表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
強制異世界転移!! ~世界を繋ぐ指輪~  作者: 生家事


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

84/99

母とショッピング

休日は朝3時投稿止めて7時にしたほうがいいでしょうか???

今日は土曜日の朝。

自分の部屋を出て、廊下を歩く。


窓の外には柔らかな光が差し込み、カーテンが静かに揺れていた。


(……戻ってきたんだな、元の世界に)


向こうの世界で過ごした一週間。ゴブリンとの戦い、孤児院の依頼――それが夢だったのか現実だったのか、まだ心の奥がざわついている。

それでも、この朝の光を浴びると分かる。ここは祖父の家。いつもの世界だ。


台所から母の声が響いた。


「今日は服を買いに行くわよ!!!!一緒に行くよねえ!!!!」


土曜の朝は、いつもこの流れだ。母と買い物に行き、ついでに欲しいものも買ってもらえることが多い。少しだけ嬉しい。


「はいはい、行きますよー」


バッグの中身を確認する。黒石と指輪が指先に触れ、一瞬だけ意識がそちらに向く。


弟のユウキは来ない。たぶん家でゲームをしている。いつものことだ。


私は荷物持ちで、運転は母。助手席に座り、窓の外をぼんやり眺める。

流れる景色。揺れる街路樹。歩く人々。どれも当たり前の光景だ。


向こうの世界とは違う。だからこそ、少し安心する。


「今日はユ●クロとか、しま●らにも寄るからねー」


母は楽しそうだ。


「ふーん」


嫌いじゃない。でも、少し疲れる。


店に入ると、色とりどりの服とセールのポップ、香水の匂いが一気に押し寄せてきた。

ふと目に入る。


「一時間限定タイムセール」


母の目が輝いた。


「さあ、ほしい服を自分で探してきて!」


少し戸惑う。でも――


(……チャンスだ)


棚を見て回る。Tシャツ、パーカー、スカート。手に取ると、どれも柔らかくて軽い。異世界の装備とは、まるで違う。


その中で、白いパーカーが目に留まった。くまのロゴと英語の文字。手に取ると、少し厚みがあって心地いい重さだ。


母の元へ持っていく。


「……印刷されてるえいごの意味わかってる?」


首をかしげると、母が文字を指差した。


「“私は頭空っぽ”って意味よ」


え。


「えっ、うそ!?」


母は笑う。私は一瞬止まり――それから、にやっとした。


(……まあ、いいか)


パーカーを抱える。


「気にしなーい、これでいいよ」


「そう?似合ってるわよlw」


帰り道、助手席でパーカーを抱えたまま思う。


(ユウキがいたら……絶対バカにされたな)


スーパーへ向かう道は少し混んでいた。土曜だから仕方ない。車の列がゆっくり進む。


そのときだった。


サイレン。パトカー。そして――救急車。


赤い光が横を通り過ぎた瞬間。


『他の転送リングを検知しました』


……え?


一瞬、世界が止まったように感じた。

次の瞬間には、すべて元通りだった。音も景色も、いつもと変わらない。


声も、もう聞こえない。心臓だけが速く打っている。


(……今のは)


(救急車……)


(まさか)


窓の外を見る。赤い光はもう遠い。


「混んでるわねー」


母の声は、いつも通りだった。


私は何も言わない。

ただ――胸の奥が冷たい。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スーパーに着き、車を降りる。深呼吸をして、バッグの中の指輪に触れる。


冷たい。現実だ。


(……気を抜くな)


店に入る。蛍光灯の光、並ぶ商品棚、パンの匂いと野菜の匂い。すべてが日常のはずなのに――


その奥に。


何かがある。


確かに“気配”があった。

???「ついに元の世界で別の世界の住人にあるのか、、」

ユウ「ドキドキ、ヒロイン?女性??かわいい?」

???「男かもな」

ユウ「チっ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ