表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/219

63.魔法武術大会~準々決勝

「言いたいことだけ言って帰ったわね!」


怒りが込みあがってるのか、顔を真っ赤にしているマリ。


準々決勝1回戦は、ミーアとAクラスの誰か知らない人、とてもミーアの相手になるはずもなく、決着は一瞬で決まった。

そして2回戦は、知らない人同士の試合だったが、これが凄い泥試合で、制限時間30分をフルで使い、最後はじゃんけんで勝敗が決まった、居眠りしている人もいたぐらいだ。

3回戦が、いよいよ俺と二コラ令嬢の試合となった。

二コラが入場すると悲鳴に近い歓声があがる、凄い人気のようだ、スタンドに向かって挨拶をする令嬢、キャーキャー言われている令嬢。


「凄い人気じゃないの、ご令嬢」


次は俺の入場だったが、これがまた酷いほどのブーイングだった。

死ねとか、平民とか、馬のフンとか言われたい放題、最初は泣きそうになってたけど、そのうち気持ち良くなってきた、それではヒールを演じてみますか!



二コラの持っている杖は、どの生徒の杖よりも凄いとわかるモノだった。


「カイ!あの杖はクロヌ・ワンドっていうのね、魔力を数倍まで跳ね上がる杖なのね」


「え!!!?ワイド!?」


令嬢への歓声で何も聞こえなかった。


「さすが、先生ね、この杖を知っているなんて、まぁそんなこと知ったろころでもう終わりなんだけどね、ねぇ、平民、棄権するなら今のうちよ」


「え?なに?距離があるんで、声張ってもらいます!!!?」


令嬢への歓声で何も聞こえなかった。


「ほんとふざけてる」



「はじめ!」

準々決勝三回戦が始まった。


「え!!?なに!?始まったの!!?」


令嬢への歓声で何も聞こえなかった。


俺の目の前を火の玉が通り過ぎる。


「よく避けたわね!でも、次は外さない!」


「え!!?何!?聞こえない!?始まってるの!!?」


令嬢への歓声で何も聞こえなかった。


「審判!!!始まってるの!!!?え!!?聞こえないって??」


今度は、氷の塊が俺の足元へと飛んできた。


「危ないって!!、え?始まってるの!!?」


令嬢への歓声で何も聞こえなかった。


しばらく、そんなことを繰り返していると、令嬢の魔法が止んだ。




「はぁ、はぁ、はぁ、やるわね・・・私の攻撃魔法をすべて避けるとわ・・・」

 (どうも魔素が切れたみたいだ。)


「え!!?なんっスか!?全然聞こえないって!声張って!!!!」


令嬢への歓声で何も聞こえなかった。




俺が知らない間に、試合が終わっていた。

令嬢の魔素切れにより棄権となった。


二コラご令嬢は泣いていた。

なんで泣いてるんだろう・・・。


サークルを去るときのブーイングは凄い事となった。



「ゆるさんぞ!平民め!」

ひそかに闘志を燃やすグレーンだった。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ