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64.魔法武術大会~マリとルカ

「私、全力で行くからね」


「・・・・私も全力でいく・・・」


幼馴染でずっと一緒にいた仲良し二人が、これから魔法を使って戦う。

なんとも・・・どっちを応援したらいいのか・・・・


「二人とも頑張るのね!死んだら私が回復するのね!」


なんとも、オッかないことを言っているオリビア先生。


「先生!どっちを応援したらいいのですか!?どっち!?」


「お前がうろたえてどうするのね!黙ってみとくのね!」


「味方同士の試合は見たくないですね!ってか、次の試合俺とミーアじゃないですか!」


「今頃何を言ってるのね!!静かにするのね!!!」



試合が始まった。


二人とも無詠唱で魔法を発動させた。


「ファイアーボール!!」

「アイススピアー!!!」


炎と氷がぶつかりあって、一瞬で二つとも蒸発した、霧がサークルを包み込む。

霧でサークルが見えなくなり、炎と氷の破片が飛び交い、破片だけが見えた。


しばらくすると、霧が収まってきた。


「次はとっておきの行くよ!」

「・・・私もとっておきの行くよ・・・」


また無詠唱で魔法を発動させる、今度は二人の足元に大きな魔法陣が精製された。


「インフェルノファイア!!!!」

「絶対ゼロ度クリスタルボール!!!!」


サークルの真ん中でぶつかり合う、炎と氷の化け物。


「先生!恐ろしい魔法ですね!!」


「あぁ、努力の賜物なのね」


「でも・・・なんか危なくないですか・・・・?」


「そうなのね・・・防壁魔法を重ね掛けするのね!」



サークル中央でぶつかり合う、炎の化け物と氷の化け物、動きはなかった。


「やるわねルカ!これならどう?」


炎のドラゴンが二つに分裂して、上部からルカへと襲い掛かる。


「・・・・予想通り・・・」


氷のドラゴンが二つに分裂して、上部からマリへと襲い掛かる。


二つの魔法の着弾は同時だった。


ドーム型の防壁魔法内に衝撃波と爆風が物凄い勢いで嵐が起こる。

これらが最後の魔法だと分かった。



「先生!どっちが勝ったんでしょか!?」


「なんとも言えないのね!実力は両方とも同じなのね!黙っているのね!」




しばらくすると、防壁魔法内の嵐が収まってきた・・・・




二人とも魔法は発動させていなかった、煙の中立っていたのは、二人ともだった。

しかし、ピクリともしない。

レフリーが確認のために、二人の元へと向かった。


手を大きく交差させるレフリー


「同士討ち!ドロー!!!!」


歓声に沸き立つ場内、気を失ったままタンカーで運ばれる二人。

泣きながら拍手を送る俺。


「よくやった!!立ったまま気を失ってるなんて!ラ〇見たいだ!」


俺と先生は、二人が運ばれた医務室へと急いだ。





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