬だが、いじめらている男子高校生と目が合った。
「助けて。」
声は出ていなかった。
でも確かにそういっているように透は感じた。
、、、、、、、、、、なのにその時の俺は動くことが、、助けることができなかった。
次の日。補習を終え、夜遅くに帰る途中。
橋の上に、一人の人影が立っていた。
近づいた瞬間気づく。
ーー昨日いじめられていた彼だった。
【やめろ!!!!!!!!!】
叫びながら駆け出す。
でも間に合わなかった。
彼は一瞬こちらを見ていた。
あざだらけの顔で泣いていた。
そして、、そのまま落ちていった。
それから俺は、「あの時助けることができなかった自分」を責め続けるようになった。
あの時動けなかったこと。
見て見ぬふりをしたこと。
声をかけなかったこと。
全て!すべてが!頭から離れない、、、
自分が憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
やがて、俺は学校に行けなくなり、人とかかわることすら怖くなった。
ーーそして引きこもりになった。
それからは毎日自堕落な生活をして過ごしてきた、、そんな自分自身、この世界、すべてが嫌いになった。
でも、、、
変わりたい。抜け出したい。と頭の中では最近は思い始めている。でも、人間そんなにすぐ変わらない。
ただの自己肯定にすぎない。でも、それでも、、
もし、変われる機会があるのなら、変わりたい。。。




