ロイドさんとの約束
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ロイドが、ゆっくり口を開いた。
「本当に……」
その声は低かった。
だが、どこか震えていた。
「本当に、行けるのか」
私はすぐには答えられなかった。
指輪の表示は、まだ頭の中に残っている。
世界番号:248(登録済み)
だが――
それが本当にロイドの世界なのか。
そして、そこへ安全に行けるのか。
まだ何も分からない。
私は正直に言った。
「……分かりません」
ロイドは黙って聞いている。
私は続けた。
「世界番号が増えただけで、行けるかはわかりません」
倉庫の中で、静かな時間が流れた。
やがてロイドは、小さく笑った。
「それでいい」
私は少し驚く。
ロイドは腕を組んだ。
「四十年以上だ」
「今さら、数日や数年増えたところで変わらん」
その顔は、どこか落ち着いていた。
さっきまでの焦りは消えている。
「無理をするな」
私は苦笑した。
ロイドは箱を軽く叩く。
「それより依頼だ」
「あれはまだ終わってない」
私は思い出す。
「あ……荷物運びでしたね」
ロイドは鼻で笑った。
「途中で止まってる」
「報酬は払うが、仕事は最後までやれ」
私は肩をすくめる。
「分かりました」
リリィが元気よく言う。
「はこびます!」
ロイドは少し笑った。
「……頼む」
それから私たちは、残りの荷物を運び始めた。
箱は重い。
倉庫の奥から、店の裏口へ。
何度も往復する。
単純な作業だ。
だが、頭の中ではずっと考えていた。
世界番号:248。
本当にそこが、ロイドの世界なのか。
もしそうなら……
その世界にはロイドの家族がいるかもしれない。
作業が終わった頃、日が傾き始めていた。
私は額の汗を拭う。
「……終わりました」
ロイドは荷物を確認し、しばらくしてうなずいた。
「問題ない」
そして袋を取り出す。
中から銀貨をいくつか出す。
「約束の報酬だ」
私は受け取った。
「ありがとうございます」
リリィも横から手を出す。
「わたしも!」
ロイドは小さく笑い、リリィにも銀貨を渡した。
リリィは嬉しそうに握りしめる。
「やった!」
ロイドは私を見る。
「ユウ、お前を信じる」
私は少し驚いた。
ロイドは続ける。
「今すぐじゃなくていい」
「だが、もし本当にわしの世界へ行けるなら」
「そのときは頼む」
私はゆっくりうなずく。
「……はい」
ロイドはそれ以上何も言わず、背を向けて店の奥へ歩いていく。
四十年以上、この世界で生きてきた男の背中だった。
リリィが隣で言う。
「ユウ、どうするの?」
私は空を見上げた。
夕焼けが広がっていた。
「……まだ分からない」
私は左手の指輪を見る。
世界番号:248。
その世界へ行く日は、きっと――
まだまだ先だ。
だが、必ず。
私は小さくつぶやいた。
「……行くよ」
「ロイドさんの世界に」
リリィはにっと笑った。
「ぼうけんだね」
私は苦笑した。
「そうだな」
そして私たちは、ギルドへ戻るため歩き出した。
ユウ「もちろん報酬はいただきますよ??」
ロイ,「,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,あぁ、もちろんだ用意しておこう」
ユウ(その長い間はなんなんだ????)




