教会に到着!!!
作品情報みたら、評価者一人評価してくださってました!
ありがとうございます!
嬉しい!
アイルから聞いた場所を頼りに歩くこと十五分ほど。
目的の場所――
聖リュミナ教会の孤児院が見えてきた。
石造りの建物は、遠目にも年季が入っているのがわかる。
白かったはずの外壁はところどころ色あせ、
壁の端には細いひびが走っていた。
何十年も前に建てられたのだろうか。
決して豪華とは言えないが、
それでも丁寧に手入れはされているようで、
入口の前には小さな花壇があり、色とりどりの花が咲いている。
私は建物を見上げながら言った。
「思ったより大きいな」
横でリリィも同じように見上げる。
「きょうかいって、もっときらきらしてるとおもってた」
「まあ、町の孤児院だしな」
「でもおはなあるよ」
リリィは花壇を指さして嬉しそうに言う。
「だれかちゃんとおせわしてるね」
「そうだな」
そんな会話をしながら、私は入口へ歩み寄った。
扉を開けようと手を伸ばした――その時だった。
少し離れたところから、女性の声が聞こえた。
「すみませーん!」
振り向く。
「ギルドの依頼を受けてくださった方でしょうか?」
声の方を見ると、一人の女性がこちらへ歩いてきていた。
二十代後半くらいだろうか。
柔らかそうな茶色の髪を後ろでまとめ、
細めの優しい目をした女性だ。
身につけているのは修道服。
飾り気のない服装だが、整った顔立ちがよくわかる。
どこかおっとりした雰囲気の――
思わず目を引く美人だった。
その横で、リリィが小さく声をあげた。
「きれーなおねーさん!」
……まあ、気持ちはわかる。
女性は少し驚いたように瞬きをしてから、
ふっと優しく笑った。
「まあ、ありがとう」
そして私たちの前で軽く頭を下げる。
「私はこの孤児院でお世話係をしています。
シスター・エレナと申します」
「ユウです。こっちはリリィ」
「りりぃ!」
リリィは元気よく手を上げた。
エレナはその様子を見て、嬉しそうに目を細める。
「可愛いお手伝いさんも一緒なんですね」
「遊びにきた!」
リリィは胸を張る。
「ふふ、それは心強いですね」
エレナは軽く笑い、教会の扉を開いた。
「どうぞ、中へ」
私たちは彼女に続いて建物の中へ入った。
中は外見よりもずっと静かで、落ち着いた空気が漂っていた。
木の床は少しきしむが、きれいに磨かれている。
窓から差し込む光が、やわらかく室内を照らしていた。
そして奥には――
一体の像が立っている。
女性の像だ。
静かに立ち、
手には盃を掲げている。
祈りを捧げているような姿だった。
「……あれは?」
私が聞くと、エレナは振り向く。
「聖リュミナ様の像です」
彼女は穏やかに説明する。
「この教会の守護聖人なんですよ」
なるほど。
私は軽く頷いた。
その間にも、リリィは像をじっと見上げていた。
「なんか……やさしそう」
ぽつりと言う。
エレナは少し嬉しそうに微笑んだ。
「ええ。とても優しい方だったと伝えられています」
それから彼女は私たちに向き直る。
「それでは、依頼の内容についてお話ししますね」
そう言って、ゆっくり説明を始めた。
「この孤児院には今、
二十人ほどの子どもたちが暮らしています」
「そんなに?」
「ええ。ただ最近……」
エレナは少し困ったように笑った。
「元気すぎる子が多くて」
「なるほど」
「今日は子どもたちの相手をしてもらえれば助かります。
一緒に遊んだり、外で見ていてくれるだけでも十分です」
横でリリィがすでにやる気満々だった。
「りりぃ、あそぶ!」
エレナはくすっと笑い、優しく言った。
「ふふ、それは頼もしいですね」
私はリリィを見ながら微笑む。
あの元気なら、きっと子どもたちも喜ぶだろう。
「では案内しますね。中庭に出ましょう」
エレナに先導され、私たちは建物の中を歩く。
廊下の先には、陽光の差し込む中庭が見えてきた――
ユウ「エレナさんきれいだなあ、、」
リリィ「ユウ!エレナさんとつきあうの?」
ユウ「い、いや,,,,そんなことは」
???「ないない、あきらめろ」
ユウ「( ;∀;)」




