母とショッピング
休日は朝3時投稿止めて7時にしたほうがいいでしょうか???
今日は土曜日の朝。
自分の部屋を出て、廊下を歩く。
窓の外には柔らかな光が差し込み、カーテンが静かに揺れていた。
(……戻ってきたんだな、元の世界に)
向こうの世界で過ごした一週間。ゴブリンとの戦い、孤児院の依頼――それが夢だったのか現実だったのか、まだ心の奥がざわついている。
それでも、この朝の光を浴びると分かる。ここは祖父の家。いつもの世界だ。
台所から母の声が響いた。
「今日は服を買いに行くわよ!!!!一緒に行くよねえ!!!!」
土曜の朝は、いつもこの流れだ。母と買い物に行き、ついでに欲しいものも買ってもらえることが多い。少しだけ嬉しい。
「はいはい、行きますよー」
バッグの中身を確認する。黒石と指輪が指先に触れ、一瞬だけ意識がそちらに向く。
弟のユウキは来ない。たぶん家でゲームをしている。いつものことだ。
私は荷物持ちで、運転は母。助手席に座り、窓の外をぼんやり眺める。
流れる景色。揺れる街路樹。歩く人々。どれも当たり前の光景だ。
向こうの世界とは違う。だからこそ、少し安心する。
「今日はユ●クロとか、しま●らにも寄るからねー」
母は楽しそうだ。
「ふーん」
嫌いじゃない。でも、少し疲れる。
店に入ると、色とりどりの服とセールのポップ、香水の匂いが一気に押し寄せてきた。
ふと目に入る。
「一時間限定タイムセール」
母の目が輝いた。
「さあ、ほしい服を自分で探してきて!」
少し戸惑う。でも――
(……チャンスだ)
棚を見て回る。Tシャツ、パーカー、スカート。手に取ると、どれも柔らかくて軽い。異世界の装備とは、まるで違う。
その中で、白いパーカーが目に留まった。くまのロゴと英語の文字。手に取ると、少し厚みがあって心地いい重さだ。
母の元へ持っていく。
「……印刷されてるえいごの意味わかってる?」
首をかしげると、母が文字を指差した。
「“私は頭空っぽ”って意味よ」
え。
「えっ、うそ!?」
母は笑う。私は一瞬止まり――それから、にやっとした。
(……まあ、いいか)
パーカーを抱える。
「気にしなーい、これでいいよ」
「そう?似合ってるわよlw」
帰り道、助手席でパーカーを抱えたまま思う。
(ユウキがいたら……絶対バカにされたな)
スーパーへ向かう道は少し混んでいた。土曜だから仕方ない。車の列がゆっくり進む。
そのときだった。
サイレン。パトカー。そして――救急車。
赤い光が横を通り過ぎた瞬間。
『他の転送リングを検知しました』
……え?
一瞬、世界が止まったように感じた。
次の瞬間には、すべて元通りだった。音も景色も、いつもと変わらない。
声も、もう聞こえない。心臓だけが速く打っている。
(……今のは)
(救急車……)
(まさか)
窓の外を見る。赤い光はもう遠い。
「混んでるわねー」
母の声は、いつも通りだった。
私は何も言わない。
ただ――胸の奥が冷たい。
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スーパーに着き、車を降りる。深呼吸をして、バッグの中の指輪に触れる。
冷たい。現実だ。
(……気を抜くな)
店に入る。蛍光灯の光、並ぶ商品棚、パンの匂いと野菜の匂い。すべてが日常のはずなのに――
その奥に。
何かがある。
確かに“気配”があった。
???「ついに元の世界で別の世界の住人にあるのか、、」
ユウ「ドキドキ、ヒロイン?女性??かわいい?」
???「男かもな」
ユウ「チっ」




