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強制異世界転移!! ~世界を繋ぐ指輪~  作者: 生家事


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55/99

教会に到着!!!

作品情報みたら、評価者一人評価してくださってました!

ありがとうございます!

嬉しい!


アイルから聞いた場所を頼りに歩くこと十五分ほど。


目的の場所――

聖リュミナ教会の孤児院が見えてきた。


石造りの建物は、遠目にも年季が入っているのがわかる。

白かったはずの外壁はところどころ色あせ、

壁の端には細いひびが走っていた。


何十年も前に建てられたのだろうか。


決して豪華とは言えないが、

それでも丁寧に手入れはされているようで、

入口の前には小さな花壇があり、色とりどりの花が咲いている。


私は建物を見上げながら言った。


「思ったより大きいな」


横でリリィも同じように見上げる。


「きょうかいって、もっときらきらしてるとおもってた」


「まあ、町の孤児院だしな」


「でもおはなあるよ」


リリィは花壇を指さして嬉しそうに言う。


「だれかちゃんとおせわしてるね」


「そうだな」


そんな会話をしながら、私は入口へ歩み寄った。


扉を開けようと手を伸ばした――その時だった。


少し離れたところから、女性の声が聞こえた。


「すみませーん!」


振り向く。


「ギルドの依頼を受けてくださった方でしょうか?」


声の方を見ると、一人の女性がこちらへ歩いてきていた。


二十代後半くらいだろうか。


柔らかそうな茶色の髪を後ろでまとめ、

細めの優しい目をした女性だ。


身につけているのは修道服。

飾り気のない服装だが、整った顔立ちがよくわかる。


どこかおっとりした雰囲気の――

思わず目を引く美人だった。


その横で、リリィが小さく声をあげた。


「きれーなおねーさん!」


……まあ、気持ちはわかる。


女性は少し驚いたように瞬きをしてから、

ふっと優しく笑った。


「まあ、ありがとう」


そして私たちの前で軽く頭を下げる。


「私はこの孤児院でお世話係をしています。

 シスター・エレナと申します」


「ユウです。こっちはリリィ」


「りりぃ!」


リリィは元気よく手を上げた。


エレナはその様子を見て、嬉しそうに目を細める。


「可愛いお手伝いさんも一緒なんですね」


「遊びにきた!」


リリィは胸を張る。


「ふふ、それは心強いですね」


エレナは軽く笑い、教会の扉を開いた。


「どうぞ、中へ」


私たちは彼女に続いて建物の中へ入った。


中は外見よりもずっと静かで、落ち着いた空気が漂っていた。


木の床は少しきしむが、きれいに磨かれている。

窓から差し込む光が、やわらかく室内を照らしていた。


そして奥には――


一体の像が立っている。


女性の像だ。


静かに立ち、

手にはさかずきを掲げている。


祈りを捧げているような姿だった。


「……あれは?」


私が聞くと、エレナは振り向く。


「聖リュミナ様の像です」


彼女は穏やかに説明する。


「この教会の守護聖人なんですよ」


なるほど。


私は軽く頷いた。


その間にも、リリィは像をじっと見上げていた。


「なんか……やさしそう」


ぽつりと言う。


エレナは少し嬉しそうに微笑んだ。


「ええ。とても優しい方だったと伝えられています」


それから彼女は私たちに向き直る。


「それでは、依頼の内容についてお話ししますね」


そう言って、ゆっくり説明を始めた。


「この孤児院には今、

 二十人ほどの子どもたちが暮らしています」


「そんなに?」


「ええ。ただ最近……」


エレナは少し困ったように笑った。


「元気すぎる子が多くて」


「なるほど」


「今日は子どもたちの相手をしてもらえれば助かります。

 一緒に遊んだり、外で見ていてくれるだけでも十分です」


横でリリィがすでにやる気満々だった。


「りりぃ、あそぶ!」


エレナはくすっと笑い、優しく言った。


「ふふ、それは頼もしいですね」


私はリリィを見ながら微笑む。

あの元気なら、きっと子どもたちも喜ぶだろう。


「では案内しますね。中庭に出ましょう」


エレナに先導され、私たちは建物の中を歩く。

廊下の先には、陽光の差し込む中庭が見えてきた――

ユウ「エレナさんきれいだなあ、、」

リリィ「ユウ!エレナさんとつきあうの?」

ユウ「い、いや,,,,そんなことは」

???「ないない、あきらめろ」

ユウ「( ;∀;)」

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