商店街の荷運び
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私は並べられた依頼書を一枚ずつ見た。
薬草採取、森の見回り、小型魔物の討伐。
どれも街の外だ。
私は少し考えてから顔を上げた。
「……ほかの依頼もありますか?」
ミレイが首をかしげる。
「ほか?」
私は説明する。
「できれば……都市の中でできる依頼がいいんですが」
リリィが横でうなずく。
「街の中!」
ミレイは少し考えてから、受付の下の引き出しを開けた。
「そうね……」
中から何枚か別の依頼書を取り出す。
「街の中の依頼も一応あるわ」
依頼書をカウンターに並べる。
・商店街の荷運び
・倉庫の整理
・迷子のペット捜索
・ギルド倉庫の清掃
・教会の手伝い
私はその中の一枚を手に取った。
「迷子のペット捜索……」
ミレイがくすっと笑う。
「さっき猫を連れてきた人にはぴったりじゃない?」
私は苦笑した。
「それはもう勘弁してください」
リリィも笑っている。
「また猫出てきたらどうするの?」
「俺のカバンが猫たちの宿になるかもしれませんね?」
ミレイは楽しそうに肩を揺らした。
それから別の依頼書を指さす。
「それならこっちは?」
「商店街の荷運び」
「お店の人が人手不足らしくて、冒険者を募集してるの」
私は依頼書を見た。
内容は単純だ。
店から倉庫へ荷物を運ぶ仕事らしい。
危険はほとんどない。
リリィが言う。
「これならできそう!」
私はうなずいた。
「そうだな」
ミレイが説明を続ける。
「場所は中央商店街」
「雑貨屋の店主が依頼主よ」
「半日くらいで終わると思うわ」
私は依頼書をカウンターに置いた。
「じゃあ」
「これ受けます」
ミレイはにっこり笑った。
「了解」
依頼書に印を押す。
トン。
「これで依頼登録完了よ」
そして小さな紙を差し出した。
「これが依頼票」
「終わったらまた持ってきてね」
私は受け取った。
「わかりました」
リリィが楽しそうに言う。
「荷物運びだって!」
私は苦笑した。
「まあ冒険者って感じはしないけどな」
ミレイが少し身を乗り出す。
「でもね」
「こういう依頼をこなして信用を積むのも大事なのよ」
私はうなずいた。
「なるほど」
ミレイは微笑む。
「新人の最初の仕事としては、悪くないと思うわ」
リリィが元気よく言う。
「よーし!」
「商店街行こう!」
私は依頼票をポケットにしまった。
「じゃあ行くか」
こうして私たちはギルドを出て、中央商店街へ向かった。
ユウ「俺恋愛できないかもしれん」
リリィ「もっとがんばって!りりぃ応援するから!!」
ユウ「ありがとう」
???「夢はいくらでも見ていいぞ」
ユウ「(;_;)」




