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強制異世界転移!! ~世界を繋ぐ指輪~  作者: 生家事


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ギルドの依頼

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朝、目を覚ます。


窓から差し込む光が、部屋の木の床を淡く照らしていた。


この世界に来て――四日目だ。


私はベッドの上で体を起こし、左手の指輪に触れる。


帰還機能を確認する。


すると、視界に文字が浮かび上がった。



【帰還機能】


充電中

現在:57%

帰還可能まで

残り 約4日



「……あと四日か」


思ったより長い。


まあ、焦る必要はない。


私は軽く伸びをしてベッドから降りた。


そのとき、隣のベッドでもぞもぞと動く気配がする。


リリィが毛布から顔を出した。

寝癖で狐耳が少し曲がっている。


「ユウ……おはよ……」


「おはよう」


リリィは目をこすりながら起き上がる。


「もうあさ?」


「みたいだな」


外を見ると、町はすでに動き始めているようだった。


「とりあえず、朝飯にしよう」


「うん!」


狐耳がぴょこんと立った。


一階の食堂に降りると、すでに何人かの客が食事をしていた。


厨房からいい匂いが漂ってくる。


女将がこちらに気づく。


「おや、おはよう」


「よく眠れたかい?」


「ええ、ぐっすり」


私が答えると、女将はにこりと笑った。


「それはよかった」


「ほら、朝食できてるよ」


リリィはすでに椅子に座っている。

狐耳がそわそわ揺れていた。


「おなかすいた」


「早いな」


私は苦笑しながら向かいに座る。


すぐにパンとスープ、それに焼いた肉が運ばれてきた。


「いただきます」


リリィは元気よく手を合わせ、すぐにパンにかじりつく。


しばらく静かな朝食の時間が流れた。


スープを飲みながら、私はふと思う。


「……そういえば」


リリィが顔を上げる。


「ん?」


「せっかく冒険者になったんだ」


「依頼でも受けてみようかな」


リリィの狐耳がぴんと立った。


「ほんと?」


「りりぃもいっしょにいきたい!」


私はうなずく。


「わかった、一緒に行こっか」


リリィは嬉しそうに笑った。


朝食を終え、私たちは宿を出た。


町の通りはすでに賑やかだ。


商人の呼び声。

荷車の音。

行き交う冒険者たち。


リリィはきょろきょろと周りを見ていた。


「にぎやか」


「そうだな」


しばらく歩くと、見慣れた建物が見えてくる。


冒険者ギルドだ。


私は扉を押して中に入った。


中は朝から多くの冒険者で賑わっている。


受付の窓口は三つほど並んでいたが――


一つだけ、妙に空いている。


そしてそこには。


小さな茶色いアヒルこちらを見ていた。


「……」


私は思わず小さくため息をつく。


(やっぱり、あそこか……よし、行こう)



「アイルが仲間になりたそうにこちらを見ている」

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